華月麟の幻想記   作:華月麟

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山童の元へ

~玄武の沢~

 

 

サァァァァァァァァァァァァァァァァァ…

 

 

レイセン

「わぁ〜!♪凄く綺麗で爽やかな場所ですね依姫様!」

 

依「そうだな…凄く耳が癒される音だ…」

 

麟(ASMRかな?)

「さてと、我が盟友・河城にとりはと…」 キョロキョロ

 

 

河童

『にとりさーん、また厄神様から今回の落し物が届いたよ〜』

 

にとり

「あいよ〜って…こりゃまた物凄い量だなぁ…(ポリポリ)これでも部品系は川に落とさないよう気をつけているんだけどなぁ…?」

 

『私達はもにとりさんや厄神様から口酸っぱく聞かされてるから、気をつけて作業はしてるつもりですけど…それでも落としちゃってたりするのかなぁ?』

 

に「それか…あとはたかね達、山童の奴等かもしれないね。後で箱の中を漁って、私達の物とたかね達の物で分けてみるか」

 

『了解です!』

 

 

麟「おっ…!いたいた、我が盟友の河城にとり発見♪」 スッ…

 

ジャキンッ

【挿絵表示】

・左腕に装着

 

依「うん?師匠、それは一体何ですか?」

 

麟「ん?ああ、こいつはアンカーシールドだよ」

 

レイセン

「わぁ…!先端にフックが付いているんですね!もしかしてそのフック…飛ばせたりするんですか?」

 

麟「(ニッ)見てみたいか?レイセン」

 

レイセン

「は、はいっ…!ちょっと興味が湧いちゃってます…!」

 

麟「(ニヤァ…)ならそのご要望に答えてあげましょう…!」

 

レイセン

「やったぁ…!♪」

 

依「師匠、その顔は…またろくでもないことを考えてますね?」

 

麟「レイセンの御期待に答えてみせます…!」 キリッ

 

依「いや別に答えなくていいんですよ」

 

麟「てことでLet’s河城にとり一本釣りじゃいっ!」 バッ!

 

 

「「アンカー!!」」

 

バシュッ!

 

 

レイセン

「やっぱり射出された!」

 

依「ま、まさかとは思うが…?」

 

 

ヒュヒュヒュヒュ…

 

カチンッ

 

 

に「…ん?今、何か背後で変な音がしたような?」

 

『え、なんか聞こえました?』

 

 

麟「そぉれぇっ!!」 グィッ!!

 

 

グググ…

 

ギュンッ!!

 

 

に「[ガクンッ…!!]どわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 

『に、にとりさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!?』

 

 

ピューン…!!

 

に「ぎゃーっ!?誰か助けてぇっ!!」 ジタバタ!

 

 

レイセン

「わわわっ!?に、にとりさんがこっちに飛んできますよ!?」

 

依(ひ、左腕の力だけで…あんな重装備の河童を釣り上げた…!?流石は師匠だ…!!)

「って関心している場合じゃなかった!?し、師匠!この後、どうやって彼女を受け止めるのかまで計画には組み込んでるんですよね!?」

 

麟「あったぼうよ!」

 

 

ピューン…!!

 

に「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 

 

麟「ほいっ!」 バッ!

 

 

ドスンッ…!!

 

に「…う?あ、あれ…!?(キョロキョロ)じ、地面に叩きつけられてない…!?じゃ、じゃあ一体…私はどうやってこの場所に…!?」 チラッ

 

 

麟「よう、盟友?♪」 パチンッ☆

・ウィンク

 

 

に「(ドキーンッ!)め、盟友!?///」 バクバク…!!

 

麟「すまんなにとり、こんな手荒なやり方で連れてきちまって」

 

に「べ、別に盟友になら…手荒でも大歓迎だよ…///」 モジモジ

 

麟「そっかそっか♪それはそうと…どうよレイセン!」

 

レイセン

「凄いです!依姫様、月にもあのような技術を取り入れてみますか?」

 

依「ま、まぁ…遠くのゴミ拾い程度には利用しても良さそうだが…それでも必要無いと思うが…」

 

レイセン

「や、やっぱりそうですよね…」 シュンッ…

 

に「あ、ちなみにこいつにはIフィールド搭載されてます♪」

 

依「(ピクッ…)な、なんだと…!?Iフィールドは我が月の都にて苦労して開発した努力の結晶…そ、それを地上の妖怪はいとも容易く模倣したというのか…!?」

 

に「いやはや…Iフィールドを作るのは苦労したんだよ?下手な素材を使ったらIフィールドの出力に素材が勝てないし、かといってIフィールドの出力を下げればシールドとして役には立たないしで…。あと、小型化するのが1番苦労したかな?」

 

依「あ、後で小型化したIフィールドの設計図を頂けないだろうか…!?」

 

に「もちろん渡すとも♪I(ゴソゴソ)フィールドは月の民からもたらされた高レベルなテクノロジーだからね、お互いに何か発展があれば包み隠さず教えるってのが筋だよ!是非活用してくれ!ちなみに言っておくけど、このアンカーシールドを製作するのに馬鹿みたいなコストがかかったよ」 バサッ!

 

依「か、感謝する!(バッ!)な、なるほど…!?確かにこの方法ではコストはそれなりにかかるかもしれないが、もしここら辺をこうすれば…もしかすれば大量生産も可能か…!?」

 

に「何か進展があったら私達にも技術提供を頼むよ♪」

 

依「了解した!」

 

麟「Iフィールド系の装備が大量生産出来たら玉兎達の装備レベルが上がるし、もしかしたら玉兎達の生存率も上がるかもな?」

 

レイセン

「生存率が上がれば、私としても嬉しい限りです!」

 

麟「だな♪」

 

に「そ、それはそうと盟友…」

 

麟「ん?」

 

に「わ、私はいつまでお姫様抱っこ状態のままなんだい…?///」 ドキドキ

 

麟「うーん…俺の気が済むまでとかかな?」

 

に「ふぇ〜…?///その間、ずーっと色んな人達にこの姿を見られ続けるのは恥ずかし過ぎるよぅ…///」

 

麟「ある意味見せしめだな♪」

 

に「やめておくれぇ…///そ、それはそうと…今日は何しに来てくれたんだい?」

 

麟「あ、アンカーシールドでお前の一本釣りする事に集中し過ぎて、本来の目的を忘れてたわ」

 

に「おいおい…」

(相変わらず…盟友は面白い人間だなぁ…♪)

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