マミ
「…な〜にしに来たんじゃ、天子」
天「はっはっはっ!今の霊夢がどういう状況か分かってない奴等に、天人であるこの私が救いの手を差し伸べてやろうと思ってな!」
魔「(イラッ…)偉そうな事言うなよ!大体、今の霊夢は魂が抜けちまった抜け殻みたいな状態だってくらいは皆分かってんだよ!」
妖「麟さんが本気で心配してるっていうのに、なんで貴女はそんなのほほんとしていられるのよ!」
咲「今ここで始末するわよ?」
グルルルルル…!!!
天「まあまあ…そんな怒るなって。それに…私は、あの麟すら飛びつくであろう情報を持っているんだぞ?」
幽々
「麟すら飛びつくような情報…?それは一体どんな情報かしら?」
天「聞きたい!?」 ウキウキ
アリス
「勿体ぶってないで早く言いなさい、一刻を争うんだから!」
天「はいはい。まず手始めに…お前達には分からないかもしれないが、今の霊夢からは血なまぐさい匂い…〖死の匂い〗がプンプンするぞ」
早「え…霊夢さんが腐り始めてるんですか…?」 スンスン
あうん
「ワゥ?」 スンスン
天「違う違う違う、匂いがするってそういう意味じゃないのよ」
早・あ
「「そうなんですか?」」
天「今…霊夢の魂はここにはいない、別の世界にいる」
マミ
「…別の世界じゃと?」
天「そう…霊夢の魂は」
「「地獄にある!いや、地獄にいる!!」」
皆『…』 キョトン
天「…あれ?無反応…」
皆『じ…』
天「お…?」
『『地獄だってぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?』』
手「…(汗)」 耳キーンッ
(でもちょっと嬉しい♪)
皆の驚愕の声がまぁうるさいこと。いや…むしろ天子にとっては嬉しい反応か。
そして…この中で、誰よりもその朗報を待っていた者がいた。
バァンッ…!!!!
皆(ビクゥッ!?)
麟「…」
その人物は…もちろんこの人、華月麟である。襖を思い切り開けるほど、天子の口から吐かれた情報は貴重な物だった。
天「おお!ずっと姿を見なかったなって思ってたら、そこに居たのか麟!」
麟「…本当か」
天「え?」
麟(ズンズンズン!!)
天「!?!?」
ズイィッ!
麟「今の話は本当かと…聞いているんだ」 ギロ
魔「おい麟…!?」
今の麟の心には、余裕がこれっぽっちもなかった。天子に詰問してもう一度聞き返すくらいに。
天「本当だ…!霊夢からは地獄特有の血なまぐさい匂いがプンプンする。天人である私にとって、あの匂いは苦手で敏感なんだ」
麟「そうか…それは朗報だ。少し、前進出来たわけだ」 フッ
針妙丸
(り、麟が…!)
あうん
(麟さんが…!)
針・あ
(笑った…!)
遂に、麟から失われていた笑顔が…ほんの少しだけ戻った。
魔「麟…お前」
麟「ん…?」
魔「ようやく笑ったな…♪」
麟「ふっ…」
そして天子の言う通り、霊夢は
~×××地獄~
コツ…コツ…コツ…
霊「…いくら進んでも終わらないし、何も無い。ここはどこなのよ〜っ!?」
×××地獄にて彷徨っていた。
霊「(スッ…)まさか…この箱が本当に厄介物だっただなんて…」
・箱を取り出す
脇腹に〖河童の腕〗と書かれた…あの箱を抱き抱えて。