ドガァァァァァァァァァァンッ!!
ドガガガガガガガガガガッ!!!
妹紅
「輝夜ぁぁっ!!」
輝夜
「いちいち熱くならないの妹紅っ!」
ダァンッ!! ダァンッ!! ダァンッ!!
ガギィィンッ!!
麟「…相変わらず、楽しそうにやってるなぁ。はてさて、俺は鈴仙か永琳さんにでも会って話をしないとな」 スタスタ
永琳やら鈴仙辺りに顔合わせをして訪問理由を説明しなければと思い、永遠亭の中に入ろうと歩き出した時
ガクンッ…
麟「…え?」
ズボォッ!!!
「「どわぁあぁああぁぁあぁぁぁあぁっ!?」」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ…!!
ドォーーーーーーンッ…!!!
妹「な、なんだ今の轟音は!?」
輝「ちょ、ちょっと!?あのバカみたいに大きく開いた穴は何よ!?」
てゐが鈴仙用に仕掛けていた落とし穴に麟が誤って転落。突如、身体がガクンと傾いて穴の底へ落ちるのは恐怖でしかない。
パラパラ…
麟「いたた…こ、これはてゐの落とし穴か…!」
ウツロウツロ…
麟(ま、まずい…いきなりの出来事すぎてちゃんと受け身が取れなかった…。い、意識が…)
ガクッ…
落とし穴の底に叩き付けられた時、頭を地面に強打したせいで意識が朦朧としていた麟はそのまま気絶してしまった。
てゐ
「にっしっし〜♪ま〜た鈴仙ったら私の落とし穴に引っかかった♪(ヒョコッ)どれどれぇ…?ってお兄さん!?なんでお兄さんが落とし穴の中に!?」
妹「お兄さん…?も、もしかして麟の奴が落とし穴に…!?」
輝「ちょっとてゐ!?貴女…まさか麟を落とし穴に引っ掛けたの!?」
てゐ
「わ、私は鈴仙がいつも通り引っ掛かると思って落とし穴をいつもの場所に設置しただけだよ!お、お兄さん大丈夫かい!?」
麟「…」
てる
「お、お兄さん…?ちょっとお兄さん!?」
麟「…」
てる
(こ、これはまずい…!?)
「姫様!急いで永琳を呼んでぇっ!!お兄さんの意識が無いんだよォ!?」
妹「(スタッ)んだと!?おい麟!しっかりしろ、大丈夫か!?」
輝「(スタッ)麟!貴方大丈夫!?」
麟「…」
妹「こ、こいつはヤバいぞ!?輝夜、急いで永琳を呼べ!私が麟を穴から引っ張り出す!」 ドゥッ!
・穴の中へ
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…
輝「ま、任せたわよ妹紅!」 ダッ!
てゐ
「はわわわわわ…!」
~穴の中~
スタッ
妹「(バッ!)おい麟!しっかりしろ!頼むから返事をしてくれ!」 ユサユサ
麟「[ユサユサ]うぐっ…あぁ…」 ガクッ…
妹「麟!?」 ピト…
再び麟は意識を失った。麟の生命が事切れてしまったかを確認する為、すぐさま妹紅は胸に耳を当てた。
ドクンッ…ドクンッ…ドクンッ…ドクンッ…!!
妹「心臓は動いてる…だが意識が無い、または朦朧としてる…。こいつは落とし穴に落ちた時、頭を強打したな…?てゐの奴…あとで焼き兎にしてやる…!」
永琳
「妹紅!麟の容態は!?」
妹「永琳か!心臓はちゃんと動いてる!だが…この高さから落ちて、頭を強打したらしい!意識が朦朧としてる!」
永「なんですって!?急いで穴から出て来てちょうだい!」
妹「おうさ!待ってろ麟…!すぐに永琳がなんとかしてくれるからな!」 ドゥッ!
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…スタッ
永「麟…!」
麟「…」
輝「ダメ…!全く意識が無いわ!」
永「急いで応急処置をするわよ…!…てゐ、後で覚悟しなさい!」
てゐ
「わ、私はただ…」
永「お黙り!麟…!すぐに良くなるから我慢してちょうだい…!」 ダッ!
妹紅によって穴から救出された麟は、すぐさま永琳の手によって治療室へ運ばれた。
ザッザッザッザッ
鈴仙
「ただいま薬売りから戻りました〜って…な、なにこの物々しい空気…」
妹「鈴仙か…」
鈴仙
「私が居ない間に、何かあったの?」
輝「麟が…てゐの落とし穴に引っかかって、意識不明の重体なのよ」
鈴仙
「…は?!てゐ…貴方何をして…!?」
てゐ
「わ、私はただ…そろそろ鈴仙が帰ってくると思って、落とし穴を起動したんだ…。そしたら鈴仙より先にお兄さんが永遠亭に来ちゃって…」
鈴仙
「はぁ…とりあえず、麟さんは大丈夫なの?」
妹「永琳が急いで応急処置と治療してるところだ。…多分大丈夫だろ」
輝「だといいけど…」
鈴仙
「(ソォーッ)こ、この高さから落ちたの…!?流石の麟さんでもまずいんじゃ…」
妹「しかもあいつ…よりにもよって力の使い過ぎて子供の姿になってたからな。色んな不運が重なり過ぎだ…」
鈴仙
「だ、大丈夫かな麟さん…」
輝「永琳の腕と知識なら、きっと大丈夫よ」