~偽天棚~
ここは
妖怪の山のかなり高地に位置する場所である(一応妖怪の山の頂上ではないような、そうでもないような…?)。
麟と正邪はマミゾウから『お前らに協力した代わりに、わしの用事に少し付き合え』と言われ、マミゾウの後を追った結果、こんな高地までやって来ていた。
ヒュゥゥゥゥ…
正「(ブルブルッ…)うう…さみぃなぁ…」
麟「正邪、大丈夫?」
正「お、お前に心配されるほど、私の身体は弱くな…クチュンッ!」
麟「くしゃみしてる時点でダメだよ…(ゴソゴソ)ほら正邪、俺のスカーフを貸してあげるから首に巻いてなよ?」
正「わ、悪い…」 マキマキ
マミ「おっと言い忘れておった。ここは風も冷たいが空気中の酸素濃度も低い(スッ)ほれ、チョコでもつまんでおくと良いぞ♪」
正「…なんでチョコレート?」
麟「マミゾウさんからのバレンタインチョコだぁ!♪」
マミ「ふぉっふぉっ♪ちょこ~っと気が早いのぉ?」
麟・正邪
「「チョコだけに?♪」」 ププッ♪
マミ「ウグッ…あっさりバレてしまったか…まあそんな事はどうだっていいんじゃ。チョコはな、山登りをするには最適な食べ物なんじゃ」
麟「栄養価がお茶碗1杯分の白米と同量程度だから?」 モグモグ♪
マミ「その通り!山登りをすると身体のエネルギーをごっそり持っていかれるからのぉ…?だからサッと栄養補給とエネルギー回復をする為には、チョコレートがうってつけなんじゃ!」
正「へ~…物知りなんだな?」 モグモグ
マミ「わしはお主らより長生きしとる妖怪じゃぞ?そんな事、とっくの昔から学んでおるわ!♪あと、チョコレートには〖テオブロミン〗と呼ばれる成分があっての、これが心を落ち着かせてくれる効果もあるんじゃよ」
麟「マミゾウさん物知り~」
マミ「もっとわしを褒め称えんか♪」 ルンルン♪
正(化け狸の棟梁が人間にちやほやされて喜んでる姿…なんとも滑稽で面白いな?)
偽天棚の場所はかなり標高が高く、酸素濃度は地上よりもかなり薄く、風もかなり冷たく感じる。そもそも、幻想郷が秋から冬へと変わり始めているのも相まって、なおの事寒さは別格だ。
マミ「話は変わるが麟…お主はどうしてスカーフなんぞ持ち歩いておるんじゃ?」
麟「え?なんでって…最近は人里も寒くなってきたけど、マフラーじゃまだ過剰防衛過ぎるから、龍さんから貰ったスカーフを首に巻いて、今の寒さを凌いでるんだ~♪」
マミ「ふぉっふぉっふぉっ♪スカーフとマフラーを使い分けとるという事か♪お主は賢いのぉ?」
正(スンスン…)
(そういやこのスカーフ…麟の匂いがする…///)
麟「で?マミゾウさんについて来た結果、こんな高地まで来たわけだけど…ここへは何しに来たの?」
マミ「おっと、お主らに説明するのを忘れとったか。ほれ、わしはよく煙管を吹いとるじゃろ?」
麟「うん」
正「いつ会う時も煙管をプカプカ吹いてるよなお前」
マミ「煙管を吹く為には煙草が必要じゃろ?」
麟・正邪
「「うん」」
マミ「最初は外の世界で、煙草が無くなりかけてきたら毎回仕入れておったんじゃが…最近は値は張るし殆ど売ってないしのとんとん拍子でな…」
正「…で?何をどうしたらこんな山頂近くまで登るんだよ」
マミ「烏天狗の記者から耳寄りな情報を貰ってのぉ?」
麟「文から?」
マミ「なんでも、この偽天棚付近の賭博場の山如が似たような煙草を吸っていたという情報を貰って、ここに来たというわけじゃ♪」
麟「賭博場!?こんな山頂辺りに賭博場があるの!?」
マミ「…それが、マジであったんじゃよ♪」 キラーンッ☆
正「あったんじゃよ…って、その言い草から推測すると…既に何回かここに来てんだろお前」
マミ「ふぉっふぉっふぉっ!ちょうどお主らに出会ったタイミングで煙草が切れかけておったから、ついでに付き合ってもらおうと思ってのぉ!」
正「まあ…あいつらに捕まらなかったお礼としては、別に構わねぇけどよぉ…」
マミ「なら話は早いな!では早速行くぞ!」 スタスタ
麟「おーっ!」 スタスタ
正「お、おーっ」 スタスタ
(こいつ…すんげーノリノリだな…?)
~駒草の賭博場~
ここは駒草の賭博場。
妖怪の山内で、特定の日にだけ開かれる"妖怪専用"の賭博場。
偽天棚の奥地に広がる高地には、ほぼほぼ廃墟にしか見えない建物が数多く点在する…。
しかし、その廃墟にしか見えない建物の中に一件だけ目印として
〖龍の煙管がぶら下がっている廃墟〗
があり、そここそが今回開かれている
〖駒草の賭博場〗
である。
ついに酔蝶華ネタに突入
生意気な正邪と素直な正邪、どっちが良い?
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生意気!
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素直!
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どっちも良きかな