ア「…というわけなのよ」
神綺
「あらあら…マイちゃんったらとんでもない事をしちゃったのねぇ?」
マイ
「ご、ごめんなさい…お母様…」
神綺
「いくら自分が魔界の住民だからって、そんな理屈は他所では通用しませんよ!」 プンプン!
マイ
「は、はい…」
アリスから事件の内容を全て聞かされた神綺は事の発端となったマイを怒って…るんだよね?
神綺
「とりあえず…マイちゃんが壊したお店や屋台の修繕費用は、全額魔界で負担するとして…それで?一番の被害者でもある華月麟っていう子はどの子なのかしら?私から直々に謝罪をさせてちょうだい」
ア「ああ麟?待って、すぐに呼ぶから。麟~!ちょっと来てちょうだい!」
スタスタ
麟「ん~?どしたアリス」
ア「お母様が貴方に直接謝罪したいから呼んだのよ」
麟「…わざわざアリスのお母様からですかい」
神綺
「初めまして♪私がマイちゃんとアリスちゃんのママ、神綺です♪この度は私の娘が、貴方に大変ご迷惑を…(チラッ)…アラッ!?」
神綺ほ最初こそ淡々と麟へ謝罪の言葉を述べていたが…突如として謝罪の言葉が止まってしまった。
神綺
「…」
麟「…ん?」
(あれ…謝罪の言葉が止まったぞ?)
ア「ちょっとお母様?最後まで謝罪の言葉を…(チラッ)ってぇ!?」
アリスが神綺に謝罪の続きを促そうと振り向いた時、神綺の顔を見て驚愕してしまった。その理由は…
神綺
「(パァァァァァァ…!!)あらあらぁ!♪イケメンな好青年じゃない!♡」 キラキラ♡
ア「…は?」
麟「…え?」
麟を見るなり、目をキラキラと輝かせる母親の顔を見てしまったからだ。ちなみに神綺の目線から見た麟の顔は
こんな感じ。う~ん…幻想郷で生きる大体の少女達目線からもこう見えているのかな?
神綺
「あらあらぁ♪数千年も生きてきたけど、こんなイケメンを見るのは初めてな気がするわ!」
麟「は、はあ…それはどうも」
どうやら気に入られてしまったみたい。
ア「ちょっとお母様!?麟の品定めなんかしてないで、今回の件の謝罪をしなさいよ!?」
神綺
「ハッ!?ごめんなさいごめんなさい♪」
ア「もう…」
麟「あはは…(汗)」
神綺
「うちの娘が迷惑をかけて本当にごめんなさいねぇ?」
麟「もう終わった話なんで気にしてないですよ。とりあえず、被害に遭ったお店の修繕費さえ全負担してくれれば万事解決なんで」
神綺
「あらぁ…意外と現金主義な子ねぇ?まあ、今回の件はその対応が正しいから間違ってはいないけど…。とりあえず、どれぐらいの被害があった教えてくれないかしら?」
麟「ああ、その金額のメモなら…(ゴソゴソ スッ)ここにありますよ」
神綺
「どれどれ?(ペラッ)…わぁ、なんて金額なんでしょう☆」
麟(そら絶句もするわな…)
神綺
「…マイちゃん、しばらく貴女のお小遣いとおやつは抜きにします!」
マイ
「(ガーンッ!!)そ、そんなぁっ!?」
神綺
「見なさいこの修繕費の額を!こんな額、生まれて始めてママも見たわよ!」
マイ
「ご、ごめんなさい~!?」
<ピエェェェェェェェェッ!!
麟「やれやれ…」
ア「はぁ…先が思いやられるわ…」
その後、すぐさま神綺の手によって被害に遭ったお店や屋台などの修繕費用が幻想郷屈指の腕利き大工職人達に手渡された。
そして、あっという間に幻想郷中の飲食店と屋台が職人達の手により修繕…いやどちらかと言うと新しく作り直されたと言うのが正解だろう。
ほぼ全ての店と屋台が、前よりもかなりアップグレードされた店へと生まれ変わったのだ。
最新の調理器具、洗浄器具、その他諸々も各店舗に提供された。もちろんその器具を提供したのは、天才発明家の河童・河城にとり達が提供してくれたのだ。
おかげでどの店も前よりも遥かに売り上げが上がったらしく、店を開けられなかった分の損害は一瞬で取り返せたようだ。
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