華月麟の幻想記   作:華月麟

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幻想記が800話に到達!?


貧乏神と疫病神

スタスタスタ

 

 

麟「いやはや、実に有意義な時間だった!」 ホクホク♪

 

レイセン

「これで、少しは玉兎達の火力不足が少しでも解消されると良いですね依姫様!」

 

依「ああ、きっとこれで少しは月の戦力も変わるだろう」

 

に「おのれたかねめ…盟友はお前になんかには絶対やらないぞ…」 ブツブツ…

 

 

無事にたかねとの取引を完了させた依姫御一行は、博麗神社へ戻る最中である。

 

 

ヒュゥゥゥゥ…

 

 

麟「(ブルッ…)うぅっ…やっぱり季節が秋から冬になろうとしているから肌寒くなってきたな…いや、肌寒いというよりかはマジで寒くなってきたかもしれないな…きっとレティとかチルノがウッキウッキで飛び回る時期だろうな…」

 

に「だね~…妖怪の山もなかなかに寒くなってきたよね~…」

 

麟「急いで博麗神社に戻ろう…」

 

 

妖怪の山の帰路は肌が凍りそうなくらいの冷たい風が静かに吹いていた。博麗神社に戻るペースを少し上げようとした時

 

 

フワフワ~…

 

紫苑

「女苑~…早く人里に行って温かいナニかを食べようよ~…」

 

スタスタ

 

女苑

「んな事言われなくても分かってるわよ…!でも、そもそも私達は道に迷ってるから、どこからどう行けば人里に着くかなんて…」

 

 

麟「…こりゃまた懐かしい2人が」

 

に「懐かしい2人?(チラッ)…ああ、厄病神と貧乏神のコンビか」

 

妖怪の山を彷徨っている厄病神と貧乏神の厄災コンビが目の前に現れた。

 

 

麟「お~い!紫苑!女苑~!」

 

 

<オーイッ!!

 

 

紫苑・女苑

「「ん?(チラッ)あ、麟(さん)だ」」

 

 

麟(ブンブン!!)

 

 

女苑

「…姉さん、もうこの際あいつに憑りつかない?」

 

紫苑

「奇遇だね、私も同じ事思ってたとこだよ」

 

 

オォォォォォォォォォォォォッ…

 

 

に(な、なんかおぞましいオーラを感じる…!?こ、ここは急いで逃げよう…!)

「め、盟友!私はここいらでお暇させてもらうよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」 バビュゥンッ!!!

 

依「に、にとり!?いきなりどこへ行く!?」

 

レイセン

「に、にとりさ~ん!?」

 

麟(あいつ、あの2人にビビって逃げよったな?)

 

 

オォォォォォォォォォォォォッ…

 

紫苑・女苑

「「ふふふふふ…」」

 

 

麟「お、きたきた。おっす♪紫苑、女苑」

 

紫苑・女苑

「「どうも~♪」」 オォォォォォォォォォォォォッ…

 

レイセン

(な、なんだろう…身体の震えが止まらない…!?) ガタガタガタガタ…

 

依(なんだ…?この嫌な感じのオーラは…)

「師匠、この2人は…?」

 

麟「紹介するよ、こちらは依神姉妹。こっちの差し押さえ状まみれの方が姉の依神紫苑、貧乏神です」

 

依・レイセン

「「貧乏神!?」」

 

紫苑

「貧乏神の依神紫苑です、どうも」 ペコリ

 

麟「んで、こっちのド派手のThe・バブリーって感じの方が妹の依神女苑、人から富を巻き上げる厄病神です」

 

依・レイセン

「「富を巻き上げる厄病神!?」」

 

女苑

「厄病神の依神女苑で~す♪あんたらに憑りついて富を巻き上げてあげましょうか~?♪」

 

依「いや、遠慮しておこう!」

 

レイセン

「お、同じく!」

 

麟「初対面の相手を脅すな女苑。で?偶然こんな所で出会ったのは驚きだが、お前らはここで何をしてたんだ?」

 

紫苑

「そ、それがぁ…女苑とキノコ狩りをしてたら…迷子になっちゃいまして…」

 

麟「そ、そいつは災難だったな…」

 

女苑

「もうだめかと思ったけど、ここであんたに出会えてよかったわぁ~♪さっさと人里まで連れていって頂戴♪連れていってくれないと、あんたに取り憑くわよ?」

 

麟「…別に俺は、お前に取り憑かれても嫌ではないから構わないけど」 ポリポリ

 

紫苑

「…え?」

 

女苑

「…はぁ?あんたって…もしかしてそういう破滅的願望が…!?」

 

麟「違うわバカタレ!そもそも、俺にはお前の能力は効かないって意味で言ってんだよバカ!」

 

女苑

「あ、そうなのね…あんたがマゾヒスティック的なヤバい奴かと疑ったわよ…」

 

麟「てめぇな…俺をなんだと思ってやがる」

 

女苑

「わ、私達みたいな厄介者も受け入れてくれる優しい…奴…///」 ボソボソ

 

麟「ボソボソ言うな、聞こえないだろ」

 

女苑

「う、うっさいうっさい!///あんたはさっさと私達を人里へ連れていけば良いのよ!///」

 

麟「へいへ〜い。あ、そうだ!紫苑」

 

紫苑

「なんでしょうか?」

 

麟「相変わらずお前は寒そうな格好をしてるよな」

 

紫苑

「まあ、私は貧乏神なんで」

 

麟「そんな姿を見てるこっちも寒くなる、何かマフラーと手袋辺りでも人里に着いたら買ってやるよ」

 

紫苑

「良いんですか!?」 キラキラ☆

 

麟「(ニコッ)ああ♪」

 

紫苑

「麟さん…貴方に取り憑いても良いですか?」 ジーッ♡

 

麟「俺に取り憑いたら、毎日『苦しい』って言うまで飯を食う羽目になるぞ?」

・遠回しの『幸せにするぞ』宣言

 

紫苑

「なんて魅力的なお誘い…♡」

 

<キャッキャウフフ♪

 

女苑

「(グイッ!)はい!イチャイチャはそこまで!」

 

紫苑

「退きなさい女苑、私は麟に取り憑くのよ!」 クワッ!

 

女苑

「いい加減目を覚ませ!このバカ姉!」 ポカッ

 

紫苑

「いたぁっ!?こんにゃろ!?姉に手を出すとはなんて酷い妹!」

 

女苑

「何回でもぶっ叩いてやるわよ!」

 

紫苑

「なんだと!?」

 

女苑

「何よ!?私とやる気!?」

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!

 

 

レイセン

「あわわわわっ!?」

 

依「ひ、非常にマズい状況では!?」

 

麟「お前ら、喧嘩するなら置いてくぞ」

 

 

紫苑・女苑

「「喧嘩しませんから置いていかないでくださいお願いいたします(圧倒的必死)」」

 

 

麟(そんな必死になるくらい山を彷徨ってたのかこの姉妹…)

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