華月麟の幻想記   作:華月麟

636 / 1036
奥義・魂の断罪

「「あんたの身体が、隠岐奈から与えられた力に振り回されて着いてこれてないって事によ」」

 

 

早「な、何を言って…私はこの力を完璧に制御出来ているわ!」

 

霊「そんな虚勢を張ってるけど…あんただって薄々気付いてるんでしょ?いや…その力を与えられた翌日辺りには感づいていたはずよ…」

 

 

「「自分では、こんな強大な力は制御しきれないって事に…」」

 

 

早「っ…!だったら何!?今更、こんなところで手を引けとでも言うの!?」

 

霊「はぁ…まあ、あんたの言いたい事は分かるわよ?私と張り合えそうな力を手に入れたから、守矢との決戦で負けた時の、あの屈辱を晴らしたいっていうのは。でも、そろそろその力を手放さないと…あんたがあんたじゃなくなるわよ…!」

 

早「くっ…どこまでも上から私を見下すような言い方…あんたのそういうところには、もううんざりなのよ!!」 ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!

 

霊「…」

 

早「(フワァァァァ…)この一撃で、あんたを葬ってやるわ!」 バッ!!

 

 

ギンッ!!

・巨大な魔法陣展開

 

 

霊夢の忠告に激高した早苗は霊夢に勝つべく、自身の全パワーを集中させ、戦いの決着に臨む。

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!

 

 

神「くっ…なんて強大な神力だ…!?」

 

諏「よしな早苗!そんな物を放ったら…何もかもが消し飛ぶよ!」

 

 

グオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!

 

 

早「何もかも消し飛ぶ…?あははっ!だったらあいつの全てをこの一撃で消し飛ばしてしまえばいい!」

 

諏「な、何を言って…!?」

 

 

霊「はぁ…理性を失って、まともな会話も出来ない奴と戦うってのはダルいわねぇ…」 フワァァァァ…

 

魔「れ、霊夢!?」

 

 

霊夢は早苗の一撃に対抗する為、自身も上昇。

 

 

ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!

 

早「ぐっ…!うぅっ…!」

 

 

とめどなく湧き上がる力が、早苗の全てを蝕み、苦痛を与えている。

 

 

ブアッ…!

 

霊「早苗…あんたを今ここで止める!(グッ!)はあぁぁぁぁぁぁっ!!」 ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!

 

 

グググッ…

 

ガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!

 

 

早「は…!?」

 

 

早苗を止める為にフルパワーを解放し始めた霊夢の神力は、早苗の神力がちっぽけに見えてしまう程の威圧感を放っていた。

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!

 

 

龍「う、うおぉぉぉぉっ!?こ、東風谷早苗の神力を遥かに勝る程の強大な神力…!これが博麗の巫女の全力なのか!?」

 

純「ふむ…あれが博麗の巫女の純粋な力。守矢の巫女の力とは比べ物にならないわね」

 

ヘカ「見せかけだけの力が勝つか…それとも純粋な力が勝つか…見物ね」

 

華「素晴らしい…!これこそが、博麗の巫女よ!」

 

勇「普段の霊夢は相当手加減してくれているんだねぇ?」

 

萃「一度でいいから、本気の霊夢とも闘り合ってみたいね♪」

 

 

霊「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…!」

 

ガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!

 

 

早(ど、どうして最強の力を手に入れたはずの私のパワーが…あいつより劣って見えるの…!?いや…今はそんな事どうでもいい…!)

 

 

霊「さあ…来なさい早苗!あんたの全力を私にぶつけて来い!!」

 

 

早「ちっ…!そんな減らず口を叩けるのも今の内よ!!」

 

 

キッ!!

 

 

早「「秘術〖グレイソーマタージ〗!!」」

 

 

ズドアッ!!!

 

 

霊「そんな見せかけの力に頼り続けていては、私は越えられない!」

 

 

キッ…!

 

 

霊「「神霊〖夢想封印〗!!」」

 

 

キィィィィィィィンッ…!!

 

ズドアッ!!

 

 

霊・早

「「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 

グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!

 

バチィィィンッ!!!

 

 

ビュオォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!

