畜生界との全面戦争から1週間後…
~畜生界~
トンテンカンテン
ギコギコギコ
バシュッ バシュッ
ジジジジジジ…
畜生界では勁牙組と鬼傑組が協力をして、麟達に壊された街のインフラ関係を修理、再建している最中だった。つまり復興中だ
早鬼
「くそっ…!まさか人間の手によって、ここまで畜生界を荒らされるとはな…!しかも、よりにもよって八千慧の奴は小狡い事を考えてたらしいしなぁ!?」
ザッザッザッ…
八千慧
「黙りなさい筋肉バカ。我々は畜生、漁夫の利を狙って何が悪いと言うのですか」
早鬼
「はぁ!?お前には誉が無いのか!?」
八千慧
「我々ヤクザに誉もクソもあるか!」
早鬼
「えぇっ!?」
八千慧
「まったく…そんな事はどうでもいいのです。一番の問題は…奴等のせいで畜生界のバランスは滅茶苦茶、挙句の果てには私が地上侵攻をする際に使用する予定だった最新兵器をあの人間に保管庫ごと吹き飛ばされてしまった…」
早鬼
「しかも、労働力の要でもあった人間霊共はほとんどあの造形神に連れて行かれた…」
早鬼・八千慧
「「はぁ…」」
麟達地上の人間達との全面戦争をした結果、畜生界はほぼ崩壊まで秒読み手前までの深刻なダメージを負っていた。完全復旧の目処は全く立ってないとか。
八千慧
「とりあえず、今この畜生界を立て直すのに重要なのはインフラ…奴等に破壊されたインフラを優先的に直すとしましょう」
早鬼
「物運びならウチら勁牙組に任せとけ!そういう難しい事は、ウチらの仕事じゃないんでな!」
八千慧
「驪駒…貴方は、少しくらい知識を付けてみようなどとは思わないのですか?」
早鬼
「必要なのは知識よりPOWER!」 マッスル!
八千慧
「ダメだこりゃ…そういえば貴方、自分を倒した人間に帽子を奪われてましたが…」
早鬼
「ん?ああ、前に被ってた帽子だろ?あんにゃろう…私の帽子を戦利品代わりに奪っていきやがった!結構気に入ってたのに」
八千慧
「…じゃあ、今被っている帽子はなんですか?」
早鬼
「これか?こいつは新しく新調したんだよ。私はこの帽子だけはこだわりが細かくてな」 ペラッ
そう言うと、早鬼は1枚のメモを八千慧へ見せた。
八千慧
「なになに…うっわ、なんですかこの細すぎる指示は」
早鬼
「こいつは特注品であって私のこだわりでもある、そのくらい細かくて当たり前だろ」
八千慧
「帽子の材質にサイズ…長さまで細かく決めてるのですか…。何故自分の装飾にはここまで緻密な事をして、畜生界の物事は力で解決しようとするんですか貴方」
早鬼
「勁牙組は力こそ全て!」
八千慧
「…つまり、力があれば畜生界の物事は解決と?」
早鬼
「その通り!」
八千慧
「筋肉バカは脳みそまで筋肉バカなのですね」
早鬼
「んだと貴様ァっ!!」 ガルルルルルッ!!
八千慧
「やんのか貴様ァっ!!」 ガオォォォォォォォッ!!
…ズキィッ!!!
早鬼・八千慧
「「…ぎ、ぎゃあぁあぁぁああぁぁあぁっ!!」」
狼霊・カワウソ霊
『『何やってんだあんたらはぁっ!?』』
いくら部下達の応急処置と緊急治療を施されたとはいえ、麟に与えられた身体中のダメージはまだまだあちこちに残っていた。少しカッとなって力を出しただけで、身体中が悲鳴を上げる。
早鬼
「ごはぁっ…」 ドサッ…
八千慧
「くっ…ま、まだこんなにダメージが蓄積されているのか…」 ドサッ…
狼霊
『組長、あんたはまだ回復しきってないんだから安静にしててくださいよ。ていうか作業の邪魔っす』
カワウソ霊
『そうですよ組長。貴女の身体は、まだ使い物にならないんだから俺達に指示だけくれれば今はそれで十分ですよ』
早鬼・八千慧
「「は、はい…すみませんでした…」」 ズーン…
部下から叱責されるリーダー、これではリーダー失格ではないか?
でも実際、勁牙組と鬼傑組ならどっちがアットホームな組織なのだろうか?
勁牙組、鬼傑組、どっちがアットホーム?
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勁牙組
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鬼傑組
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どっちも色んな意味でヤバい