~博麗神社~
スタスタスタ
華「さてさて…今日も今日とて霊夢の様子でも見に行きますか」
いつもの霊夢監視という任務を今日もこなすために、華扇はいつも通り博麗神社へと訪れていた。
フワン…
華「あら…(クンクン)香ばしい香りね…」 チラッ
博麗神社へ着くと早々に、どこからともなく香ばしい香りが漂って来ていた。その香りがする方へと視線を向けると…
モクモク…
華「…へっ!?」
博麗神社の台所辺りから煙がモクモクと出ていた。
華「ま、まさか火事!?」 ダーッ!!
急いで博麗神社の台所に急行し、現場確認をしようとするも…
華「(チラッ)けげっ…!?(キキーッ!!)こ、これは…!」 プルプル…
ある物を見つけてしまい、扉の前で急停止してしまった。その物とは…
華「「お、鬼除けの鰯の頭と柊の葉ですってぇぇぇぇぇぇっ?!」」
鰯<クサイヨ!!
プ~ンッ…
鬼除けで玄関などに飾られる鰯の頭だった。
ガラガラッ
麟「うっせぇな!?って華扇じゃんか」
華「あ、麟…!」
扉の前がギャーギャーとうるさいので、誰が騒いでいるのか確認するために扉を開けた麟とバッタリ目が合った。
麟「おっす華扇、寒いから早く中入れよ」
華「え、ええ…分かってはいるんだけど…」
麟「…なにしてんだ、早く入れよ。こっちも寒いんだよ」
華「そ、その…」
麟「あ?」
華「そこの鰯を…どけてくれないかしら」
麟「鰯?(チラッ)ああ、これか」 ガシッ
華「!?」
麟「ほれ、取ったぞ」 ブンブン
華「…!(ゾワッ)やめて、近づけないで!生臭さが移る!!」
華扇は鰯の頭に異常なほどの拒絶反応を示した。
麟「…なんでそんなに拒絶する?」
華「わ、私は鰯の生臭さが苦手なのよ…!」 アタフタ…
麟「(ニタァ…)ほれほれほれ!!」 ブンブン!!
華「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
麟は鰯の頭が苦手だという華扇の言葉を聞き、いたずらごころが芽生えてしまった。
ダダダダダダダダダダダ!!!
麟「待ってくださいよ仙人様~!w」 ブンブン!!
華「そんな物を持って私に近づくなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
麟「ほれほれ~!大好きな鰯の頭ですよ~!!w」
華「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
麟による鰯の頭で追いかけっこが、何故か博麗神社の境内で始まってしまった…が
バンッ!!
霊「「いつまであんたは華扇と遊んでんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」
バギィッ!!!
麟「「あんぎゃあぁぁぁああああぁぁぁあぁぁっ!!!」」
麟が華扇を追い回して遊んでいる事に気が付いた霊夢が、麟に怒りの鉄槌をお見舞いした。
…何気に、麟が頭をぶん殴られる側に回るのは珍しい事ではないのか?