華月麟の幻想記   作:華月麟

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ショタ麟を愛でるのだ(飯縄丸龍編)

スタスタ

 

 

麟「いや~実に良いお散歩時間でした!」

 

は「お腹も楽になったわ~♪」

 

 

文「さて、お腹も楽になった事ですし…私は幻想郷中を駆け巡ってネタ探しと行きますかね!」 シュバッ!!

 

ギュアァーン…!!

 

椛「私も、そろそろ関所に戻りますね!」 ドウッ!!

 

 

麟「…行っちゃった」

 

は「わ、私も新聞のネタ探しをそろそろしたいんだけど…どうしよう…」

 

 

ザッザッザッ

 

 

龍「それなら問題ないぞはたて」

 

 

は「め、龍様!仕事は片づけたんですか?」

 

龍「ああ…典にずっとしごかれながら終わらせたよ」 ゲッソリ…

 

は「お、お疲れ様です。あ、麟の事…龍様に任せちゃってもいいですか?」

 

龍「ああ、構わないさ。だからさっさとネタ探しに行ってこい」

 

は「じゃああとはお任せします!麟、じゃあねっ!」 ドウッ!!

 

ギュアァーン…!!

 

麟「…はたても行っちゃった」

 

龍「さあ麟君、私と一緒に昼食でもどうかな?」

 

麟「何食べるの?」

 

龍「(ニヤリ)鰻でもご馳走しようじゃないか…!」

 

麟「鰻!?わ~い♪」

 

 

~食事処~

 

 

『いらっしゃいませ!あ、龍様じゃないですか!それにお隣のお子さんは…ああ、華月様ですね?』

 

龍「今日は奮発して、彼と一緒にここの鰻を堪能しようと思ってね。良い鰻を2尾焼いてくれ。大盛りでな」

 

『かしこまりました~!』

 

麟「ここの鰻を食べたのって…天魔の案件で騒いだ時以来かな?」

 

龍「あの時は…本当に申し訳なかった」

 

麟「もういいって…終わった事だし。ていうかあれ以降、勇儀と萃香が月一で里に来てるんだっけ?」

 

龍「今は年に6回程度に減ったがね…(苦笑)」

 

麟「まだ完全に信用は回復しきってないんだね…」

 

龍「天魔様がまだ諦めて無さそうな雰囲気だったからな…あ、今日は星熊勇儀達が視察する日だった」

 

麟「え…そんな日なのに、呑気に鰻食うだなんて大丈夫なの?」

 

龍「昼食を取るくらいの時間はあるから大丈夫だよ」

 

『おまたせしました~♪特上うな重の大盛り2つと、こちらサービスのうなたまです~♪』

 

麟・龍

「「サービスのうなたま?」」

 

『はい♪サービスのうなたまです♪』

 

龍「わ、わざわざすまないと店主に伝えておいてくれ…」

 

『ごゆっくり~♪』 スタスタ

 

麟「うなたまって…サービスで出して良いような食べ物じゃないぜ?」

 

龍「ま、まあありがたく頂こうじゃないか…」

 

麟「うっす…いただきま~す(パクッ モグモグ)う~ん…ふっわふわの厚焼き玉子に包まれたみじん切りの鰻…うなたまって面白いな…!」

 

龍「(モグモグ…)ほう…?今までうなたまという物を食べた事無かったが…こんな味なんだな?正直驚きだ…」

 

麟「(モグモグ)龍さんも食べた事無かったんだ?」

 

龍「正直、私はうな重だけ食べれれば満足だからな。眼中にすらなかったよ」

 

麟「(モグモグ)うな重って、鰻の美味しさもあるけど…鰻にかけてるこのタレも最高なんだよねぇ♪」

 

龍「しかし不思議だな…?この前人里で食べた鰻は、酷く脂っこくてベチャベチャだったんだ…どうしてこうも差が出るんだ…?」

 

麟「脂っこくてベチャベチャな鰻?ああ、この前潰れたあの鰻屋か」

 

龍「おや、君も知ってるのかい?というか閉店したのか」

 

麟「あそこの店は、あまりにも鰻の焼き方が下手過ぎて客から大量のクレームが入ったんだ。…先代が生きていた頃は、ちゃんとふっくら焼き上がった極上の鰻が提供されてたってのに…」

 

龍「つまり…2代目の店主が、先代の功績を全て粉々にしたというわけか…」

 

麟「おそらく…鰻を中途半端に焼いたのが原因なんだろうな。あそこの店は、ここと同じく炭火で鰻を焼いていたはず…炭火で焼いて鰻はそう簡単にはマズくならない」

 

龍「へえ…?炭火で焼いた鰻は、やはりこんなにも美味なのはどの店も共通意思なのか」

 

麟「炭は燃やしても純粋な炭酸ガスしか出さない、だから鰻がスッキリと焼き上がるんだ。この香ばしい鰻は…炭火でなくては出せない味さ。それなのにあの店の2代目は『さっさと提供して稼ぎを増やす!』って事にしか目に行ってなかったものだから、中には火が通っていても、全体的には中途半端に焼けた鰻ばかりが提供され続けていたってわけだね」

 

龍「目先の利益ばかりに囚われて、本来の味を失ってしまったという事…か」

 

麟「恐らくだけど、人里ではもうこんな極上の鰻は食べれないよ。誰かが人里の人に技術提供をしない限りね」

 

龍「これは少し…問題かもしれないな」

 

麟「俺に言わせてもらえば、これだけの技術を持っている天狗の職人がその腑抜けた2代目の師匠になれば…全ての問題は解決する可能性があるかも…だがな」 ガツガツガツ!

 

龍「…そうか!少し、良い事を思いついたが…この件は後回しにして星熊勇儀を出迎える準備をしよう」 ガツガツガツ!

 

 

ドンッ!

 

 

麟・龍

「「ごちそうさまでした!」」




 
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