華月麟の幻想記   作:華月麟

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黄泉竈食(よもつへぐい)

黄泉竈食…!

 

 

冥・界!黄泉・黄泉・黄泉…!

 

 

 

 

 

『花見をしよう』と白玉楼の主・幽々子さんに誘われた俺は、屋敷の中を案内してくれる幽々子さんに着いていきながら歩いていた。

 

麟「随分と広いんだなぁ…誰かしら居ないと迷子になりそうだよ」

 

幽「ふふっ♪大丈夫よ、いざとなったら私や妖夢が行きたい所まで案内してあげるわ♪」

 

麟「そりゃありがたいよ〜」

 

幽「さぁ、ここが桜を楽しめる場所よ。貴方も隣に座って?」

・桜がよく見える縁側に座る

 

麟「はーい」

・幽々子の隣に座る

 

幽々子さんの言った通り、桜がよく見える。目と鼻の先に美しく咲き乱れた桜を眺められるなんて、かなりの特等席だ。

 

麟「綺麗だなぁ…」 ウットリ

 

幽「でしょ?紫が来る時もよくここで花見をするの♪」

 

麟「へぇ?」

 

流翠さんの言った通り、幽々子さんと紫さんはとても仲のいい友人関係なんだなと改めて認識させられる発言だ。

…あの人の交友関係、俺は全く知らないんだよな。今度、俺でも仲良く出来そうな人とか妖怪を紹介してもらおうかな?

 

妖「お茶と茶菓子をお持ちしました」 スタスタ

 

幽「待ってました♪」

 

麟「おお…」

 

妖夢が持ってきた茶菓子とはまさかの三色団子!花見にピッタリの食べ物と言えるね。

 

 

ドッサリ☆

 

 

…ていうか、気のせいだろうか?

 

麟「…量多くね?」

 

幽「え、そうかしら?」

 

妖「白玉楼で出す茶菓子は、このくらいの量が普通ですが?」

 

麟「え?」

 

え、まさかのこの何十本もあるのがデフォルト!?白玉楼ではこれが当たり前の量なのか!?

 

麟「こ、こんなに食えないよ俺」

 

俺が少し困惑しながら言うと

 

妖「大丈夫ですよ、幽々子様がほとんど食べてしまうので」

 

と、返答が帰ってきた。大食いクイーンかなんかかよこの人!?

 

麟「随分沢山食うのにその体型…羨ましいな」

 

あ、女性に対して体型の話をしてしまった。殺されるかも。

 

幽「あら…私の身体が気になるの?」 ハラ…

・少し服をはだけさせ

 

妖「…」 チャキッ

 

麟「違う違う!そういう意味じゃなくて、こんなに食べるのに体型維持出来るのが凄いって話だからね!?妖夢も勘違いしないで!?俺は身体の事とか興味無いから!!」

 

殺されかねないので全力で否定させてもらった。

 

幽「妖夢、麟を怖がらせちゃダメでしょ?」 パクッ モグモグ

 

妖「す、すみません…異性と絡むのがいかんせんあまりにも無いものですので…」

 

麟「い、いや俺こそ変な事言ってすみませんだよ」

 

女性と話す時は、細心の注意を払って話さないと首が飛ぶな。

 

幽「麟、あーん♪」

 

幽々子さんは俺に団子を食べさせようとしてくれている。わぁ、甘やかされてるぞ俺。

 

麟「あーん(パクッ) んまっ!この団子美味いよ!」 モグモグ

 

妖「お口に合って何よりです」

 

幽「ふふふ…」

(計画通りに事が進んでいるわ…)

 

幽々子さんが笑顔でいるのは嬉しいのだか、今の幽々子さんの笑顔は…どこか怖いものを感じる。

 

麟(…少し胸騒ぎがするけど気のせいだよね?)

「はい、妖夢もあーん♪」

 

妖夢にあーんを挑んでみた。

 

妖「へっ!?あ、あーん?///」 パクッ モグモグ

 

あ、妖夢の奴ノリがいいぞ?

 

幽「むぅ…私にはしてくれないのかしら?」

 

麟「幽々子さんもあーん♪」

 

幽「あーん♪」 パクッ

 

そんなこんなで俺達は花見を楽しみながらお茶会をほのぼのとしていた。

 

 

 

~冥界~

 

 

霊「はぁ…はぁ…なんだか怨霊達が多いわね!?」

 

結界を破壊し、冥界へと侵入する事に成功した私達は次の問題に直面していた。今度は、怨霊達が白玉楼への行く手を阻んでいるのだ。

 

紫「これも幽々子の策略ね…一気に片付けるわよ!」

 

藍「はい!紫様!」

 

霊「言われなくても!」

 

 

こんな所で止まっている訳にはいかないのよ…!

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