身に覚えのない事
麟(?)
「ふう…ごちそうさまでした」
『はっはっは!まさか全部食っちまうとは、相変わらずの胃袋だな!』
麟(?)
「そう?(ガタ)んじゃ、"私"は帰るから」
『ちょっと待て、勘定を忘れてるぞ?』
麟(?)
「はあ?私から金を取ると言うの?」
『当たり前だろ?それが商売なんだから。な~に言ってるんだか』
麟(?)
「…無礼な人間だ」 バッ!!
キィィィィィィィンッ…
『!?』
ズドアッ…!
…ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!
『うわぁぁぁぁぁぁぁっ!?』
パラパラ…
麟(?)
「ふん…」 ザッ…ザッ…ザッ…
『な、なんてことしやがる!?』
支払いを拒んだ麟は、あろうことかおでん屋台を木っ端微塵にしてしまった。店主は運良く助かったのが幸いである。
マミゾウ(妖怪姿)
「(ヒョコ)いつものおでん屋台でおでんを堪能しようと来てみれば、麟の奴…なんちゅう事…を…?」
偶然、その場を見てしまったマミゾウは、最初こそ麟の非道な行いに憤慨したが…
麟(?)
(ザッ…ザッ…ザッ…)
マミ「んん…?(ジー)…ああ、もしかしてそういう事かのぉ…?」
その場を去る麟を見て、マミゾウの中でとある仮説が出来た。
そんな事件が起きた翌日
~博麗神社~
『巫女さん!麟の奴はどこにいやがる!』
霊「え、えぇ…?い、いきなりどうしたのよ…」
案の定、屋台を破壊された店主は怒り心頭で博麗神社に赴いていた。
『麟は博麗神社にいないのか!?』
霊「え、ええ…麟なら昨日、守矢神社に泊まりに行ったわよ?な、何かあったの?」
『麟の奴にうちの屋台を壊されたんだ!』
霊「へ!?麟に!?」
『勘定を支払わないで帰ろうとしたから、勘定を払えって言ったらいきなり屋台を吹き飛ばしやがったんだぞ!』
霊「り、麟がそんな事をするはずが…」
『でも俺はやられたんだ!この目で実際に見てるんだ!』
ギュアァーン…
麟「霊夢、ただい『来やがったなこの野郎!』…はい!?」
ズカズカ!!
『(ガシィッ!!)おい麟てめぇ!昨日はよくもうちの屋台を壊してくれたな!?』
なんとも悪いタイミングで麟が博麗神社に戻ってきてしまった。店主は麟を見るなり胸倉を掴み、怒り心頭で問い詰める。
麟「何の話!?」
『とぼけんなてめぇ!』
麟「とぼけてねぇよ!何の話してんだあんたは!?」
『昨日、うちの屋台で飯を食っただろ!』
麟「はぁ!?昨日は守矢神社で飯を食ってましたが!?」
『嘘つくな!』
麟「嘘じゃねぇって!早苗に話を聞けばすぐに分かる事だよ!霊夢にだって守矢神社に泊まるって話はしたんだから!なあ霊夢!?」
霊「え、ええ…確かにその話は聞いているわ?」
『じゃあ他に誰がやったってんだ!?確かにあの容姿はお前だったんだぞ!』
麟「知らねぇってば~!(汗)」
ザッ!
マミ(人間擬態姿)
「そこまでにせんか大将」 ポワ…
『あ、あんた…!』
麟・霊
「「マミゾウ(さん)!?」」
騒ぎを聞きつけたマミゾウが博麗神社に登場、少しは話が落ち着きそうだ。
マミ「(ザッザッ…)昨日、偶然にもわしはその現場を見ていたが、あれはどう見ても麟ではなかったぞ」
『(パッ…)は、はあ?ど、どうしてあんたまでこいつの肩を…』
マミ「(ピッ)決定的な証拠を持っているからじゃ」
そう言うと、マミゾウは懐から2枚ほど写真を取り出した。
霊「何その写真?見せて頂戴」 パシッ
マミ「あ…」
『お、俺にも見せてくれ』
霊夢と店主がマミゾウが取り出した写真を見ると
霊「…は?」
『こ、こいつは…!』
麟「ん?どんな写真なのか俺にも見せ…(チラッ)て…あ?!」
マミゾウが持っていた写真には…
霊「(ワナワナ…)…な、何よこの写真はぁっ!!」
1枚は、麟と守矢メンバーでおでんを食べている写真。
そしてもう1枚は…早苗と麟が一緒の布団で寝ている写真だった…。
マミ「アチャー…」
『も、守矢神社の巫女とそんな関係だったのか!?』
麟「なわけあるかぁっ!ってそこじゃないそこじゃない!マミゾウさん、どこでこんな写真を…!?」
マミ「え、天狗の奴からじゃが?」
麟「「…あぁぁぁぁぁぁぁぁやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」 グオォォォォォォォォォッ!!
~天狗の里~
文「クシュン!(ブルブル…)と、とんでもない殺気と寒気を一瞬感じたわ…!?」
椛「なんですか?また何かやらかしたんですか?」
はたて
「文がやらかすなんていつもの事じゃない」
椛「あそっか」
文「うっさい!」