麟「くかー…すぴー…」
霊「お疲れ様…♡」 ナデナデ
・膝枕中
魔「…ムスーッ」
華「…はぁ」
大勢の妖怪と怨霊を消し炭にし終えた麟は、霊夢の膝枕でぐっすりと眠りについていた。
新年から1ヶ月過ぎた2月でも2人のイチャイチャを見る羽目になるとは…。
魔「…にしても麟の奴、凄いの見てくれたなぁ」
華「あの量を一撃で吹き飛ばすだなんて…非常識極まりない…」
霊「麟は非常識くらいがちょうどいいのよ♡」 ルンルン♪
華「霊夢…貴女って彼の事になると、なんでも許しちゃうでしょ…」
霊「そうだけど、何か?」
華「少しくらい問題視しても良いと思うのだけど…?」
魔「また映姫に怒られるぞ?霊夢」
霊「そんなもんドンと来いよ!」
魔「…なんでそんなに肝が据わってんだ」
華月麟というバフは、閻魔へ対する恐怖すら忘れ去ってしまうのだろうか?
霊「り〜ん〜♡」
麟「…ん?(ムクリ…)んだよ…また雑兵共が来たか…?」 シパシパ
霊「ただ呼んだだけよ♡」
麟「そっか…(ノビーッ…)はてさて、結局…霊夢の封魔針はどうすんだ?」
魔「いらないんだったら私にくれよ!」
霊「別にあげてもいいけど、せめて除霊にしてからにしてね?何が取り憑いてるか分からないし…」
魔「やったぜ!」
華(除霊したら、ただの針も同然だと思うけれど…)
麟「でも捨てるなら、新調しないとな」
霊「でもどこで?」
麟「うーむ…」
ガラッ!!!
麟・霊・魔・華
(ビクゥ!?)
霊夢の使い物にならなくなってしまった封魔針をどうするか話し合っていると、突然居間の襖が思い切り開いた。
小傘
「はいはいは〜い!話は聞きましたぞ!」
麟「こ、小傘!?」
妙にハイテンションの小傘が、襖を思い切り開けてご登場だ。
霊「何、また麟に消されたいの?」
小傘
「もうご勘弁を!?というか…今日は最初から襲撃しに来たわけじゃないんだよ?」
麟「お前にその意思があろうが無かろうが、怨霊達と一緒に来た時点でギルティだ」
小傘
「わおなんて残酷」
魔「良いから、何しに来たか要件を言えよ小傘」
小傘
「おお、すっかり忘れかけてた。その針、新調するって言うなら私に任せて欲しいの!」
霊・魔
「「お前にぃ…?」」 ジロリ
小傘
「こ、こう見えて鍛冶が得意なんだよ私!」
麟「あぁ、忘れてた!?そういやあの相談以降、そっちの件はどうなんだ小傘!」
小傘
「ふっふっふ…毎日お腹いっぱい!」 ピース!
麟「very good!!!」 グッ!
<キャッキャッ♪
霊・魔・華
(な、何の話で盛り上がっているのか分からない…)
麟がお悩み相談教室を開いていた時の話だから、3人共知らないのは無理もない話だ。
麟「んじゃ早速、小傘の腕を見せてもらうとしよう。(スッ)ほれ頼む」
小傘
「任されました!」
早速、小傘の鍛治腕を試してみることに。
トンテンカンテンオリャーッ!!
~数分後~
小傘
「出来ました!」
ズラァッ…!!!
霊「…うっそぉ?」
魔「マジかよ!?」
華「これは凄い…」
キラキラァ☆
どれもこれも曲がり、かなり劣化が進んでいた針達は小傘の手によって新品のように生まれ変わっていた。
小傘
「わちきの腕は本物でしょう?」
麟「パーフェクトだ小傘…!」 グッジョブ!!
小傘
「感謝の極み♪」
霊「ま、まさかあんたにこんな特技があるなんて…」
小傘
「ちゃんとした注文もしてもらえれば、それなりの針を拵える事も出来ますよ♪オーダーメイドってやつですね」
華「貴女…最初からこれをするつもりで神社に?」
小傘
「その通り!そもそも今日に一つ目妖怪が出る理由はですね…元々一つ目妖怪は鍛治をする妖怪だからなのです!」
魔「なるほどなぁ…そりゃ凄い」
麟「つまり、自分の鍛治腕を広めたい為に神社に来たのか?」
小傘
「そのつもりだったんだけど…妖怪の性には逆らえませんでした☆」
麟「…(汗)」
霊「…最初からそう言ってくれれば、麟に退治されなかったのに」
小傘
「えへへ…」
華「…何か企んでる訳では無いわよね?」
小傘
「まっさかぁ?だって博麗神社で悪さなんかしたら、霊夢さんが退治に来る前に麟さんが来ちゃいますもん」
魔「あっはっは!それもそうだな!」
小傘
「妖怪や怨霊内では『華月麟が来たら死を覚悟しろ』って言われてますからね」
麟「そりゃ良いね。その噂が広まれば、妖怪共と動きが抑制されるだろ」
華「…なんだか複雑」
霊「とにかく!これで封魔針の修繕や仕入れ方法も決まった事だし、早速契約と行きましょう」
小傘
「本当に!?わぁい!」
魔「妖怪鍛冶屋…神社としては良いんだろうか?」
華「普通に考えて…ダメじゃない?」
麟「害があるどころか、こちらに協力的なんだから良いだろうよ」
霊「明日までに300本って作れるかしら?」
小傘
「お任せを!」
霊「出来るの!?」
こうして、霊夢は〖多々良小傘〗という専属の鍛冶屋を手に入れる事に成功。小傘も小傘で新しい生き方を見つけ、嬉々として霊夢の注文をこなしていく事になった。
〜翌日〜
小傘
「ご注文の封魔針、300本で〜す♪」
霊
「凄い…本当に1日で来ちゃった。あ、これは代金よ」
チャリーンッ¥
小傘
「毎度あり!」
しかも即製作する割に高品質、これは人間の腕ではなかなか出来ない技術である。
麟「(スタスタ)よぉ小傘、精が出るね」
小傘
「えへへ〜♪…でも、妖怪としてどうなんだろ?」
麟「そこは考えたらダメなやつ。あ、いつか俺も何か注文してもいいかな?」
小傘
「もちろん!ご希望の物、作れる範囲ならなんでも作りますよ!」
麟「そん時は頼むよ」
これから彼女は鍛冶屋としての腕を磨き、その噂はたちまち幻想郷中に広まるだろう。
小傘の鍛治屋としての腕は
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最高峰
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アマチュア
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凡人