~人里~
ザッザッザッ…
麟「ふい~…ようやく新年の挨拶をし終えたぞ~?」
一体、何人に新年の挨拶をしたのだろうか?1日で回るにはあまりにも多すぎる量の場所を気合で回り切ったのだ。
麟「あれ…でも月の都で、サグメに会ってないような…?」
麟はふと思い出した。
月の都で、サグメの姿を一度も見ていなかったという事に。
麟(…てことは地上のどこかに居るのかな?)
ザッザッ…
と考えながら帰路についていると
~喫茶店~
カランカランッ♪
『またのご来店をお待ちしておりま~す!』
サグメ
「ふう…ここのガトーショコラはいつ食べても美味だな」
麟「あ、サグメ!」
サ「(ビクゥ!?)そ、その声は…麟さん…!?」
偶然通りかかった喫茶店の中から、サグメが退店したのを発見。
麟「お・ま・えぇぇぇぇぇぇっ!月の都で1回も姿を見ないからどこいるのかと思ってたら、地上でティータイムかよ!?初めて会った時はあんなに『地上は汚らわしい!』スタンスを取っていたお前がぁっ!?随分と地上に染まってんなぁこの野郎!!」
サ「ち、地上の食物が美味しすぎるのがいけないんですよ!」
麟「開き直んじゃねぇ!w でもお前が地上を好きになってくれてちょっと嬉しいよ!」
サ「あ、忘れてました。新年、あけましておめでとうございます」 ペコリ
麟「あ、これはこれはどうもご丁寧に。新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い…って話を逸らすんじゃねぇ!!」
サ「何故バレた!?」
麟「ほら、博麗神社に行くぞ!!」 ズリズリ
サ「[ズリズリ]えぇぇぇぇぇぇっ!?この後もう一店舗行こうかと思ってたのにぃぃぃぃっ!?」
麟「いつでも来れるだろうがぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
う~ん、新年早々このドタバタ感…世界よ、これが幻想郷だ。
~博麗神社~
霊「…で、サグメを誘拐してきたと」
麟「YES!!」
サ「お、お久しぶりです…」
霊「あんたも大変ね…麟に目をつけられるなんて」
サ「あはは…」
麟「あ、今日の晩御飯何にする?」
あ「(ヒョコッ)すき焼きの予定ですよ!」
麟「ほぉぉぉぉ…んじゃサグメも食ってけ、美味いから」
サ「すき焼きって…何ですか?」
霊「…なんて言えばいいんだろ、牛肉とかお野菜を甘じょっぱいタレで煮込んだ鍋って感じかな?」
サ「チョットワカラナイ…」
麟「見れば分かる、ほら行くぞ~」
サ「あ、はい」
~居間~
グツグツグツグツ…
サ「ほえ~…これがすき焼き鍋…!」
麟「ふと思うけど、朝から雑煮で夜はすき焼き鍋…胃が壊れそうだな」
針「胃薬飲めば?」
麟「だな」
霊「…そろそろ良さそうね」
麟「じゃあ皆手を合わせて…」
パンッ!!
5人
『いただきま~す!!』
サ「(パクッ モグモグ…)…美味しい!!甘じょっぱいタレがなんとも言えない味で…そのタレが沁み込んだ野菜やお肉が美味しいです…!」
霊「(モグモグ…)本当に月ってなんも無いのね、その反応を見る辺り」
サ「あはは…お団子と桃で大体事足りるので」
麟「あれ?今日月の都行った時、レイセンの奴がお茶を出してくれたけど…あれってなんなんだ?」
サ「ああ…ここ最近は地上との交流を深めようという事で、まずは飲料系から月へいくつかの種類を輸入しているのですよ」
麟「なるほどな…」
針「(モグモグ…)ねえあうん、麟達が何の話をしてるか分かる…?」 ヒソヒソ
あ「(モグモグ…)いいえ、全く分かりません…」 ヒソヒソ
針「だよねぇ…」
霊「あ、そうだ…ねえ麟、鍋の〆は何が良いかしら?」
麟「〆?う~ん…俺はうどんが良いな」
霊「じゃあ、うどんにしましょうか」
サ「〆…って?」
麟「肉の旨味や野菜の旨味が沁み込んだ汁を最後まで美味しく頂く、最高の方法だよ」
そしてある程度鍋の中を食べ進め、大体の具材を食べきったタイミングで…
霊「うどんを投下!」
ボチャンッ
サ「なんですか?この白い紐みたいなのは…」
麟「食ってみろ、飛ぶぞ」 スッ
・うどんをよそってサグメへ
サ「で、では…(ズルズルズル…)んん…!?(モグモグ…)な、なんですかこれ!?美味しい!!」
針「(チュルンッ)んふふ♪やっぱり〆はこれだよねぇ♪」
あ「卵雑炊もイケますけど、こっちも私は好きです!」
霊「〆にうどん…最高ね!」
サグメも緊急参加ですき焼き鍋を突き、〆のうどんまで完食!
サ「く、苦しい…っ!!」
霊「今日はもう遅いから、泊っていきなさいよ」
サ「そ、そうさせてもらいます…」
てか…茨歌仙編長くね?何話書いてんだこれ。