東風谷早苗の〖お風呂で距離を詰めよう大作戦〗のせいでかなりドタバタした入浴時間ではあったが、それでも彼はそれなりに優雅な入浴時間を過ごせたのは紛れもない事実だ。後は寝るだけだ!…と思っていたのだが
麟「…やっぱりこうなるか!」
デェェェェェェェェェェェェェェェェェンッ!!
・一式しかないオフトゥン
早「あのお二人は…///」 ガックシ…
神奈子と諏訪子が『麟と早苗の為に部屋を用意しておいたよ!』と言ったので、2人は一応疑問に思いながらも部屋に入ったらこの始末。部屋には、たった一式しか布団が用意されていなかったのだ。もはや既成事実を作ってしまおうとという汚らしい悪意すら感じる。
早「お、お二人に直談判して、お布団をもう一式用意してもらいましょうか…?///」
麟「いや…どうせあの2人はもう寝てるから、このまま一緒に寝ちまおう…」
早「ふぇっ!?///い、いいんですか!?///」
麟「…さっき、風呂場であんな積極的に迫ってきたくせに、どうしてこういう場面では消極的になるんだお前は」
早「い、いえ…///改めてさっきの私を思い返したら、なんてはしたない事をしてしまったんだろうと…恥ずかしくなってしまいまして…///」
麟「…今更になって理性復活かよ」
早「あ、貴方へ対する気持ちを偽るのも嫌でしたので…///」
麟「まあ、早苗のその気持ちは十分に嬉しかったけどな」
早「えへへ…///」
麟「さて、寝ますかね」
早「は、はい…///」
もはや誰かと一緒に寝る事への抵抗が無い麟は、一切の躊躇無く早苗との添い寝を選択した。肝が据わってらぁ…
~おやすみTime~
早「…///」 ドキドキ…
麟「すう…すう…」
そして2人は同じ布団で寝るという選択をしたのはよかったものの、早苗はほぼゼロ距離華月麟の寝顔に心臓の高鳴りと顔の火照りが収まらずにいた。
早「…///」
麟「くかー…」
早「…///」
(こ、こんな近距離で麟さんと一緒に一夜を過ごすの…!?わ、私の心臓がもたないよぉ…///)
麟「か~…」
早(膝枕は、ある程度の距離があったからこそ平常心を保てられた…///でも添い寝はまったく違う…!///麟さんの顔がほぼゼロ距離に近いし、麟さんの寝息が首元にかかって寝れないぃぃぃぃっ…!///)
早苗の思考回路はショート寸前、このままでは大爆発もあり得る。
麟「すう…すう…」
早「…」
(寝てる時こそこんなふにゃっとした顔だけど…大切なものに何かあれば、まったくの別人と言っても良いくらいに真面目な顔で助けようとしてくれる…。あの時の私も…そんな麟さんに救われたのよね…)
麟「くかー…」
早「貴方のおかげで…今の東風谷早苗は存在しています…。本当にありがとうございました、麟さん…」 スッ…
chu…♡
麟「ん…」 ピクッ
早「んはっ…♡」
早苗は改めて彼にお礼を言い、最後にお礼のkissを彼の頬へ授けた。
早「今後とも…この東風谷早苗をどうぞよろしくお願い致します…♡それでは…おやすみなさい…♡」 ギュ…♡
そう挨拶を述べた早苗は、麟を起こさぬように優しく抱きしめ…一緒に眠りについた。
麟「すう…すう…」
早「くう…くう…」
神・諏
「「ジー…」」
そして一部始終を覗いていたバカ2人は
神「くそっ…!あともう一歩だったというものを…!」
諏「そこで手を出さないなんて…うちの早苗はなんて純粋な子なんでしょう…!」
…麟に手を出さなかった早苗にガッカリしていた。
そして時を同じくして
~とあるおでん屋台~
?(ガツガツムシャムシャ!!)
『はっはっは!そんなに慌てなくても、この屋台にいる客はあんただけだよ?』
『麟さん』
麟(?)
「ん?(モグモグ…)確かにそうだな」
とある屋台に、もう1人の華月麟が現れていた。