華月麟の幻想記   作:華月麟

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香霖堂へ服探し

藍「麟!服と下着を買うぞ!!」

 

 

麟「…はあ?」 モグモグ

 

紫「ブッフゥ!!!」

 

橙「わー?!紫様!?」

 

そう、急に藍さんは叫びだした…飯食ってるときに何言ってんだこの美人狐は…しかも1人は汁物吹き出して汚ぇなぁ…。

 

麟「急にどうしたんですか藍さん、欲求不満は俺に言われても困るんですけd…[ポカッ!]いてっ」

 

そう言いかけた時、藍さんに頭を叩かれた。

 

藍「違うわ!麟、貴方の服等があまりにも少なすぎるから、買いに行くと言っているのよ!!」

 

麟「あ…そうすか…」

 

そんなに怒らなくてもよくない?

 

紫「まあまあ…落ち着いて?藍、さっきの1文だけ聞くとそう聞こえなくは無い発言だったのよ?」

 

橙「藍しゃま〖よっきゅーふまん〗ってなんですかー?」

 

藍「紫様!?あわわ…橙はまだ知らなくていいんだぞー?」 アタフタ

 

麟「…(汗)」

 

…朝から騒がしい朝食だな、でもどこか悪くないかな。

 

 

朝食も食べ終わり、胃が落ち着いてきた頃に藍さんがまた話しかけてきた。

 

藍「麟、お前はどういう服が着たいとか願望はあるのか?」

 

どういう服か…そういえばこの世界には俺のいた世界の服はあったりするのかな?

 

麟「そうですね、まずこの世界の人達が着ている和装は絶対に嫌ですね。褌とかは着たくないし…というか俺のいた世界の様な服が売ってる所なんてあるんですか?」

 

俺は願望を思い切りぶつけてみた。だが藍さんは全く悩みもせずにすぐこう答えてきた。

 

藍「あるにはあると思うぞ?香霖堂という良い店があるのでそこへ行こうじゃないか!」

 

麟「は、はぁ…分かりました」

 

そして俺は藍さんに香霖堂という場所へ連れて行ってもらうことになった。

 

 

 

ザッザッザッ…

 

 

香霖堂へ向かう最中俺は疑問を藍さんにぶつけてみた。

 

麟「藍さん、紫さんってこの世界ではどういう人なんですか?」

 

藍「ん?実はな、ああ見えて紫様は妖怪なんだ しかもとびきり古参の妖怪なんだ」

 

なん…だと?あの見た目で妖怪!?まったくそうは見えませんけども!?

 

麟「そ、それで具体的にどういうことしてるんですか?」

 

藍「そうだな、主に幻想郷の管理をしている。この幻想郷ではトラブルが起きたりする それを〖異変〗と呼んだりするのだが、その異変がこの幻想郷に悪影響を及ぼすかどうかを見極めたり外の世界にいる妖怪達をこちらに招いたりもしているんだ」

 

麟「???」 ( ゚д゚)ポカーン

 

なんだかよく分からないけど偉い人って事なのね…?

 

アーワカッタワカッター

 

藍「…その顔、理解出来てないな?」

 

麟「キノセイデスヨ。まあよくわかんないけど、凄く偉い人って覚えときます」

 

藍「雑過ぎないか…? おっとっと、そんなこと言っていたら着いたぞ香霖堂に」

 

看板に〖香霖堂〗と大きく書かれた建物に到着したのだが…

 

 

グチャァ…

・ゴミの山

 

 

藍「…あ、相変わらず酷いな」

 

麟「藍さん…本当にここなんですよね?なんなんですかあのガラクタの山というかゴミの山というか」

 

 

?「ガラクタとは失礼だな」

 

 

急に後ろから声がした、しかもこの声は男?

 

麟「(チラッ)…おおっ!?」

 

?「やあ、どうも」

 

振り向くとそこには眼鏡をかけた白髪の男性がいた

 

藍「やぁ霖之助、すまない急に来て」

 

霖之助

「珍しいお客さんだね?しかも、隣の子は誰だい?見慣れない子だね」

 

麟「は、初めまして最近ここにやって来た、華月麟です」 ペコリ

 

俺は慌てて自己紹介をしてお辞儀をした。

 

霖「はははっ、そんなにかしこまらなくていいよ。僕は森近霖之助(もりちかりんのすけ)、この香霖堂の店主をしている。気楽に霖之助って呼んでくれ」

 

麟「分かりました。それじゃ霖之助さん、早速お願いなんですけどみんなが言ってる外の世界?の洋服とかって売ってますか?」

 

俺は霖之助さんに事情を説明した。

 

霖「なるほどね…恐らくあると思うよ?まぁ外で話すのもあれだし中に入りな、もちろん藍さんもね」

 

藍「あぁ、そうさせてもらうよ」

 

麟「お邪魔しま〜す!」

 

ガチャッ

 

そう言って店の中に入ったのはいいけど…色んなものがありすぎて訳分からんとしか言いようがない始末。

 

麟「霖之助さん…本当にあるんですよね?!」

 

霖「あるからあるから…こっちだよ」

 

そう言うと部屋に案内してもらい、扉を開けるとそこには

 

ガラッ!

 

麟「お?おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!??」

 

様々な服がいっぱい壁一面に飾ってあった。しかも色んなサイズもあるし、着慣れた下着もあるし、最高かよここ。

 

藍「これはまた凄い量だな…」

 

藍さんは苦笑してしまっていた。ソラソウダヨネ

 

霖「ここから好きなものを持って行っていいよ、代金は要らないからね」

 

麟「ふぁっ!?でも支払いは…」

 

霖「八雲紫に払ってもらうから」

 

…え?2人って知り合いなんか?

 

麟「えっと、霖之助は紫さんの知り合いなんですか」

 

霖「ん?そうだけど何か問題でもあったかい?」

 

麟「いや別に無いです…けど…?」

 

まぁいいや、とりあえず気に入ったの探すぞおらぁ!

 

 

 

〜2時間後〜

 

 

麟「終わりました!!!」キリッ

 

ドッサリ!

 

俺は気に入った物をありったけ持ってきた。

 

霖「おお!?」

 

藍「紫様の懐がまた寒くなりそうだ…」

 

 

その後、服とかの支払いの紙を紫さんに渡したら、悲鳴と断末魔みたいなのがしばらく聞こえたのはまた別の話。

 

紫「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?お財布の中がすっからかんなんですけど!?というかこのとんでもない額の請求書は何よォッ!?」

 

 

藍「あはは…案の定だな…(汗)」

 

麟「…てへっ?」

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