華月麟の幻想記   作:華月麟

785 / 1036
月の都

~都門前~

 

 

ビシュインッ…!!

 

スタッ

 

 

麟「ふぅ…相変わらず、この転送装置はすんごいな」

 

霊「なーんか久しぶりにここへ来たわね…」

 

菫「こ、ここが月…!まさかロケットも無しに月へ来れる日がやってくるなんて!写メを撮りまくらないと…!」 パシャパシャパシャ!!

 

麟「撮影すんのは良いけど、外の世界の友達には見せるなよ?」

 

菫「言われなくても分かってるわよ!うっひょー!ここが月なのかぁ!」 パシャパシャパシャ!!

 

霊「ふふっ…楽しそうね、菫子」

 

麟「そりゃ…外の世界では月なんて限られた人物しか行けない地だからな、興奮するのも無理はないよ」

 

霊「そうね〜」

 

麟「んじゃ、都の門番に話でもかけに行こうかな」

 

霊「待って麟」

 

麟「ん?」

 

霊「…」 ダキッ!

 

麟「っと…どした霊夢」

 

霊「小さい貴方を抱きしめるのも悪くないけれど…やっぱり私は、今の貴方を抱きしめる方が良いわ…♡」

 

麟「…それ、今言うことかよ」

 

霊「華扇が居るとこで…こんな事出来ないわよ…」

 

麟「だからって菫子の居るとこでやったら…」 チラッ

 

 

菫「むーっ…」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

 

麟「こっちはこっちでこれだよ…」

 

菫「霊夢っち、抜け駆けはズルいぞ!」

 

霊「なら一緒に抱きしめる?」

 

麟「いや…流石にそんな提案、菫子が受け入れるわけ…」

 

菫「そうする!」

 

麟「受け入れるんかい!」

 

菫「とぉっ!」 ダキッ!

 

麟「オウフ…少し苦しいっす…」

 

霊・菫

「「ぎゅ〜♡」」

 

麟「てか…そろそろ本題に移りたいから離せ」

 

霊・菫

「「だが断る!」」

 

麟「HA☆NA☆SE!」

 

 

~数分後~

 

 

麟「よし、さっさと行くぞ」

 

霊・菫

「「はーい…」」

 

麟「ったく…んな事やってたら、わざわざ月の都へ来た理由を忘れちまうよってんだ」 スタスタ

 

霊「悪かったわよ…」 スタスタ

 

菫「わ、私は…久しぶりに会えたから思い切り抱きしめたくなっちゃった…///」 スタスタ

 

麟「そうかいそうかい」

 

 

門番2人

『おい、誰かこちらへ来るぞ』

 

『本当だ…しかも3人組か…』

 

『警戒するに越したことはないな…』

 

『だな…』

 

 

ザッ…

 

 

麟「おっす、久しぶり」

 

『あ、ああ…!?華月様でしたか、お久しぶりです』 ペコリ

 

『後ろの2人は、貴方のお連れで?』

 

麟「そうだ。依姫にちぃとばかし用があってな」

 

『依姫様にですか?そりゃまた急ですね』

 

 

当たり前のように門番と会話を交わしている麟の姿を見て

 

霊「す、凄いわね…当たり前のように月の連中と会話が出来るなんて…」

 

菫「顔パスってやつだね!」

 

改めて、麟の顔がどれほど広く知られているかを実感した2人だった。

 

麟「で?依姫は今どこに?」

 

『依姫様でしたら、恐らくは玉兎達と訓練所におられますよ』

 

麟「そっかあんがと」

 

『案内致しましょうか?』

 

麟「大丈夫大丈夫。訓練所までの道なら覚えてるから。あ、そうだ(ゴソゴソ)いつも門番を頑張ってる2人にいい物をやろう」

 

『『いい物?』』

 

麟「(スッ)ほれ、地上の茶菓子だ。小腹を満たす程度に食いな」

 

『え、いいんですか?!』

 

『うお!?マジで美味そうだ!』

 

麟「俺は今、腹は空いてないんでね…食べちゃってくれ」

 

『あ、ありがとうございます!』

 

『あとでゆっくり食わせてもらいます!』

 

麟「そうしてくれ。んじゃ、俺達は訓練所に行くとしますかね?」

 

霊「そうね」

 

菫「訓練所かぁ…どんな所なんだろ」

 

麟「じゃ、早速訓練所へGO!」 スタスタ

 

霊「おーっ♪」 スタスタ

 

菫「お、おーっ!」 スタスタ

 

『『お気を付けて〜』』

 

 

門番と軽い挨拶を終えた麟は、霊夢達と共に依姫が居るであろう訓練所へと向かった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。