ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
カワウソ霊
『く、組長がやられた…!』
『ど、どうする…このまま逃げるか!?』
『い、いや、俺達で組長の仇を取るんだ!』
『よし!なら急いで武器庫の兵器を…』
麟「おっと、そうはさせんぞ」 スッ…
・起爆装置取り出し
ポチッ
~武器保管庫~
ピ…ピ…ピ…
カチッ
ピピーッ!!
カッ…!!
ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!!!
霊・妖
「「きゃぁっ!?」」
魔「な、なんだ今の爆発音!?」
『お、おい!?今の爆発音はなんだ!?』
『た、大変だ!武器庫が全部爆破された!』
『な、なんだと!?つまり…武器庫に保管していた迫撃砲や戦車も全部…』
『みんな綺麗さっぱり吹っ飛んじまった!』
『な、なんで武器庫がいきなり…!?』
麟「くっはっはっはっ♪こうなる事を見越して、予めにプラスチック爆弾とC4爆弾を設置しておいて正解だったな」
『なっ…!?今、なんて言った!?』
麟「俺がここへ来る前、実は裏でこっそりと畜生界を探索していたんだ。そしてとある倉庫を見つけて中を見ればどうだ?大量の兵器保管庫がいくつもあるじゃないか。もしかしたら地上侵攻用に揃えていた兵器だろうと予想していた俺は、全ての武器保管庫に装置で起爆するタイプの爆弾を全ての倉庫に仕掛けていたわけだ」
『そ、そんな…!?』 ガクッ…
魔「す、凄いなお前…」
麟「だろ?♪」
霊「というか貴方…私達が畜生界で早鬼と会った時点で、もしかして畜生界に到着してたんじゃ…?」
麟「正解♪」
霊「まったく…だから貴方が来るのが遅かったわけね…」
妖「でも、そのおかげで奴等の戦力はかなり削られましたね!」
麟「ああ、たかねの奴には感謝しとかないとな。さて、畜生界の組長共は倒したし、これで異変は無事解決!さっさと地上に戻りますかね…」
魔「だな、流石の私も疲れたぜ」
霊「見慣れない物が出過ぎて精神的に疲れたわ」
妖「それは私も同意」
ザザッ…!!
麟・霊・魔・妖
『ん?』
狼霊達
『『グルルルルルルルル…ッ!!』』
麟「おっ、やる気のある残党兵共か」
霊「…もうおなかいっぱいよ」
魔「もう食い飽きたぜ…」
妖「味変したい…」
麟「まあまあ、ここは俺に任せて」 ザッザッザッ…
『『グルルルルルルルル…ッ!!』』
ザッ…!!
麟「ふっ…俺と遊びたいってか?狼共…!」 ボウッ…!!
ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!
『『ガウッ!?』』
麟「お前達に残された選択肢は2つ…1つは、俺と戦って玉砕。もう1つは、大人しく俺に従い…道を開けるかだ…!」
『ど、どうする…!』
『こ、この人間は組長の仇…俺達全員で挑めばなんとか…』
『バカ!?あいつを倒しても、まだ3人がいるんだぞ…!』
麟「あ、そういやお前らの組長だが…」
『『あ?』』
麟「…多分生きてるぞ?あと鬼傑組の組長も」
狼霊・カワウソ霊
『『マジで!?』』
麟「あいつらの気を微かに感じる…今行けば、まだ間に合うと思うが…」
『お、おい…こいつの言葉を信用するか…?』
『し、信用出来るのか…!?組長を倒した人間だぞ…!』
『嘘の可能性も…』
麟「…俺は嘘はあまりつかない主義だが?」
『『…!』』
麟「さあどうする?」
『『…くそっ!』』 ダダダダダッ!!
畜生共は自身の親玉救助を優先、その道をあっさりと開けてくれた。
麟「まあ…少しでも組長を生存している可能性があるなら、そっちを選ぶだろうな…」
妖「麟さん!」 タッタッ
霊・魔
「「麟!」」 タッタッ
麟「ん?どしたお前ら」
霊「動物霊達とドンパチやり出すんじゃないかって心配したわよ…」
魔「あいつらに何言って退かしたんだ?」
麟「組長まだ生きてるけど、助けないで俺とやり合うか?って」
魔「なるほど…それであいつらは自分のボスを選んで退いたってわけか」
麟「だな?」
魔「うし!んじゃ私達もさっさと畜生界からおさらばだぜ!」 ドゥッ!
霊「そうね」 ドゥッ!
ギュアァーンッ…!!
麟「…あいつら、行動するの早いな〜」
妖「あ、あはは…(汗)それにしても…今回の出来事で原因で、畜生界のバランスはどうなっていくんでしょうね?」
麟「さぁな?少なからず、勁牙組と鬼傑組の力は相当弱体化されるだろうな」
妖「ということは、ここで労働力として酷使されていた人間霊達は自由になれるって事ですよね!それなら私達のした事も、少しは報われますね…♪」
麟「…そいつはどうかな?」
妖「…え?」
麟「確かに畜生共を倒した事で、人間霊達は自由になった…。でも…畜生界から開放された人間霊達は、一体何処へ行く?」
妖「それは…」
麟「妖夢…あの造形神がどうやって生まれたか、お前は知ってるか?」
妖「い、いえ」
麟「あの造形神はな、畜生界で奴隷のように扱われてきた人間霊達の願いが造形神に届いて、あいつはあの霊長園に舞い降りた存在だ」
妖「じゃ、じゃあ畜生界から開放された人間霊は、霊長園で保護してもらえば…もう二度と畜生界の奴等に酷い扱いをされる事も…」
麟「それもそれでどうかな…?」
妖「え…?」
麟「畜生共にとっての人間霊は〖労働力〗。造形神にとっての人間霊は〖信仰心〗…だからな」
妖「つ、つまり…?」
麟「今まで労働力として扱われていた人間霊達、もし造形神に保護されたとしても…造形神にとっては自分の信仰心を集める為の道具に過ぎない。結局人間霊達にとっては、自分達を支配・管理する存在が」
「「畜生共から造形神に変わっただけなのかもな」」