~妖怪の山付近~
ザッ
マミ「よし!妖怪の山近くに着いたぞ麟」
麟「(スタッ)わざわざここまでありがとう〜♪」
マミ「気をつけて行くんじゃぞ♪」 チュッ♡
麟「は〜いっ!またねマミゾウさ~ん!」 スタスタ
マミ「何かあったらすぐに逃げるんじゃぞ〜!」 フリフリ
~山中~
ザッザッザッ…
麟「(ゴクッゴクッ)ふぃ〜…山の中は少し蒸し暑いな。ちょっとお腹空いて来たから、聖さんが作ってくれた特製焼きおにぎりを食べながらのんびりと向かいますかね?」 ドスンッ
ガサガサ
バッ
竹の葉を取り出して包みを開けると、中から3つ程の大きな焼きおにぎりが現れた。…聖さんの母性を感じます。
麟「(パクッ モグモグ)うまっ♪この味噌、俺があげたやつかな?それとも聖さん自家製味噌なのかなぁ?」
どこから野生動物が出てくるか分からないというのに、呑気に昼食タイム。何も現れないわけがなく…
ガサガサッ
麟「(ピクッ)やべ…野生の何かが来たかな…?」 ザッ…
・身構える
すぐ側の草むらが音を立てた。
ガサガサッ…ザッ…!!
ネムノ「よ〜し♪活きのいいイノシシが捕れたべや♪(チラッ)お?なんだおめぇ?こんな山ん中でチビが1人で居たら危ねぇでねぇか」
音の正体は、本日の晩御飯の為に狩りへ出ていた山姥・坂田ネムノだった。
麟「(フウ…)ネムノさんか…久しぶり、ネムノさん」
ネ「おお?おめぇ、うちの事知ってるんだべか?」
麟「あー…ネムノさんもそっちタイプかぁ…。俺だよ俺、華月麟だよ」
ネ「…麟?何を言ってるんだべおめぇは。麟はもっと背が高くてカッコイイ人間だべ♪」
麟「そのカッコイイ人間が、力を使い過ぎまでこうなりました」
ネ「…なんだって?」
麟「あと、いつも山菜とかでお世話になってます」 ペコリ
ネ「なんでおめぇが山菜の話を…?山菜をいつもおすそ分けしてるのは博麗神社と守矢神社、あと命蓮寺以外の奴は誰も…ま、まさかおめぇ本当に…!?」
麟「そうなの。本当にそうなの」
ネ「…随分と可愛い姿に変わっちまったべな?♡」
麟「色々とあった結果です。あ、今日ネムノさんの家に泊まりたいって言ったら…怒る?」
ネ「!?♡うちに泊まりてぇだか!?♡」
麟「今ね、突撃!おたくの晩御飯!ってことで色んな所に突然訪問しては晩御飯をたかってるんだぁ♪」
ネ「な、なんて可愛くも恐ろしいクソガキなんだべ!?♡でもうちは全然大歓迎だべ!♡なんなら久しぶりにおめえを歓迎したいと思ってたんだべよ♡」
麟「やったぁ♪」
ネ「せっかく大物のイノシシを捕まえた後だべ、こいつでパーッと鍋にでもするだべか?」
麟「イノシシ鍋ってやつ?ちょっと興味あるかも」
ネ「なら決まりだべ!あと明日、お土産にいくつか山菜やらなんやら持って帰るといいべ!」
麟「何から何までありがとうネムノさん」
ネ「いいんよいいんよ♪惚れた男にはとことん貢がねぇとなぁ?♡」
麟「…ありがたいけど、破産しない程度にね?」
ネ「分かっとる分かっとる♪さぁて、うちの家まで一緒に行くべや!」
麟「お~っ♪」
・予定変更
天狗の里は後にして、まずは山姥・坂田ネムノの家で一泊を過ごす方向へと進路を変更したようだ。