華月麟の幻想記   作:華月麟

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そうだ、神霊廟へ行こう

~次の日~

 

 

ジリリリリリリリリ!!

 

麟「んん…そろそろ起きるか…」 パチッ…

 

目覚まし時計のけたたましい音に起こされ、まだ眠気によって重い瞼をゆっくり開くと…

 

 

ギシ…

 

隠「おはよう、麟君♡」

 

 

また麟を覆い被さるように、寝顔を見続けている摩多羅隠岐奈の姿が。

 

麟「…」 バッ…

 

キィィィィィィィィィンッ…

 

隠「…へ?」

 

麟「これでゲームオーバーだ変態がぁっ!!」

 

 

ズハァッ…!!

 

 

カッ!!

 

 

ドガァァァァァァァァァァァァァァンッ!!

 

 

隠「あぎゃーっす!!?」

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

 

舞「(ドタドタ!!)なんか凄い音が響きましたけど、何事です…かぁ!?」

 

里「(ドタドタ!!)お師匠様!麟さん!大丈夫です…かぁ!?」

 

 

パラパラ…

 

 

隠「いたたた…いきなり手厳しいね麟君!」

 

ザッザッザッ…

 

麟「(ザン…!!)まだ息の根が止まってなかったか」 バッ!! キィィィィィィィィィン…

 

隠「やめてぇ!?」

 

二童子が現場に駆け付けると、今すぐ始末されそうな摩多羅隠岐奈と、その摩多羅隠岐奈を始末しようとする華月麟が視界に入ってきた。

 

舞・里乃

「「本当に何事!?」」

 

 

~朝御飯だお!~

 

 

麟「まったく…」 モグモグ

 

隠「はっはっは…随分と手きびい目覚まし時計だった…」 ボロッボロ

 

舞「どうせお師匠様から手を出したんですよね?」

 

隠「失礼な!?ただ可愛い寝顔を間近で見ていただけだ!」

 

麟「嘘つけ、どう考えても俺の寝込みを襲いに来てたじゃねぇか」

 

里「じゃあお師匠様の自業自得じゃないですかヤダー」

 

隠「誤解だぁぁぁぁっ!!」

 

 

朝っぱらから騒がしい朝食タイム、退屈しないですねぇ。

 

 

 

 

 

 

麟「ふぅ…ご馳走様でした。美味かったよ2人共」

 

舞・里乃

「「お粗末様でした!♪」」

 

隠「実に美味だった。さてさて麟君」

 

麟「ん?何?」

 

隠「今日も後戸の国でのんびりするかい?それとも博麗神社に帰るかい?」

 

麟「どーすっかなぁ…たまには幻想郷を散歩したいし、別の場所にでも行こうかな」

 

隠「そうかそうか♪では何処に行きたい?私がそこまで扉を開こうじゃないか」

 

麟「いいの?ヤッター♪」

 

隠「その代わりに、私の事をママかお母さんと呼んでくれたまえ♪」

 

麟「え(ドン引き)」

 

舞「やだお師匠様…遂にそういう性癖が目覚めたんですか?」

 

里「ちょっとそれはどうかと思いますよ…?」

 

隠「お前達も、麟君からお姉ちゃんか姉さんと呼ばれたら私の気持ちが分かると思うのだがね?」

 

舞・里乃

「「ちょっとそこまで堕ちたくないですかね〜」」

 

隠「本っ当に失礼な奴等だなお前達は!」

 

麟「まぁ…1回だけなら呼んでやるとしましょうかね?ここまで手厚くもてなしてくれたんだから」

 

隠「ヤッタゼ!」

 

 

麟「コホン…母さん」

 

 

隠「…我が生涯に一片の悔い無し!」 チーン

・灰色になる

 

舞「お師匠様ぁっ!?」

 

里「まずい!急いで救急処置をしなければ!?」

 

麟「ええ…?(汗)」

 

 

秘神・摩多羅隠岐奈が言葉ひとつで瀕死になるというのは…いかがなものかと。

 

~処置完了!~

 

 

隠「失敬失敬、ちょっと小野塚小町に会ってきたよ」

 

麟「半分以上死にかけてんじゃねーか」

 

隠「それで…神霊廟だったね?すぐに扉を開くから待っててくれ」

 

麟「はーい♪」

 

 

隠「そぉい!」 バッ!!

