幻想郷も遂に冬が明け…
リリーホワイト
「はぁぁぁるでぇぇぇぇすよぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!♪」 ピューンッ!!
ラルバ
「遂に冬が明けたぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!♪」 ピューンッ!!
冬が明けるのを心待ちにしていた妖精達が元気よく、幻想郷の空を舞う。
そして冬が開けた事で…
レティ
「私の時代が終わった…またしばらく引きこもり生活…」 ズーンッ…
チルノ
「あ、もう肌が少し焼けちゃってる!?」
1人は、幻想郷が冬になるまで居場所を失い…もう1人はまだ夏でもないというのにもう肌が焼けていた。
流石幻想郷、美しくも残酷な世界だ…。
~華扇の屋敷~
ポカポカ…♪
小町
「いやぁ…遂に冬が明けてサボり日和の季節になったねぇ〜♪」 ノビィー…
華「…懲りずにまたサボりに来たのね貴女。確か…前回サボりに来た時はガッツリ上司にバレて怒られたんじゃなかったかしら?」
小町
「映姫様の説教4時間ぶっ通しは、流石のあたいも効いたね〜♪死神のあたいが三途の川を渡って裁かれるところだったよ」
華「けどその様子じゃ、まっっっったく反省してないみたいね…後で閻魔様に報告しておくわ」
小町
「やめておくれ!?」
死神の小町は相変わらず、華扇の屋敷をサボり場スポットとして活用しているようだ。仙界は閻魔や賢者(八雲紫、摩多羅隠岐奈は除く)でもそう簡単に行ける場所では無いので、小町はそこに目を付けたのだろう。
華「それはそうと、貴女がここに来るのはなんだかんだ久しぶりだったような?地獄で何か大きな事でも起きたの?」
小町
「ん?あぁ、実は地獄の組織がかなり揉めててね…大きな組織改革が始まりそうなんだ」
華「それは…司法の方で?」
小町
「いや…もっと気性の激しい奴等の方だよ」
華「あ…鬼神共の方ね…ふふ、あんなならず者共にまともな組織が組めると思う方がどうかしてると思うけど?」
小町
「はは…そりゃ言えてるね」
華「大方…鬼神共の自治権範囲が広くなり過ぎて内戦状態といったところでしょ?」
小町
「んな事…あたいは知らんよ。にしてもあんた…」
華「ん?」
小町
「「どうしてあたいより地獄の事情に詳しいのかな?というよりは…地獄の鬼共に詳しすぎないかい?」」
華「…どうしてって、仙人くらいにもなればその程度の事を知るのなんて、造作も無いことよ」
小町
「あ、そうなのかい?そりゃ納得」
華(こいつが馬鹿で助かったわ…)
小町
「しっかし、もし上が変わったらあたいら末端の仕事の監視がより厳しくなるかもしれないな…となればサボれるだけサボらんとな」
華「だーめだこりゃ…」
と、小町と何気ない会話を続けていたが…
狼
『アォォォォォォォォォォォンッ!!!』
華・小町
「「!?」」
華扇のペットが、侵入者が屋敷に入ったと警告の遠吠えを鳴き始めた。
華「誰かここに侵入した…!?まさか…貴女の後を付けてきた者が!?」
小町
「…すまん、そこまで警戒してなかったから」
華「もしかして…マズい状況…!?」
華扇が慌てふためいていると…
天子
「「あーっはっは!ここは雨も風も強烈な日差しすら無い、まるで天界みたいな場所じゃないか!」」
ヒュゥゥ…スタッ
小町
「ゲェッ…!?あ、あいつは問題児の…!」
華「あ、あの宴会の主催者だった…!」
華・小町
「「天界の山猿!!!」」
天「誰が山猿だゴラァっ!!!」
天界の厄災山猿こと、比那名居天子が華扇の屋敷はやってきた!