 

 

観客達

『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?』

 

 

互いの全力がぶつかり合い、後戸の国にとてつもない暴風が吹き荒れていた。

 

 

魔「どわぁぁぁぁぁっ!?な、なんでこの凄まじい風はぁぁっ!?」

 

さ「お互いの全力がぶつかり合っているから…とんでもない事になってるぅっ…!」

 

こ・メディ

「「きゃあぁぁぁぁぁぁっ!?吹っ飛んじゃうぅぅぅぅぅっ!!」」

 

紫「ちょっと隠岐奈ぁっ!こうなる事も予想済みなんでしょうねぇっ!!」

 

隠「流石の私もここまでとは思ってもみなかったよぉぉっ!!」

 

幽々

「あららぁ!?」

 

藍「なんでこういう時に限って考えが甘いんですかぁぁぁぁっ!」

 

典「ブクブクブクブク…」

・気絶

 

文「あややっ!?典ぁっ!」

 

レミィ・フラン

「「うーーーーーーーー!?☆」」 ギューッ

・咲夜にガチ掴み

 

咲「お嬢様、妹様!私に掴まっててくださいねぇっ!?」

 

妹「す、すげぇなこれは…!流石の私も身震いするぞぉぉぉっ!?」

 

輝「奇遇ね!?私もよぉぉぉぉっ!?」

 

 

もう観客席は阿鼻叫喚。

 

 

グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

 

 

早「くうぅぅぅぅぅぅっ…!」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!

 

 

霊「これで…終わりよ!!」 ガオォォォォォォォォォォォォォッ!!

 

 

ズドンッ!!

 

グオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!

 

 

早「嘘っ…!?[ズボァッ!]あっ!?」

・夢想封印に飲まれる

 

早苗の全力は霊夢の全力に届く事は無く、あっさりと押し負けてしまった。そして早苗は、全力の〖夢想封印〗の中へと飲み込まれてしまった。

 

 

カッ…!!

 

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!

 

 

早「「…あぁっ!!」」

 

 

ヒュゥゥゥゥ…ズズーンッ…!!!

 

 

霊「…」 ヒュゥゥゥゥ…

 

 

スタッ…

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

 

早「うっ…」 ムクリ

 

霊「…まだ立てるのね」

(これも、力の影響かもしれないわね…)

 

早「私が負けた…!?そ、そんなはずはない…最強の力を得た私が…」 ワナワナ…

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

霊「…ん?」 ピクッ

 

早(ザッ!!)

 

 

 

「「この私が、あんたなんかに負けるはずは無いんだぁぁぁぁぁっ!!」」

 

 

 

グオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ…!!

 

 

 

霊「…っ!?」

 

 

皆『!?』

 

 

早「はあっ!!!」 ドウッ!! ギャンッ!!!

 

 

霊夢に負けた現実が受け入れられない早苗は更に激高、感情が暴れたまま霊夢へと突き進む。早苗の纏っていた神力の形はそれに呼応するかの如く変化、それはまるで…

 

 

霊(まるで憎悪ね…!)

 

 

早「博麗霊夢ぅぅぅぅっ!!」 ガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!

 

 

霊「まだ止まらないというのなら…!」

 

 

バッ!

・左手を突き上げ

 

キィィィィィンッ…

 

 

霊夢の左手に、神々しい紅の力が集まっていく。

 

 

隠「ん…!?」

(なんだ…!?この私が今まで一度も感じた事の無い神力は…!?)

 

 

流石の隠岐奈も感じた事の無い神力に、驚きを隠せない。

 

 

早「そんな物で私を倒せると思うのかしら!!?」 グオォォォォォォォォォ!!!

 

 

ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ…

 

 

霊「ええ…倒せるわ…!」

 

早「ならやってみろぉっ!!」

 

 

カッ…!!

 

 

霊(来た…!)

 

早「うっ…!?」

 

 

オォォォォォォォォォォォォッ…!!

 

 

霊「これが…私の新たな奥義よ…!」

 

 

 

 

「「奥義〖ソウルパニッシャー〗!!」」

 

 

 

 

〖ソウルパニッシャー〗

DIVINE SPIRIT VICTORY!

 

 

 

早「ぬうぁぁぁぁぁぁっ!!!」 グオォォォォォォォォォ!!!

 

 

霊「はあっ!」 グアッ!!

 

 

キィィィィィィィンッ…

 

ピコンッ

・早苗の内部へ

 

 

早「うっ…!?はぁっ!」 グオッ!!

 

霊「…!」

 

 

ダァァンッ!!

 

 

霊「ぐっ…!」

 

早苗の全力と私怨が籠った拳は、霊夢の額に叩き込まれ

 

 

ツー…

 

ポタッ…ポタッ…

 

 

霊「…」

 

彼女の額からは、血が流れ出てしまっていた。

 

早「はっ…!どうよ…これが私の全力…うっ!?」

 

 

カッ…!!

 

 

早苗が霊夢に一撃を与えられて喜んだのも束の間、突如として早苗の身体中が光り始めた。

 

霊「…早苗、あんたの負けよ」

 

 

キィィィィィィィンッ…

 

 

早「私があんたに負ける…!?2度も私は負けるというの…!?」

 

霊「ええ…そうよ…」

 

 

 

 

早「「そんな事…認められない…!認められるはずが…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」

 

 

 

 

 

カッ…!

 

 

 

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ…!!!

 

 

 

ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォ…!!

 

 

 

早苗の身体が内側から大爆発を起こし、その場に紅の火柱が上がった…!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。