ガヤガヤ
『南無南無…』
『今年も平和に過ごせますように…』
新年の醍醐味といったら、初詣!博麗神社にはそれなりの参拝客が訪れていた。
華「まあ…それなりに参拝客は来ていますね」
霊「逆にこのくらいの方がありがたいわよ」
あ「ようこそおいでくださいました♪どうぞゆっくり参拝していってくださいね〜♪」
針「お守りや御朱印、おみくじはこちらで~す♪」
針妙丸とあうんも博麗神社のお守り売りや参拝の案内を手伝っており、それなりに忙しい状態ではある。
霊「針妙丸もあうんも、わざわざ手伝ってくれてありがとうね?」
あ「いえいえ!私は博麗神社の狛犬ですから!」
針「私は、いつも神社に住まわせてもらってるお礼だよ!」
霊「なんだか、そう言われると嬉しいわね…///」
ガラガラガラ…
麟「うん…?」
博麗神社の敷地内に、聞き慣れない音が聞こえて来た。
萃「はっはっはっ~!私が来た!!」
麟・霊
「「萃香!?」」
萃「よう、お2人さん♪」
音の正体は、なかなかにデカい寸胴鍋をカゴ台車に乗せて博麗神社にやって来た伊吹萃香であった。
萃「あどっこいしょ!」
ドスンッ!!
霊「ちょちょちょ!?そのデカい寸胴鍋は何よ!?何持ってきたのよ!」
萃「甘酒だよ、あ・ま・ざ・け♪」
麟「甘酒?萃香お手製の?」
萃「そうさ!」
パカ…
フワァァァァ…
子供
『(クンクン…)なんかいい香りがする!』
母親
『甘くていい香り…何かしら?』
博麗神社境内に香る、甘酒のいい香り…。
ザワザワ…
『甘酒1つ!』
『こっちは2つ!』
『こっちも1つくれるかしら?』
ズラァァァァァァァァァァァァッ…!
萃「はいはい!そんな慌てなくても順番に渡すから、ちゃんと並んでくれ~♪」
瞬く間に萃香お手製の甘酒には長い長い列が出来上がっていた。
霊「ちょっと萃香、勝手にうちで商売しないでよ」
萃「売り上げの半分は収めてやっからさ♪」
霊「はぁ…仕方ないわね…」
華「…本当は『賽銭が増えてラッキー♪』とか思ってないかしら?」
霊「ナンノコトカサッパリ」
華「図星ね…」
麟「てか気になったけど、こんなに甘酒を求める客がいたら…足りないんじゃないのか?」
萃「そこは安心してくれたまえ!とっておきの助っ人を呼んでいるからねぇ」
麟・華
「「助っ人?」」
カラン…カラン…カラン…
霊「ゲッ…」
華「この下駄音は…」
ザッ!!
勇「あたしが来たぁっ!!!」 ババンッ!!
霊・華「「デスヨネ~」」
星熊勇儀参戦!
萃香の言っていた助っ人とは勇儀の事だったのである。
麟「萃香が言ってた助っ人って勇儀だったのか」
勇「ああ、甘酒の在庫が減ってきたらすぐ追加できるように…あたしが来たってわけさ。麟、改めまして…あけましておめでとう♪」
麟「あけましておめでとう♪」
霊「神社に鬼が2人も揃うの…なんかヤダ」
萃・勇「「今に始まった事じゃないだろう?」」
霊「うっさい!」
華「はぁ…」
相変わらず、博麗神社は人間より妖怪が集まりやすい。
タッタッタッ…
菫子
「麟~!霊夢っち~!」
麟「あ、菫子だ」
ズザザザァァァァッ!!
菫「あけましておめでとう!」
霊「あけましておめでとう、菫子」
麟「今年もよろしくな」
菫「ええ♪あ、初詣しないと!」 シュタタ~ッ!!
麟「…忙しそうだなあいつ」
菫子は雑に新年の挨拶を霊夢と麟に送ると足早に境内へ向かい、初詣へと向かった。
ガシャガシャガシャ…!!
・おみくじを漁る
菫「大吉来い…!大吉来い…!」 バッ!!
ペラッ
〖末吉〗
菫「oh…shit…!!」
菫子、今年の運勢は微妙そうだ…。