カポーンッ…
麟「はぁぁっ…やっぱり肉体を酷使した後は、風呂に限るよなぁ♪」
皆のバレンタインチョコを無事に用意出来た麟は晩御飯は食べた後、1日の疲れを絞り取る為に一番風呂をじっくり堪能していた。
麟「(チャプッ…)今まで色んな所のお風呂に入ってきたけど…紅魔館のお風呂は博麗神社の次に落ち着く場所だな。あ…でも紫さんの家のお風呂も捨て難いなぁ…」
ガララッ
レミィ「あら…我が紅魔館のお風呂が1番じゃないだなんて、心外ね?」
麟「レミィ!?な、なんで風呂に入って来てんだよ!?」
チャプッ…
レミィ「貴方と入りたかったのだけれど…ダメだったかしら?」 ギュ…
麟「いや…悪いとは言わないけど、後が怖くて…」
レミィ「後が怖い…?」
ガララッ
パチェ「レミィ、抜け駆けはズルいわよ」
こあ
「お風呂お風呂〜♪」
美「お、お邪魔しま〜す」
麟「…ほれ見ろ」
レミィ「むぅ…」
彼の予感は見事に的中。他の少女達も『麟と一緒に入りたい!』という事で、レミリアの後に続々とやってきた。
パチェ「貴方とお風呂に入るのは、天界以来ね」 ギュ♡
麟「そ、そうだな…」
レミィ「むーっ…」 ジトーッ…
パチェ「レミィ…そんな目で私を見ても、私は出ないわよ」
レミィ「パチェに麟は渡さないわよ?」
パチェ「そのセリフ、そっくりお返しするわ?」
バチバチバチィッ…!!!
美「あ、あららぁっ…?」
こあ
「麟さんも災難ですね…」
パチェ「いや…なに『私達は蚊帳の外〜』みたいな反応してるのよ。貴女達だって麟とお風呂に入りたいが為に着いてきたくせに」
美・こあ
「「ギクゥ!?」」
麟「お前らさん!?」
レミィ「あら、貴女達が?珍しいわね」
美「わ、私達も麟さんの事が…///」 テレテレ
こあ
「好きなので…///」 テレテレ
パチェ・レミィ
「「ふーん…?」」
麟「あれ…?フランと咲夜は?」
レミィ「そういえば、あの2人だけ来てないわね?」
美「ああ、咲夜さんと妹様なら台所で何かしてましたよ?」
麟・レミィ
「「台所?」」
~台所~
一方、台所では
咲「次に、焼いた際にちゃんと生地から蒸気が抜けるようにフォークで小さな穴を開けてください」
プスプスプスプス…
フ「こ、こんな感じでいいの?」
咲「はい♪上出来でございます♪」
フランが咲夜から、生地が上手に焼ける方法を教わりながら何かを作っていた。
実は十数分前の事…
フ『(ヒョコッ)さ、咲夜…』
咲『妹様?彼ならお風呂に入りましたよ?』
フ『ううん…ここに来た理由は、咲夜に教えて欲しい事があるからなの…』
咲『私に教えて欲しい事…?なんでございましょうか』
フ『その…(モジモジ)わ、私にでも作れるスイーツを教えて欲しいの…!』
咲『妹様でも作れる…スイーツをですか…?』
フ『お兄様…明日のバレンタインデーっていう日の為に、皆のチュコをずっと作ってたんでしょ?…私もお兄様の為に、何か作れたらなって…』
咲『フッ…そうですか。では、まずは妹様が兄君に作りたいスイーツを決めましょう。なにが作りたいですか?』
フ『えっと…最近、天狗の新聞で見たアップルカスタードパイっていうスイーツが作りたい!』
咲『なるほど…アップルパイでございますね?アップルパイは、スイーツの中でもかなり難しい部類のスイーツ…妹様、最後まで諦めずにやり遂げるご覚悟はありますか?』
フ『うん…!』
・即答、迷い無し
咲『即答でございますか…良いでしょう、咲夜も頑張って妹様のサポートをいたします!』
フ『お、お願い!』
という事があった。
理由としては、麟がつまみ食い虫達の為に作っておいたチョコに触発され、フラン自身も彼の為にバレンタインスイーツを作りたいと咲夜に頼み出たのだ。
トロトロ…
フ「ねえ咲夜、この濾すっていう作業…何回も繰り返しやらないとだめなの?」
咲「何回も根気よく濾す事で、カスタードの口当たりが良くなります。それに…手間をかければかけるほど、彼に喜んでもらえるアップルパイが出来るのです」
フ「なら頑張る…!」
咲「ふふ♪」
果たして…フランお手製のアップルパイは、無事に完成させる事が出来るのか?