華月麟の幻想記   作:華月麟

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フルパワーとフルパワー

~数十分後~

 

 

依「(モグモグ…ゴクンッ)よし…!師匠、そろそろ行きましょう!」 スタスタ

 

麟「お?もうスタミナ回復しきったのか、早いな〜」 スタスタ

 

 

菫「月に出来てる桃を1個食べただけで、あんな元気になるものなの?」 モグモグ

 

レイセン

「さあ…?私は普段から食べてるので、よく分かんないです」 モグモグ

 

霊「甘くて最高だわぁ…」 モグモグ

 

豊「月の桃ちゃんは栄養補給にピッタリなのよ♪」 モッチャモッチャ♪

 

菫「外の世界にも欲しいなぁ…この桃ちゃん」

 

 

ザッ…!!

 

 

麟「お前と戦うのは…霊夢達が月にロケットで来た時以来だったな…」

 

依「そうですね…私はあの時、地上の人間に負けるという屈辱を味わいました。ですが、そのおかげで師匠と出会えて…私は良かったと思ってますよ」

 

麟「俺…別にそんな大した事してねーぞ?」

 

依「いえいえ!貴方の元で様々な事を学び、おかげで更なる強さを身に付けられた気がします!」

 

麟「そういや…お前にフルパワー形態を教えたんだっけ俺?」

 

依「はいっ!」

 

麟「そうかそうか…(ニヤリ)なら、お前のフルパワーがどんなものか…見せてもらおうじゃないか」

 

依「わ、私のフルパワーを…今ここで?!」

 

麟「俺とお前…どちらのフルパワーが強いかの手合わせをしてみないか?あと…純粋にお前の成長が見たいし」

 

依「…はい!」

 

麟「ただし…互いに一切の手加減はなしだ、いいな?」

 

依「はいっ!」

 

 

豊「…レイセン」

 

レイセン

「はい?」

 

豊「今すぐ訓練所周りにバリアを張って。出力は最大で」

 

レイセン

「え!?い、今すぐにですか!?」

 

豊「あの2人のフルパワーがぶつかり合ったら…都にとんでもない被害が出るわよ…!」

 

レイセン

「す、すぐに作動させてきますーっ!!」 バビューンッ!!

 

菫「え…あの2人がぶつかると…物理法則を超えた何かが起きるわけ?」

 

豊「そんな生易しいものじゃないわよ…!都1つが消えるわよ…!」

 

菫「(サァーッ…)そ、その戦いを見届ける私達は…生きて帰れますか…?」

 

豊「…タブンネ」

 

菫「遺書の準備しとこ…」 ゴソゴソ

 

霊「はぁ…菫子」

 

菫「うん?」

 

霊「ほれ」 ペタッ

 

菫「…なにこれ」

 

霊「防御系の御札。あらゆる物から守ってくれる、有難い御札よ」

 

菫「ありがとう霊夢っち!」

 

霊(あいつらがぶつかり合うと都1つ消えるって…相変わらずイカれたスケール過ぎて笑っちゃうわ…)

「クスクス…♪」

 

 

ザッ…!!

 

 

依「では師匠…私から行きます…!」

 

麟「…ああ」

 

依「はぁっ…!」 グッ…!!

 

 

バチィッ…! バチバチィッ…!!

 

 

麟「…」

 

グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!

 

依「はぁぁぁぁっ!!」 グアッ!

 

ブアッ!!

 

麟「…!」

 

依「くぅぅぅぅ…っ!はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!

 

麟「こ、こいつは…!」

 

依「ぬうぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!

 

麟「まだ戦闘力が上がるか…!」

 

依(キッ…!!)

 

 

「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」

 

 

グオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!

 

 

麟「…ふっ」

 

 

バチバチバチィッ…!!

 

 

依

【挿絵表示】

「これが私のフルパワーです…師匠!」

 

 

豊「あらあらぁ…あの時見せてくれたフルパワーより、また一段とレベルアップしたわねぇ…」

 

霊「ほ、本当に言ってるの…?」

 

 

レイセン

「(ザザァッ!!)ただいま戻りましたーってぇ!?もう始まろうとしてる!?」

 

菫「あ、おかえりレイセン」

 

豊「おかえりなさいレイセン。安心して?まだ準備中みたいなものだから」

 

レイセン

「よ、よかったぁ…バリアを張る前に始めてしまったのかと思いましたよ…」

 

 

バチバチィッ…!!

 

 

依「さあ…お次は師匠の番です!師匠のフルパワーを…私に見せてください!」

 

麟「ああ…それにしても、随分と強くなったな依姫。こいつは流石の俺も想像以上だよ」

 

依「いえ…!これでもまだ…私は未熟者です…!」

 

麟「それでもお前は見違えたよ、謙遜するな」

 

依「ありがとうございます…!」

 

麟「本当に…随分と強くなりやがって…」 オォォォォォォォォォッ…

(だからこそ気が抜けない…。今の依姫は俺の想像以上に成長を遂げている…ほんの少しでも油断をしてしまったら、俺が負けるかもしれない…)

 

依「…師匠?」

 

麟「(キッ…!)よし…!」

 

 

霊(麟の目付きが変わった…!)

 

依(来る…!師匠のフルパワーが…!)

 

 

麟(グッ…!!) ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!

 

 

麟「…」 ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!

 

バチバチィッ…!!

 

バチバチィッ…!!

 

 

レイセン

「あ、あわわわわわわわわっ!?」

 

豊「う、嘘でしょ…!?な、なんてパワーなの…!」

 

菫「しかもまだまだパワーが上がってるよ!?」

 

霊「…」

 

 

麟(キッ…!!)

 

 

「「はぁぁぁっ…!だあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」

 

 

ガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!

 

 

依「っ…!」

 

霊「す、凄いパワー…!」

 

レイセン

「と、飛ばされちゃうぅぅぅぅっ!?」

 

菫「レ、レイセン!?」 ガシッ!

 

豊「し、信じられないわ…!」

 

 

オォォォォォォォォォォォォォォォォッ…!

 

バチバチバチィッ…!!

 

 

麟

【挿絵表示】

「こいつが俺の…フルパワーだ…!」

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