新たな異変
キリキリキリ…
?「あまねく地の上から遥か月まで、覆い隠せ!秘術『天文密葬法』!!」
バシュッ‼ キィィィィィィィィン…カッ‼
シュァァァァァ…バッ‼
~紅魔館~
レ・フ「「…」」 スタッ…
咲「お嬢様方、どうかされたのですか?」
フ「…?」 月ジー
咲「…月がどうかなさいましたか?」
レ「咲夜にはあれが月に見えるのかしら?」
咲「…?はい」
レ「貴女もまだまだね」
咲「…ッ⁉」 ガーン‼
パ「もしかして、さっきの来客はその月の件とやら?」
レ「恐らくわね」
~博麗神社~
麟「(ピクッ)…!」 バッ‼
ある違和感を感じた俺は空を見上げた。
空には美しい満月が昇っていたが…
麟「霊夢、もしかして…」
霊「貴方も感じたようね、あの満月の違和感に」
?「お見事よ2人共」 パチパチ
麟・霊「「!?」」 ザッ‼
突然、声が後ろから聞こえて来たので振り返ると
紫「こんばんは♪麟、霊夢」 フワァァァ…
紫さんがふわふわと空からやって来た。
霊「わざわざ博麗神社まで何の用かしら?紫!」 キッ‼
霊夢が紫さんを嫌そうに睨んでいた。霊夢と紫さんってそんなに仲が悪いのかな?冥界の件では2人共、手を組んでたのに。
麟「そんなに紫さんが嫌いなの?」
霊「こいつがいつもロクな事をしないからよ!」
随分とキッパリ言うねぇ?
紫「ひどいわぁ…全ては幻想郷の為にしている事なのに。ひどいと思わない?麟」 ギュッ
麟「おわっ!?[ナデナデ]…へへっ♪」
急に抱きしめられたかと思ったら、紫さんは俺の頭を撫でてくれた。…やっぱり落ち着くなぁ。
霊「ちょ!?何してんのよ紫!麟も嬉しそうにするんじゃないわよ!」
麟「ん、んなこと言ったって…」
紫「麟は甘えん坊さんだものね?しばらく博麗神社に軽く軟禁されてて辛かったでしょう?久しぶりに甘やかしてあげましょうか?」 ナデナデ
なんて悩ましい誘惑だ!!でも今は…
麟「今はそれどころじゃないのでまたの機会にします!」 バッ‼
抱擁を振りほどいて、離れた。
紫「あら、残念だわぁ…」 シュン
霊「それで、何しに来たのよ?」
麟「そうだった。何しに来たんですか紫さん?貴女がここに来る時って大体はロクな事がなさそうですけど」
紫「少し協力してほしい事があるのよ」
霊・麟
「「協力?」」
紫「幻想郷の結界が、何者かにいじられてしまったかもしれない可能性があるのよ」
霊「なんですって?!」
麟「???」
(どういうことだ?)
結界がいじられるとまずいのは分かるけど…そんなに慌てるほどなのか。
麟「つまり…それを調査してほしいと?」
紫「大正解♪理解が早くて助かるわ♪」
霊「はぁ…仕方ないわね…。幻想郷のバランスを保つのが巫女の仕事だものね。それで?どこら辺かの目星はついているのかしら?」
紫「ええ、迷いの竹林よ」
霊「げっ…よりにもよってそこなのね」
麟「迷いの竹林って?」
紫「一度迷うと脱出するのは不可能に近い竹林の事よ。案内役が居れば出るのは簡単だけれど…そんな役割はいないもの」
出口の見えない迷路ってわけね。
さて…善は急げだ!
麟「とりあえず迷いの竹林に行きますか!」
霊「はぁ!?アンタもついてくるわけ!?」
紫「いいじゃない霊夢。今回の異変は人数が多いほど安心するわ?それに前回の異変解決した張本人がついてきてくれるなんてすごい戦力アップよ?」
麟「えへへ♪」 テレテレ
そんなに褒めないでほしいなぁ。照れる。
霊「分かったわよ…頼むから面倒事は起こさないでよね?」
麟「あいあいさー!」 ビシッ
俺達3人は元凶を探す為に迷いの竹林へ向かった。