霊「造形神を…神を殺したっていうの!?」
妖「ど、どうしてそんなことをしたんですか!?」
麟「理由なんて簡単だ〖気に食わない神だった〗ただそれだけのこと」
魔「そ、そんな自分勝手な理由で…神を殺していいという理由にはならないぜ!」
麟「そんなの知ったことか、俺の意思こそ全てだ!」
妖「んな…っ?!」
霊「そ、そんな暴論が通用するわけないじゃない!」
麟「くふふふふ…あははははははははっ!!」
悪魔の所業を行った麟を3人は非難していたが…
早鬼
「おお…!遂に…遂にこの時が…!」 ガシッ!
ただ1人はその首を目にし、嬉々として感情を興奮させていた。
霊・魔・妖
『…ん?』 チラッ
麟(ニッ…)
バッ!!
早鬼
「聞けぇっ!狼霊達よ!遂に我等の障害であった造形神が、人間達の手によって討ち取られた!我々は…遂に悲願であった地上侵略の計画を発動させる時がやってきたのだ!!」
狼霊達
『『オォォォォォォォォォォォォォォッ!!!』』
霊・魔・妖
『!?』
麟「くっくっく…だろうな」
霊「だろうなって…どういう意味よ麟!?」
麟「最初から全て嘘だったんだよ、全ては造形神を倒してもらう為の方弁みたいなものだったんだよ」
魔「お、お前…最初から分かってたのか…!?」
麟「あ?当たり前だろ」
妖「な、ならどうして教えてくれなかったんですか…!」
麟「…今はまだ黙ってろ、あまり騒がれると困るから」 ヒソヒソ
霊「もう既に困った状況に陥ってるじゃないよ…!」 ヒソヒソ
麟「この状況がひっくり返る時が来るから黙ってろ…!」 ヒソヒソ
霊・魔
「「はぁ…?」」
早鬼
「くっくっく…!さて人間共よ、よくぞ造形神を始末してくれた…まずはそれについて礼を言わせてもらおう」 ペコリ
魔「…よく言うぜ、私達を騙してくれたくせによ」
早鬼
「はっはっは!騙される方が悪い、という言葉をご存知ないかな?」 ニタァ
妖「後で痛い目を見るぞ…畜生共…!」
早鬼
「はははっ!痛い目を見る前にお前達を始末してしまえばいいだけの事だ!…だが、せっかく造形神を始末してこの畜生界まで来てくれたのだ、最後にもう一度だけチャンスを与えてやろう」
麟「…チャンスだと?」
早鬼
「「最後にもう一度だけお前達に問う!我が勁牙組に与し、共に地上を攻めるか…今ここで死ぬか…!特に、華月麟は造形神を始末するという偉業を成し遂げた、お前だけは我が勁牙組与した場合、それなりの待遇を約束しようじゃないか!さあ選べ!」」
麟「…くっくっく、だとよ?お前ら」
霊「私は博麗の巫女…地上を護る巫女よ?誰がお前みたいな畜生側に与するものか…!」
魔「悪いがな、私はお前みたいに人を簡単に騙すように奴とは絶対に組まない!そもそも論、地上を攻めて地上を支配しようとするような奴なんかと手を組む気は元から無いぜ!」
妖「お前達に与するくらいなら、私は死を選ぶ。…だがその前に、貴様ら畜生共に一矢報いてやるがな…!」
早鬼
「ほう…?貴様ら3人は、自ら死を選ぶか…。では華月麟、貴様の答えはどうだ?」
麟「答えは最初から決まっている」
「「例え神にだって俺は従わない…!」」
早鬼
「…つまり、貴様もこの私に歯向かうと捉えていいんだな?」
麟「だったらどうした?」
早鬼
「なら…貴様ら全員共々、今ここで死ね!」 パチンッ
ドゥッ!!
ザッ!!
狼達
『グルルルルルルル…!!』
魔「い、一瞬で囲まれた!?」
霊「け、結構な数ね…」
妖「り、麟さん!そろそろ勿体ぶらずに貴方の計画を発動させてください…!」
麟「待ってました…!」 ニタァ…
早鬼
「はっはっは!今更、貴様らが何をしようと無駄だ!さあお前達、久々の生身の人間を好きなだけ堪能しろ!」
『『オォォォォォォォォォォォォォォッ!!』』
ズン…!!
ズン…!!
ズン…!!
魔「く、来るぜ…!」
霊「麟…!もう隠す必要は無いからやってちょうだい!」
麟「なら…(ゴソゴソ)遠慮なくいきますかね」 スッ…
起死回生の一手を発動する為の物なのだろうか?彼はポケットから小さなスイッチを取り出した。
ズン…!!
ズン…!!
ズン…!!
『『ガルルルルルルルルルルルルル…!』』
四方八方から狼霊達は、ジリジリと距離を詰めていく…。
妖「り、麟さん早く…!」
麟「はいはい…分かってるから落ち着けよ」
霊・魔
「「こんな状況で落ち着けるかぁっ!」」
麟「かっかっかっ…♪(パンパンッ!)さて皆様!ここで、皆様の視線をそこの組長・驪駒早鬼に向けてくださいませ!」
魔「え、あいつに視線を?」 チラッ
妖「あいつに向ける?」 チラッ
霊「あいつがなんだってのよ…」 チラッ
狼霊達
『『ガル?』』 チラッ
彼の一言に、何故か部下の狼霊達も従ってその視線を驪駒早鬼へと向けた。…なんで狼霊達も組長に視線を向ける?
早鬼
「い、いきなり全員で私を見るな?てかなんでお前らも私を見るんだ狼霊共!」
『く、組長に何か仕込まれたのかと思いまして…』
『まあ何もなさそうだから気にしなくていいんすかね?』
早鬼
「私のことは気にしなくていいからさっさとそいつらを食え!」
『『へーい(バッ!!)ガルルルルルルルルルルル…!』』
コントかよ。
魔「麟…早くしろ!」
霊「早くしないと、私達食べられるわよ!」
妖「いつでもいいのでお願いします!」
麟「了解。それでは、死神・スカルハートプロデュースの花火をご覧下さい!」
「「Boom…!」」
訳:ドカン…!
カチッ…!!
カッ…!!
早鬼
「う、うぉっ!?」
ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!
早鬼
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
狼霊達
『『く、組長ーーーーーーーーっ!!?』』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!
麟(ニィッ…)
なんと彼が何かの装置を起動させた直後、早鬼がずっと持ち続けていた埴安神袿姫の頭が大爆発を起こした。
早鬼はその爆発に気付くことが出来ず、そのまま爆炎に飲み込まれていった。