麟「ということでありましてだね?」
に「なるほどなるほど…月の兵士達の装備があまりにも火力不足だから、新しい武器が欲しいって事なんだね?」
麟「そゆことそゆこと」
依「だから、こうして我々は貴女の元へ来たというわけなんだ」
に「頼ってくれるのはありがたいけど、生憎そういった事は私の不得意分野っちゃ分野なんだよねぇ…」
麟「えーっ?!クジャクとかバタフライBとか、ああいうのは普通に作れたのに!?」
に「あれは盟友が事細かに詳細を書いてくれた設計図があったからこそさ。流石に設計図が無いと、私も作りようがないし思いつきもしないよ」
麟「ちぇ〜っ…にとりならなんでも出来ると思ったのに」 ムスーッ
に「誰にでも得意不得意があるのを…ご存知ない?」
麟「存じ上げません♪」
に「(ズコッ!?)ダメだこりゃ…あ、でも待てよ…?あいつなら…もしかしたら盟友達のお願いに答えられるかも…?」
麟「おっ!?適任の奴がいたか!?」
に「私の知り合いに、山童の山城たかねっていうのがいるんだ。…あいつとはライバルみたいな関係だけど、この際仕方ない…あいつに頼ってみるのもありかな?」
麟「おー!そいつはありがたい♪まさに一歩前進ってとこだな。依姫、レイセン、進展があったぞ!」
依・レイセン
「「本当ですか!?」」
に「これから、少し山道を登っていく形になるけど…それでも構わないかい?」
依「我々の目的が果たせるのであれば、私は構いません」
レイセン
「私もです!」
に「なら決まりだ!じゃあ私に着いてきてくれ!てことで、しばらく留守にするからあとは頼んだよ」
『了解っす、お気をつけて〜♪』
ようやく進展があり、玉兎達の装備を入手出来そうな空気が流れ始めた。山城たかねという山童に会う為、にとりの後を着いていきながら山奥へ向かうことになった。
~山道~
ザッザッザッ…
レイセン
「うぅっ…す、少し肌寒いですね…」 ブルブル…
麟「肌寒いか?(シュル…)ならこいつを首に巻いとけ」 マキマキ
レイセン
「ありがとうございます!あったか〜い♪」
依「まったく…すみません師匠、お手数お掛けします…」
麟「構わないよ♪にしても本当に少しずつ肌寒くなってきたな?もしかして、もう少しで秋も終わりを迎えるか?」
に「もしかしたら、あと1ヶ月くらいで秋も終わるかもね〜…」
依「こんな美しい景色が…1ヶ月後には見られなくなるのですね…」
麟「儚き景色ってやつだな。まあ…月では常に同じ景色か見れないんだろうけど」
依「そうですね…月には季節という概念がありませんので」
に「…月の技術なら、四季を生み出せる装置くらい作れそうだけどね?」
依「…あ、その手があったか…!?」
麟・に
「「(ズコッ!?)そもそも四季を月でも見れるようにする方法を考えてすらなかったんかい!」」
依「ふ、普通に頭から抜けてました。そうか…四季を生み出す事の出来る装置を開発すれば、都はもっと繁栄するのか…!」
レイセン
「月でも桜が見れたら…皆でお花見とかしてみたいですね!」
依「都に戻ったらお姉様に相談してみます」
麟「おう、そん時は俺達に相談してくれても構わないよ。な?にとり」
に「うむ!その時になったら、私達は出来る限りの手助けをするよ!」
依「ありがとうこざいます!」
月の都を更により繁栄出来る改革の話を互いに交わし合いながら、4人は山童の住処まで歩き進んで行く。