華月麟の幻想記   作:華月麟

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畜生界でご飯

~畜生界の飲食店~

 

 

ガララッ

 

『いらっしゃい!おっ、組長さんじゃねーか!あんたが部下のオオカミ霊以外をここへ連れてくるとは珍しい事もあるもんだな?』

 

 

早鬼

「おっす親父、4人分の席は空いてるか?あ、あと3匹の動物霊分の席もありゃいいんだが」

 

『好きな席選んで座りな!』

 

早鬼

「すまない。というわけだ、適当に座ってくれ」 ドスンッ

 

 

霊「じゃあ私はここで」 ポスッ

 

魔「じゃあ私は霊夢の隣だな!」 ドスンッ

 

妖「じゃあ私は組長さんの隣かな」 ポスッ

 

 

『いらっしゃいお客さん方、お冷をどうぞ!』 コトッコトッ

 

 

霊・魔・妖

『どうも』

 

『それにしても…生身の人間が畜生界へ来るのはとっても珍しいね?何か用があって、わざわざこんな辺鄙な場所まで来たのかな?』

 

霊「ええ、そんなところよ」

 

『あっはっは、そうかいそうかい!どうせ組長さん辺りが面倒な頼み事をあんたらにしたんだろう?』

 

魔「おっ!正解だぜおっちゃん!」

 

早鬼

「ブフッ!?お、おやじ!私のイメージダウンに繋がるような事を言うな!」

 

『悪い悪い♪ここはあんた達人間でも食べれるような中華料理が揃ってる、好きなのを頼んでおくれ♪』 耳ピコピコ

 

妖「お心遣い、ありがとうございます」 ペコリ

 

『んじゃゆっくりしてっておくれよ♪』 スタスタ

 

霊「(ジー…)店員も、獣人なのね…」

 

魔「きっと畜生界は半人半獣みたいな容姿をした奴、完全な獣人の容姿をした奴、この二通りのタイプがたくさん居るんだろうな」

 

妖「なんだろう…そう言われると、半人半獣の近い椛さんとかがここに居てもあんまり違和感が無さそうだよね」

 

霊「(ゴクッゴクッ)…実は畜生界出身だったり?」

 

魔「いや…あいつの種族は"一応"天狗なんだから違うだろ」

 

霊「それもそうよね」

 

妖(なんで〖一応〗を強調したんだろう…)

 

早鬼

「はいはい!無駄話はそこまでにして、何が食いたいか選んでくれ」

 

魔「へいへーい」

 

ペラッ

 

霊「…あら、すんごい品数ね」

 

妖「しかも凄いよこのお店!どのメニューも少量、普通、大盛り、特盛って4つの大きさからで選べるよ…!」

 

魔「小腹が空いてる霊夢と妖夢にはちょうどいいじゃねぇか♪」

 

霊「本当にちょうどいいわねぇ〜」

 

早鬼

「ここは本当に痒い所まで手が届くと言わんばかりに、今求めているものを食う事が出来る私の行きつけだからな♪」

 

魔「いやはや恐れ入るぜ…(チラッ)おっ♪ラーメン1杯にギョーザ3つとミニチャーハンがついてくるお得なラーメンセットがあるじゃねえか♪よし、私はこいつにするぜ!」

 

霊「めちゃくちゃ食べるわねあんた…どんな胃袋してるのよ…?あ、私は普通サイズのチャーハンで」

 

妖「私の料理の幅も増やしたから何品か食べたいなぁ…ねえ、2人は中華料理の王道ってなんだと思う?」

 

魔「中華料理の王道つったら…麻婆豆腐だろ!」

 

霊「私はチャーハンかしらね?」

 

妖「あ、麻婆炒飯って料理がある、私これにする」

 

早鬼

「よし、3人は決まったみたいだな。私は安定の味噌チャーシュー特盛だ!おい親父、頼む!」

 

『へいへい、何にいたしやしょう!?♪』

 

 

 

霊夢と魔理沙と妖夢は、勁牙組組長・驪駒早鬼の行きつけの中華料理店へ行き、何故か早鬼の奢りで飯を食うという不思議な状況になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…その裏で、どんな計画が進んでいるのかも知らずに。

 

 

 

 

 

 

ザッ…ザッ…ザッ…

 

ガラーッ!

 

 

 

麟「ここにもこんな兵器が…!?畜生界の奴等はこんな兵器をどこから仕入れてやがるんだ…?まあいい…こいつをあそこに設置してと」 スッ…

 

 

カチッ…

 

ピ…ピ…ピ…ピ…ピ…

 

 

麟「よし…これで奴等の戦力は大幅に下がるはずだ。…問題は、既に数台程動かされた後がある…しかもこっちに至ってはまだ温かい…ということはどこかへ動かされたってわけか…。後で遭遇しなきゃいいけど…まあそんなのはどうでもいい、今は俺自身の計画をどんどん進めるとしよう…」

 

 

 

 

 

 

「「畜生共とこの兵器達が地上に出る前に…全てを破壊し尽くす…!!」」

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