永琳の診察から翌日
ヒューン…スタッ
妖夢
「霊夢が倒れたって…これは一大事だ…!」
ヒューン…スタッ
幽々子
「妖夢ちゃ〜ん?そんなに慌てても霊夢は目を覚まさないわよ〜?」
妖「わ、分かってますよ…!というか幽々子様は逆に少しくらい慌てても良いと思いますけど!?」
幽々
「だって〜…」
妖「ほら行きますよ!」 グイッ!!
幽々
「あらあら〜♪」
霊夢が意識不明の重体となった報せは、射命丸文の号外により瞬く間に幻想郷中に広まった。その号外を読んだ者達も霊夢の様子を診るべく、博麗神社へと集まっていた。
ガラッ
妖「お邪魔しま…ってぇ!?」
幽々
「妖夢ちゃん、どうしたの(チラッ)…って」
ガヤガヤ ワイワイ
ドンチャンドンチャン!
魔「お、2人も来たのか!」
マミゾウ
「ワシらはもう始めさせてもらっとるぞぉ〜♪///ヒック」
妖・幽々
「「え〜っ…?」」
何故か魔理沙達は、博麗神社の居間でどんちゃん騒ぎの宴会を開いていた。
咲夜
「妖夢、貴女達も来たのね」
妖「あ、咲夜…これはどういう状況?」
幽々
「とても幻想郷の一大事とは思えないわね〜…」
咲「魔理沙が『何やっても起きてくれないなら、いっその事どんちゃん騒ぎすれば起きるんじゃないか!?』って馬鹿みたいなこと言うから…」
妖「ほんっとに馬鹿みたいなこと言ったんだね…」
幽々
「あら?でも霊夢は居ないけど…どこに居るのかしら?」
妖「それに麟さんも…」
咲「麟なら、魔理沙が馬鹿みたいな提案した直後に『病人の横でどんちゃん騒ぎしようとする馬鹿がどこにいる』って説教した後、別室に霊夢を移動させて、彼女を診てるところです」
幽々
「なるほどね…」
妖「もしかして…麟さんって霊夢の傍から」
咲「ええ、ほぼ片時も離れてないわ」
~別室~
<ワハハハハ…!!!
麟「なぁ霊夢、あの楽しそうな声が聞こえるか?あれだけ騒げば、お前が怒りながら起きてくると思ってどんちゃん騒ぎしてるんだとよ」
霊「…」
彼は霊夢に話しかけるが…返事は無く
麟「だからさ…早く目を覚ましてくれよ、皆待ってるんだから…」
ただ静かに、そう懇願した。
魔「…そんで悪いが皆、霊夢が倒れる前…何かおかしな様子は無かったか?些細な情報でもなんでもいい」
魔理沙は、見舞いに来ていた皆に霊夢倒れる前はどんな様子だったかの情報を集めに入っていた。
マミ
「そうじゃのぉ…ワシが2、3日前見た時は…な〜んか本堂の前でソワソワして、落ち着きのない様子の霊夢を見たのぉ」
魔「落ち着きのない霊夢を?」
マミ
「うむ。てっきり庭掃除する前、お主と話していたキノコ鍋の話で浮かれとったのかと思っとったんじゃが…違ったみたいじゃの」
魔「あ〜…そういやそんな話を霊夢としてたっけな。サンキュウ、マミゾウ。他は?」
咲「じゃあ私が」
魔「頼む咲夜」
咲「この前…博麗神社で近い内に花見のお祭りを行うと噂を聞いたの。それが事実なのか本人に直接聞く為に霊夢の元へ言ったのよ」
魔「結果は?」
咲「それが…『一応開く予定、それまでに帰ってこれれば』って意味深な事を聞いたわ」
魔「それまでに帰ってこれれば…少し引っかかるな。他には?」
幽々
「はいは〜い♪」
妖「幽々子様!?」
魔「…なんか大した情報も無さそうだが、一応聞いてやる」
幽々
「白玉楼に居る魂達から風の噂で聞いたのだけれど、彼岸で霊夢に似た幽霊がいたとかって話題になってたわよ?」
魔「なにっ!?」
あうん
「霊夢さんに似た幽霊を!?」
幽々
「皆、口を揃えて『誰かが殺したのか?』とか『病で死んだのか?』とか言ってたわねぇ…?それが今回と関係してるかは別の話よ」
魔「いや…結構有力な情報かもな、ありがとう幽々子」
幽々
「いえいえ〜♪」
魔「他はいるか〜?」
シーンッ…
魔「…まぁ、だろうな」
案外すぐに霊夢のネタは切れ、あっさりと困った状況になってしまった。
早苗
「こういう時に限って…案外見てないものですよね」
アリス
「そもそも、いきなりこんな事になるなんて誰も思ってないから当然よ…」
咲「でも…このままじゃ霊夢が目を覚まさないわよ…」
皆『う〜ん…』
どうしたものかと全員が悩んでしまっていた時…
バァンッ!!
皆(ビクゥ!?)
天子
「まったくお前達と来たら…こんな簡単な事も分からないのか!?」
魔「て、天子!?」
突然、比那名居天子が博麗神社に…。