華月麟の幻想記   作:華月麟

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HAZARD ON!

奥底で眠る愛が…復讐を始める…

 

 

コロンコロンッ

 

 

 

麟「…」 チラ

 

 

彼の足元へ、茨木童子によって無情の死を遂げたであろう頭蓋骨が彼に吸い付くかの如く転がって来た。

 

 

麟(ニィ…)

 

 

ガシッ…

 

 

彼はその頭蓋骨を拾い上げ

 

 

麟「聞こえるか…憎悪を抱きし魂達よ」

 

 

語りかけた…。

 

 

?『(ブン…)ナニモノダ…』

 

 

その語りかけに亡骸は反応、瞳が彼と同じように緋へと発光した。

 

 

麟「単刀直入に言わせてもらう、お前達は茨木童子が憎いか…?」

 

?『ソウダト言ッタラ…ドウスル…?』

 

麟「俺もお前達と同じだ…奴に対して、強い憎悪を抱いている…!」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

?『我ラニ…ドウシロト言ウノダ…?』

 

麟「俺に力を貸せ、共に復讐を成し遂げようじゃないか」

 

?『フフフフフ…悪クハナイ提案ダ…。ダガ、コチラカラモヒトツ聞カセテモラオウ…』

 

麟「なんだ…?」

 

?『我ラガ貴様ニ 力 ヲ貸スノハ容易イ事ダ…。ダガ…我ラガ 力 ヲ貴様ニ貸シタ時…貴様ハ我ラニ何ヲ差シ出ス?』

 

麟「ふっふっふっ…俺の肉体だ!」

 

?「ナニッ…!?」

 

麟「俺の身体を使い、共に復讐を成し遂げる…良い提案だとは思わないか?」

 

?『貴様…我ラノ憎悪ヲ、全テ受ケ止メ切レルノカ?』

 

麟「ふっふっふっ…俺の憎悪は誰よりも強いのだ!お前らの憎悪に負けやしない!」

 

?『フッフッフ…ナカナカニ気ニ入ッタ。名ハ何ト言ウ?』

 

麟「華月…麟。お前は?」

 

 

コンガラ

『我ハ〖コンガラ〗。茨木童子ノ右腕ヲ斬リ落トシタ剣士デアリ、茨木童子ニ敗北シタ者ダ…!』

 

 

麟「奴の腕を斬り落とした先祖と戦えるとは光栄だ…!」

 

コンガラ

『フッフッフ…華月麟…』

 

 

 

『『共ニ復讐ヲ成シ遂ゲヨウゾ…!!』』

 

 

 

フワァァァァ…ポフンッ…

 

サァァァァァァァ…

 

 

頭蓋骨から這い出て来た魂は麟の身体に入ると、先程まで魂が入っていた頭蓋骨は塵となり消え去った…。

 

 

麟「ふっふっふっふっふ…」 ギンッ!!

 

 

 

 

 

 

「『今こそ復讐の時だ…!!』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

HAZARD ON!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドガガガガガガガガガッ!!

 

 

童「ふははははは!貴様らの力はこの程度か!?もっと私を楽しませろ!」

 

霊「くぅっ…!」 ガガガガガガガッ!!

 

天「はぁぁぁぁぁ…!!」 ガガガガガガガッ!!

 

 

 

3人が一進一退の攻防を繰り広げていた時

 

 

 

ズキュウゥゥゥゥゥゥゥンッ…!!

 

 

 

童「あ?[ドガァァァァァァンッ!!]ぐはぁっ!?」

 

霊・天

「「!?」」

 

童「今度はなんだ!?」 バッ

 

 

誰かが3人の戦いに横やりを入れたのだ。童子は後ろに振り向きはその相手を確認した。

 

 

麟「…」 シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

 

 

それは麟だった…。顔を下に向けたまま無意識の攻撃を放っていた。

 

童「死にぞこないが…まだ攻撃できるほどの力を残していたか」 ズン…ズン…

 

童子は標的を2人から麟1人に変更、麟の元へ進み始めた。

 

霊・天

「「行かせない!」」

 

童「邪魔をするなぁ!!」 ブアッ!!

 

 

ドガァァァァァァァァァァァァァンッ!!

 

 

霊「きゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 

天「うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 

 

ドサッ…

 

 

童「ふんっ」

 

 

ズン…ズン…ズン…

 

 

麟「…」

 

 

ガシッ!

 

グイィッ

 

 

童「貴様ぁ…!」

 

麟「…」 ブラン…ブラン…

 

童「なっ…!?」

(意識が無いまま私に攻撃を…!?野生の本能のようなものが無意識に攻撃への行動をとったというのか…!?)

 

麟「…」

 

童「こいつは危険だ…!まずこいつを殺すべきか…!」

 

 

霊「り、麟…!」

 

天「やめろぉっ…!!」

 

 

童「くっくっく…食い殺してやる…!(ガパ)あー…」

 

麟(ニィ…)

 

 

ガシッ!!!

 

ギリイ!

 

 

童「がっ!?」

 

麟「(ギロリ…)待っていたぞ…この時を!!」

 

童「貴様…意識が!?」

(本当はずっと意識を保っていたのか!?)

 

童子を騙す事に成功した麟は、童子の左腕を強く握りしめた。

 

麟「ふっふっふっふっふっ…」

 

 

スッ…

 

 

童「ん…!?」

 

彼は不穏な笑い声を上げながら、右腕を童子の"心臓"位置に押し当てる。

 

麟「ふっふっふっふっふっ…」

 

童「き、貴様…何を…!?」

 

麟(ギンッ!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「排撃(リジェクト)!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hatred Impact!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ズドンッ…!!

 

 

ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

童「ぐおあぁあぁぁぁああぁぁぁぁあっ!!?」

 

 

 

グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

 

 

 

麟「ふははははははははははははっ!!!」

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