フランス語で
メニューから自由に選んで注文
って意味らしい
ダダダダダダダダダダダ!!!
麟「はぁぁぁぁぁぁ…!」
早速、麟は手際良くマグロの骨(身付き)の細かくミンチにしていく。
ダダダダダダダダダダダ!!!
夢子
「な、なんて手際の良さ…」
シュババッ!!
麟「マグロの頭、骨は手早くミンチに。そしてマグロのワタは…」
ポイッ
麟「はっ!」
ゴリゴリゴリゴリゴリゴリ!
麟「すり鉢に入れて、頭と骨同様になるくらいすり砕く…!」
夢子
(ゴクリ…!)
麟「んで、ミンチにし終えたら細かな野菜クズと一緒に練り合わせて肉団子状に」
ニュッ ニュッ ニュッ ニュッ
麟「そして出来上がった団子達は、油へ投下!」
ポポイッ
ゴワワァァァァァァァァァァ…!!
麟「(ゴソゴソ)うっひょ!?こりゃあ質の良い肉の脂身だ!しかもこっちには良い出汁の取れそうな貝の殻だ。こいつも使わせてもらおう」
夢子
「さ、さすがに貝殻はゴミでしょう!?」
麟「いや、こいつからは良い出汁が出る、ゴミではないよ」 ポイポイッ
ポチャンッ
コトコトコトコト…
麟「貝殻では出汁を取り、肉の脂身はとろりととろけるまで煮込んでソース作りだ」
夢子
「か、貝殻で出汁を取る…!?聞いた事が無いわね…」
麟「そして、貝殻で取った出汁と肉の脂身で作った未完成のソースを混ぜ合わせる事で(チュルッ…)よし…特製のソースが完成だ」
夢子
「わ、私も少し…味見をしても…!?」
麟「どうぞ?」
夢子
「(チュルッ)な、なんて深みのある味わいなの…!?」
麟「で、この特製ソースをさっき揚げた肉団子にたっぷりと絡めてやる」
タラ~…
夢子
(す、凄い…ほぼ捨ててしまうような食材だけで…一品を完成させた…!?)
麟「ふふっ。こいつはワタの苦みが更なる食欲を掻き立て、濃厚な味わいが身体中に精気を与えてくれる」
夢子
「な、なるほど…」
麟「しかし、濃厚な味だけではバランスが悪い。今度はさっぱりとした和え物…またはサラダが必要だな」
夢子
「サ、サラダまで作るの…!?」
麟「まず、下処理をしたジャガイモの皮とゴボウの皮を用意する。で、こいつもある程度の長さに切って整える」
ダダダダダダダダダダダ!!
夢子
「ジャガイモとゴボウの皮こそ…ゴミじゃない」
麟「バカか?ジャガイモとゴボウの皮には中身以上の栄養素が入ってるんだ、捨てるだなんてもったいない」
夢子
「そ、そうなの…!?」
麟「そーなんす。で、ここに下処理をした人参の皮も加えてと…」
パラパラ…
麟「残っていたブロッコリーの芯は、柔らかく香りの良いドレッシングに」
夢子
「(ペロッ)ブ、ブロッコリーの芯にちょっとの調味料を加えただけでこんなドレッシングが…!」
麟「そしてスープも完成だ。あとはこのドレッシングをかけてやれば…」
ピッ! ピッ!
「「完成!Cuisine à la carte!」」
彼は宣言通り、捨てられそうな食材だけで豪勢な夕食を完成させた。
夢子
「あ、あれだけの食材で…こんな料理を…!?」
夢子は、ただただ驚愕する事しか出来なかった。
麟「まったく…やれやれだ。食材への知識は足りない、食材への感謝も足りない、よくこんなんで料理が出来るよ」
夢子
「っ…」
麟「見た目は確かにゴミかもしれない。でもな、お前らがゴミだと思っている部分は立派な食材になる可能性を大いに秘めているんだ。現に、俺が今それを証明しただろ」
夢子
「そ、そうね…」
麟「確かに…食材の旨味がたっぷりと乗った部分で作る料理は美味い。でも、それは当たり前な事だ。そんなんじゃ同じ味ばかりになって、いつか飽きが来る」
夢子
「た、確かに…」
(ここ最近、毎回似たような味付けばかりだった気がするわね…)
麟「周りがゴミだと言う部分は、食べてみれば新たな発見をもたらしてくれる惜しい部位だ。それを…少しは勉強した方が良いと思うぜ?」
夢子
「か、返す言葉もございません…」
麟「まあ、そこらはこれからゆっくりと勉強だよ。さて、皆を呼んで飯にしよう」
夢子
「え、ええ…」
サンジとゾロの技、どっちが麟に似合う?
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ゾロの技
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サンジの技
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どっちも良きかな