華月麟の幻想記   作:華月麟

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彼女の魂は何処へ

~三途の川~

 

 

天「…というわけでな」

 

小町

「解脱して魂だけが地獄に行くだって?そんな話は聞いた事が無いぞ。ましてや肉体を生かしたままだなんて…」

 

麟「だが…実際に起こってしまった…」

 

麟と天子は、地獄や魂に誰よりも詳しい、死神・小野塚小町の元へやって来ていた。しかし、死神の小町をもってしても…霊夢に起きている症状は聞いた事が無かった。

 

小町

「分かった、あたいも映姫様に聞いてみるよ。何か分かるかもしれないし」

 

麟「…頼む」 ペコリ

 

小町

「あたいにお辞儀なんてよしてくれ」

 

麟「…すまない」 スッ…

 

小町

「…にしても、お前さんがあたいに頭を下げるなんて珍しいねぇ…」

 

麟「今は…お前や天子以外に頼れる奴がいないんだ…」

 

小町

「お前さんも切羽詰まってるってわけ…か。で?天人でもあるお前さんは、どういう風の吹き回しで麟の手助けを?」

 

天「ん?そんなもの簡単さ」

 

 

「「霊夢から…強烈で嫌な匂いがしたから、私も動いている」」

 

 

天「てとこさ」

 

小町

「嫌な匂い?」

 

麟「天子曰く〖生臭くて、強い憎しみのような匂い〗が、霊夢から臭うらしいんだ」

 

小町

「生臭くて強い憎しみのような…まさか…!?」

 

天「そう、地獄特有の匂いだ」

 

小町

「こりゃ…かなり厄介そうだねぇ」

 

天「その通り!地上の民では手に負えないであろう事件だからな。もちろん麟も例外じゃない」

 

麟「すまない天子、助かるよ」

 

天「えへへぇ♪///」

 

小町「…(汗)」

(麟の為を思って動いてるって、素直に言えば良いのに…)

 

天「よし麟、先を急ごう!私について来い!」 フワァァァァ…

 

麟「ああ」 フワァァァァ…

 

小町

「何か分かったら、あたいもすぐに2人を追うよ!」

 

麟「頼んだ小町!」

 

天「行くぞ麟!比那名居天子、行きま~っす!!」 ギュアァーン…!!

 

麟「華月麟、出るぞ!」 ギュアァーン…!!!

 

麟は先導する天子の後を追い、三途の川を後にした。

 

 

 

小町

「…あの方向は確か…まさか今回の件を引き起こしたのって…!?いや…あいつに限ってそんな事は…」

 

 

 

 

一方、博麗神社では

 

 

~博麗神社~

 

 

サーッ

 

魔「お~い早苗、そろそろ私達も調査に…ってぇ!?」

 

 

ヨリヨリ…ピンッ

 

 

早「ふう…これでよしと!」

 

霊夢の布団周りには、縄を使った柵のような物が早苗によって設置されていた。

 

魔「これは?」

 

早「これはですね…まあ簡易的な結界みたいなものです。霊夢さんに近づく人、あるいは霊夢さんが目を覚まして勝手に動いたりしたらすぐ判るようにしておきました」

 

魔「へぇ~?お前のこういう所を見ると、改めてお前も"巫女"なんだなって思うぜ」

 

早「えへへぇ♪」

 

魔「しっかし…簡易的だから、反応しない事もあったりするのか?」

 

早「いえいえ、簡易的とはいえちゃんとした結界を張っているので…何かあればすぐに反応すると思いますよ」

 

魔「そうであって欲しいな。んじゃ行くか!」

 

早「はいっ!」

 

あ「(ヒョコッ)私もお供します!」

 

針「(ヒョコッ)私も!」

 

魔「おっ!じゃあ、あうんも針妙丸も私達と一緒に行くぞ~!」

 

早・あ・針

『お~っ!!』

 

 

霊夢が何があってもすぐに対処出来るように結界を張った早苗達は、博麗神社の倉庫等に霊夢が意識不明になってしまった原因の痕跡があるかを調査しに博麗神社の倉庫へと向かった。

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