 

 

ガチャッ

 

 

麟「おー」 パチパチ

 

隠「さぁ麟君、気をつけて行きたまえ♪」

 

麟「ありがとう隠岐奈、お邪魔しました」 ペコリ

 

隠「またいつでも攫いにくるからな♪」

 

麟「堂々と犯罪予告…お前、そろそろ殺されるよ?」

 

隠「はっはっは!私の命は、簡単には取れんさ♪」

 

麟「そうかいそうかい。2人もありがとうなー!」

 

舞・里乃

「「またどこかで会いましょうねー!」」

 

麟「(ザッ)よし…華月麟出るぞ!」 ドウッ!

 

ギュアァーンッ…!!

 

 

ギィィィ…バタンッ

 

 

彼が神霊廟へと続く扉に飛び込むと同時に扉は閉まり、静けさと名残惜しさだけが後戸の国には残った。

 

隠「…いやはや、実に充実した1日だったよ」

 

舞「麟さんにいっぱいイジメてもらったからですか?」

 

隠「うんうん、その通り…じゃないわぁっ!麟君と楽しい1日を過ごせたからだよ!」

 

里「またまたぁ♪本当は麟さんにイジメてもらったのが嬉しかったから、充実した1日だったんじゃないんですかぁ?♪」

 

隠「ちがーうっ!」

 

 

ブ・ン…

 

 

「何が違うのかしら?」

 

 

隠「(ピクッ…)そ、その声は…!」

 

 

「「紫!?」」

 

 

紫「…」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

 

背後から声がするのでそちらの方へと視線を向ければ、怒り心頭の八雲紫がこんにちは☆

 

紫「…」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

隠「え、えーっと…な、何をそんなに怒っているのかな?」

 

紫「(ピラッ)これ、どういうことかしら?」

 

隠「な、なんだその写真は…ってぇ!?な、何故私と麟君が共に寝ている写真が…お、お前らだな!?里乃!舞!」

 

舞・里乃

「「ニヘラニヘラニヘラ♪これはマズイと思って、撮影した後に現像して紫様に渡しちゃいました〜♪」」

 

隠「何してんだコノヤロウ!?」

 

紫「摩多羅隠岐奈…」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

隠「は、はいなんでしょうか!?」

 

 

「「私はお前が麟にしたことを許したつもりは無い!私の許可無しに麟と寝るだなんて、この私が許すと思うのかしら!?」」

 

 

隠「えぇ!?別に今回私は何もしてないぞ!?ただ彼と楽しく1日を過ごしただけで…しかも彼は許可を下ろしてくれたぞ!?」

 

紫「麟が良くてもこの私が許しません!覚悟しなさい!」 グォッ!

 

隠「り、理不尽過ぎるぅぅぅぅぅぅっ!?」

 

 

 

バギャァッ!!

 

 

 

隠「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 

 

うーん…これは流石に隠岐奈が可哀想ではあるが…日頃の行いが悪い結果、こんなオチになってしまったから彼女の自業自得と言える…のかな?

 

 

 

 

 

隠「(ヒリヒリ…)いやそれでも理不尽過ぎるだろ!?」

 

紫「問答無用!もう一発ぶん殴らせなさい!」

 

隠「絶対に嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 ビューンッ!!

 

紫「待てやゴラァっ!!」 ビューンッ!!

 

 

 

 

ダッダッダッダッダッダッダッダッダッ…

 

 

 

 

バギャァッ!!

 

 

 

 

隠「あんぎゃあぁあぁぁああぁぁあぁぁあぁっ!!」

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