華月麟の幻想記   作:華月麟

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霊長園を守護する者

ザッザッザッ…

 

 

 

四季映姫の部下・庭渡久侘歌を倒した博麗御一行は関所の門をくぐり、更にその奥地へと足を進めていた。そして遂に…

 

 

~霊長園~

 

 

オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ…

 

 

麟「…なんだ?この異様な雰囲気とオーラは」

 

魔「そもそも…ここは何の建物?それとも施設?どっちなんだ…?」

 

狼『ここは…今回の異変を起こした元凶がいる監獄みたいなものっす…』

 

魔「か、監獄…!?」

 

カワウソ

『その名も霊長園』

 

全ての元凶でもある犯人が作ったと言われている霊長園という施設?監獄?のような場所へと到着した。動物霊達は霊長園を『監獄』と称していたが、果たして本当はどうなのだろうか

 

霊「…この施設、一体犯人は何のために作ったのかしら?」

 

鷲『俺達動物霊を管理する為の監獄ですよ…』

 

妖「動物霊達を管理する為の監獄…?」

 

狼『ここを作った元凶は、自分の思い通りに事を進める為に邪魔でもある俺達を封じ込める為に作った忌々しい建物でっせ…』

 

魔「邪魔者を管理…?どうして邪魔者を始末しないで、逆に管理なんかするんだ?」

 

麟「ああ…そういうことか。邪魔者を消すのではなく、逆に捕らえて労働力にするって方法もあるからな…妥当なやり方っちゃやり方かもしれないな」

 

妖「確かに…!下手に邪魔な者達を始末するより、逆に自分達の労働力として扱えば戦力も減らせて自分達の労働力も手に入れられる…まさに一石二鳥ですもんね!」

 

麟「その通り、生きて捕らえておけば後々何かに使えるかもしれないからっていう考え方もあると俺は思うんだ」

 

霊「なるほどねぇ…。それにしても、ここって…実は弱肉強食の世界だったりする?」

 

カワウソ

『そうですね?畜生界もこの異界も力こそ、全てを制するとまで言われる場所ですから』

 

魔「力こそ全て…なら、麟の実力ならこの場所も畜生界とやらも支配出来るんじゃないか?」

 

 

狼・カワウソ・鷲

『(ピクッ…)え…?』

 

 

霊「ちょっと魔理沙…!」

 

魔「え?なんか不味いことでも…」 チラッ

 

麟「おい魔理沙…それ以上喋ったら、まずお前から片付けるぞ…」 ギロリ…

 

魔「(オロ…)そ、そんな怖い目で睨むなよ…」

 

麟「なら…二度とそんな事を言うなよ?次言ったら絶交だ」

 

魔「そ、それは勘弁してくれぇっ!!」

 

妖「口は災いの元だよ、魔理沙」

 

魔「うっす…」

 

霊「まあそんなことは後にして、まずはこの施設の中に入っちゃいましょうか」

 

麟「だな」

 

 

魔理沙が余計な一言を吐き、麟は静かに怒る。それもそのはず、麟の力は幻想郷のパワーバランスすらも狂わせる事が出来る可能性が十分に眠っているから。

 

なんていう会話と、霊長園という建物がどんなもので何故ここにあるのかという説明を動物霊に聞き終え、霊長園の中へと踏み込もうとした瞬間だった

 

 

ズドドドッ!!

 

 

麟・霊・魔・妖

『!?』 ドゥッ!!

 

 

キィィィィィィィンッ…!!

 

ドガァァァァァァァァァァァァンッ!!

 

 

スタッ

 

 

麟「くそっ!また奇襲かよ!?」

 

魔「今度はどこからだ!?」 キョロキョロ

 

妖「霊長園の方から来たのは分かっているけど…姿が見えない…!」 キョロキョロ

 

霊「物騒な歓迎ね…。はぁ…まーためんどい事になりそう…」

 

また何者かからの奇襲をもらってしまった。しかし、その攻撃にたいしての反応は出来ていたので瞬時に回避は出来た。

 

 

「「貴様ら、何者だ!この霊長園には踏み入れさせんぞ!」」

 

ドゥッ!!

 

スタッ

 

 

魔「おっ!わざわざここの番人みたいな奴自らご登場だぜ!」

 

麟「そりゃありがたいこって…わざわざ敵を探す手間が省ける」

 

狼『んん…?…げっ!?あ、あいつは!』

 

鷲『よりにもよってあいつかよ!?あと一歩だってとこなのに…!』

 

カワウソ

『これはまた…骨が折れそうですね』

 

 

?「ん?よく見たら生身の人間ではないか。でも待てよ…?どうして生身の人間がこんな所に…(チラッ)そうか…!?貴様ら動物霊達が、地上から人間の手助けでも要請したというわけか…小癪な!」

 

 

霊長園を守る番人少女は霊夢達を目にするなり驚きはしたが、すぐそばにいる動物霊達を目にした瞬間、すぐさまどういう状況かを把握した。

 

麟「なんだなんだ?お前ら、あの門番と知り合いなのか」

 

狼『し、知り合いって程でもないっすよ…』

 

 

?「そこの人間達よ!悪い事は言わない、大人しくここを去るがいい!そうすればお前達人間だけは攻撃しないでおく!」

 

 

魔「…だってよ?」

 

霊「それはそれはとてもありがたい提案だけど…何も分かってないのに退散ってのもねぇ?」

 

妖「こちらとしても、知らなくちゃいけない事がまだありそうだし…」

 

麟「てなわけで、悪いけど俺達もここまで来て今更引き下がるわけにもいかないんだよ!」

 

 

?「なっ!?お、お前達はその畜生界共に騙されてここまで連れてこられているだけだ!だから大人しくここから去れ!」

 

 

麟「…!」

 

狼・カワウソ・鷲

(げぇっ…!?余計な事を言いやがってぇっ…!)

 

魔「…は?私達が騙されてる?」

 

妖「…あの人の言っていることが本当なら、今回の異変を起こしたのは」

 

霊「…動物霊達側ってことになるわよね」 ギロリ…

 

狼『ち、違う!あいつの言っていることは全て嘘だ!』

 

魔「なら、あいつが言っている事が嘘だと証明してみろよ」

 

カワウソ

『そ、それは…』

 

妖「出来ないのなら…今ここでお前達を斬る…!」 チャキ…

 

鷲『しょ、正気ですかい!?』

 

霊長園の番人から放たれた一言、その一言が動物霊達への疑心へと変わり…霊夢達は『本当は動物霊達が異変を起こした張本人なのでは?』と疑い始めていた。

 

一方、そんなとんでも発言を聞いた麟はというと

 

 

麟(あの発言が本当かどうか…確かめる必要があるな。しかし…どうやって確かめたものか…)

 

 

番人の発言の真偽を確かめる為の方法を模索していた。

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