~都門前~
ビシュインッ…!!
スタッ
麟「ふぅ…相変わらず、この転送装置はすんごいな」
霊「なーんか久しぶりにここへ来たわね…」
菫「こ、ここが月…!まさかロケットも無しに月へ来れる日がやってくるなんて!写メを撮りまくらないと…!」 パシャパシャパシャ!!
麟「撮影すんのは良いけど、外の世界の友達には見せるなよ?」
菫「言われなくても分かってるわよ!うっひょー!ここが月なのかぁ!」 パシャパシャパシャ!!
霊「ふふっ…楽しそうね、菫子」
麟「そりゃ…外の世界では月なんて限られた人物しか行けない地だからな、興奮するのも無理はないよ」
霊「そうね〜」
麟「んじゃ、都の門番に話でもかけに行こうかな」
霊「待って麟」
麟「ん?」
霊「…」 ダキッ!
麟「っと…どした霊夢」
霊「小さい貴方を抱きしめるのも悪くないけれど…やっぱり私は、今の貴方を抱きしめる方が良いわ…♡」
麟「…それ、今言うことかよ」
霊「華扇が居るとこで…こんな事出来ないわよ…」
麟「だからって菫子の居るとこでやったら…」 チラッ
菫「むーっ…」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
麟「こっちはこっちでこれだよ…」
菫「霊夢っち、抜け駆けはズルいぞ!」
霊「なら一緒に抱きしめる?」
麟「いや…流石にそんな提案、菫子が受け入れるわけ…」
菫「そうする!」
麟「受け入れるんかい!」
菫「とぉっ!」 ダキッ!
麟「オウフ…少し苦しいっす…」
霊・菫
「「ぎゅ〜♡」」
麟「てか…そろそろ本題に移りたいから離せ」
霊・菫
「「だが断る!」」
麟「HA☆NA☆SE!」
~数分後~
麟「よし、さっさと行くぞ」
霊・菫
「「はーい…」」
麟「ったく…んな事やってたら、わざわざ月の都へ来た理由を忘れちまうよってんだ」 スタスタ
霊「悪かったわよ…」 スタスタ
菫「わ、私は…久しぶりに会えたから思い切り抱きしめたくなっちゃった…///」 スタスタ
麟「そうかいそうかい」
門番2人
『おい、誰かこちらへ来るぞ』
『本当だ…しかも3人組か…』
『警戒するに越したことはないな…』
『だな…』
ザッ…
麟「おっす、久しぶり」
『あ、ああ…!?華月様でしたか、お久しぶりです』 ペコリ
『後ろの2人は、貴方のお連れで?』
麟「そうだ。依姫にちぃとばかし用があってな」
『依姫様にですか?そりゃまた急ですね』
当たり前のように門番と会話を交わしている麟の姿を見て
霊「す、凄いわね…当たり前のように月の連中と会話が出来るなんて…」
菫「顔パスってやつだね!」
改めて、麟の顔がどれほど広く知られているかを実感した2人だった。
麟「で?依姫は今どこに?」
『依姫様でしたら、恐らくは玉兎達と訓練所におられますよ』
麟「そっかあんがと」
『案内致しましょうか?』
麟「大丈夫大丈夫。訓練所までの道なら覚えてるから。あ、そうだ(ゴソゴソ)いつも門番を頑張ってる2人にいい物をやろう」
『『いい物?』』
麟「(スッ)ほれ、地上の茶菓子だ。小腹を満たす程度に食いな」
『え、いいんですか?!』
『うお!?マジで美味そうだ!』
麟「俺は今、腹は空いてないんでね…食べちゃってくれ」
『あ、ありがとうございます!』
『あとでゆっくり食わせてもらいます!』
麟「そうしてくれ。んじゃ、俺達は訓練所に行くとしますかね?」
霊「そうね」
菫「訓練所かぁ…どんな所なんだろ」
麟「じゃ、早速訓練所へGO!」 スタスタ
霊「おーっ♪」 スタスタ
菫「お、おーっ!」 スタスタ
『『お気を付けて〜』』
門番と軽い挨拶を終えた麟は、霊夢達と共に依姫が居るであろう訓練所へと向かった。