華月麟の幻想記   作:華月麟

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組長達の視察

~地上~

 

 

ギュアァーンッ…!!

 

 

早鬼

「はっはっはっ!八千慧のおかげで結構あっさりと病院から抜け出せたぞ!」

 

八千慧

「当然です、私は貴女よりも柔軟な発想が出来るので、この程度は朝飯前ですよ」

 

早鬼

「朝飯前ねぇ…(グゥゥゥ…)そういや、あまりにも急いで出てきたもんだから腹が減ったな?」

 

八千慧

「(グゥゥゥ…)確かに…少し小腹が空いてしまいましたね。どこかで食事を取るのも良いかもしれません」

 

早鬼

「うしっ!んじゃ地上偵察のついでだ、地上にはどんな食い物があるのかも偵察しようじゃないか!」

 

八千慧

「となると…人間達が居るであろう所へ向かわねばなりませんね」

 

 

 

ギュアァーンッ…!!

 

 

 

~人里~

 

 

ガヤガヤ…

 

ザワザワ…

 

 

ザッザッザッ…

 

早鬼

「ふーん…ここが地上の街というものか?」

 

八千慧

「それを言うなら里ですよ。それにしても…まさか地上の里はここまで時代が遅れているとは…どこを見てもほぼ全ての建造物が木材で建てられている」

 

早鬼

「畜生界のような煌びやかって言うのかな?それが全く感じられないよな」

 

八千慧

「どちらかと言えば…風情があるといったとこでしょうね」

 

早鬼

「まあ、なんでもいいから飯にしよう」 スタスタ

 

八千慧

「そうですね」 スタスタ

 

 

 

ザッザッ…

 

マミゾウ(人間擬態姿)

「(スー…ポワァ)なんじゃ…?あの見た事ない輩共は…もしや、早苗達が話していた畜生界とやらの者達か…?あのまま放置しておくのは、危険やもしれんな…。すぐにでも、麟達に報告した方が良さそうじゃの」

 

パチンッ…!

 

野鉄砲

『キューッ!』 ビシッ!

 

マミ「(スラスラ カキカキ)この伝言を、急いで博麗神社まで持ってっとくれんか?」

 

野鉄砲

『(パシッ)キュー!』 コクコク

 

マミ「よし…行ってこい、野鉄砲!」

 

野鉄砲

『キュゥーッ!』 シュタタタタッ!

 

偶然、畜生界の組長達を目撃したマミゾウは、2人の組長に対して一抹の不安を感じた為、すぐさま部下の野鉄砲に伝言書を渡し、その伝言書を博麗神社まで届けるように命令。

 

マミ「何事も無ければ、それで良しじゃが…」 ジ-…

 

野鉄砲に伝言書を渡したマミゾウはその場に留まり、しばらく早鬼と八千慧の動向を監視するようだ。

 

 

~博麗神社~

 

 

「「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」

 

 

麟・霊・妖

『うっせぇ!』

 

蘇「すんごいな…人間って、あんな腹からデカい声が出せるのか」

 

 

鈴仙

「このっ…!」 グイッ!

 

魔「いだっ…!いだだだだっ!?鈴仙もう少し優しくしてくれぇぇっ!?」 ジタバタ!

 

鈴仙

「うっさい!こうでもしないと改善されないんだから!早苗、咲夜さん、魔理沙の手足を抑えてて!」

 

咲「任せてちょうだい」 ガシッ!

 

早「わ、わっかりました!」 ガシッ!

 

魔「んなっ!?HA☆NA☆SE!」

 

鈴仙

「覚悟!」

 

グリグリグリィッ!

 

魔「あぎゃーっす!?(泣)」

 

現在博麗神社では、鈴仙・優曇華院・イナバ先生により霧雨魔理沙への整体矯正が行われていた。どうやら畜生界での無理が祟り、1週間も経った今でも酷い痛みを伴っているらしい。

 

で、魔理沙が軽い気持ちで鈴仙に

 

 

魔『鈴仙、身体のコリが酷いからマッサージしてくれ〜』

 

鈴仙

『別に良いけど…覚悟してね?』

 

魔『え?』

 

 

とお願いしたらさあ大変、八意永琳先生仕込みの整体術が魔理沙の身体に効くわ効くわ。

 

 

グリグリグリィッ!

 

魔「おぉおぉぉうっ!?そこはだめぇ!?なんか飛んで"いき"そうだぜぇっ!!?」

 

レミィ・フラン

「「飛んで"逝く"の間違いでしょ」」

 

魔「うるせ…[ゴリッ☆]ぎゃあぁぁぁぁっ!?」

 

鈴仙

「ここか…!?ここが一番酷いわね…!」 グリグリグリィッ!

 

魔「おっほぁぁっ!?」

 

咲「…なんて品のない声」

 

早「ま、魔理沙さん、頑張ってください…!」

 

 

魔「ぎゃっはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 

霊・針

「「あーうっせぇうっせぇ」」 ズズズ…

 

レミィ

「実に心地良い悲鳴ね♪」

 

フラン

「紅茶が進む進む♪」

 

あ「…(汗)」

 

蘇「今思ったけど…私の電撃マッサージの方が、痛みが一瞬で速いんじゃ?」

 

妖「…それは言わないであげてください」

 

蘇「え、なんで?」

 

麟「今、鈴仙は仕事のストレスを全部あのマッサージに注いでるから」

 

蘇「…ストレス発散混じりのマッサージってか?」

 

麟・妖

「「そうそう」」 コクコク

 

蘇「いくらなんでも魔理沙が気の毒過ぎるだろ…あいつ、もう3回はピチュったんだぞ?」

 

 

<ギャーッス!!

 

<ピチューンッ!!

 

 

霊「なんならまた逝ったわよ」

 

蘇「やれやれ…(汗)」

 

麟「でも、屠自古さんの電撃マッサージは結構効くよ♪妖夢も体験してみたら?」

 

妖「で、電気治療って響きが怖いんですけど…」

 

蘇「(ニコニコ♪)大丈夫大丈夫、痛くないようにやってあげるからぁ…♪」 バチバチィッ…

 

妖「ヒィッ!?」

 

麟(楽しそうだなぁ…)

 

 

シュタタタタッ!

 

野鉄砲

『キューッ!』

 

 

蘇「ん?なんか来たぞ」

 

妖「タヌキだ!可愛い♪」

 

麟「ん?お前は…マミゾウさんとこの野鉄砲か!久しぶり♪」

 

野鉄砲

『キュー♪』 ペコリ

 

蘇・妖

「「礼儀正しっ!?」」

 

麟「今日は何しに来たんだ?」

 

野鉄砲

『キュ!キューッ!』 スッ…

 

麟「これは…?」

 

妖「マミゾウさんからの伝言ですか?」

 

蘇「内容はなんだ?」

 

ペラッ…

 

麟「なになに…?(ジーッ…)これは…!」

 

妖・蘇

「「???」」

 

麟「…霊夢」

 

霊「何?」

 

麟「…畜生界の組長が地上に来てるって、マミゾウさんからの伝言だ」

 

霊「…は!?ちょっと見せて!」 バッ!

 

 

[麟達へ]

 

この伝言書を読んでいるなら、どうやら野鉄砲は無事に届けてくれたようじゃな。では本題に移ろう

 

今朝方、人里に見慣れん容姿をした輩が2人おってな

 

1人は

〖黒い翼と尻尾を生やした奴〗

 

もう1人は

〖亀の甲羅?みたいなのを背中に背負っている奴〗

 

が居たんじゃ。わしの予想では、恐らく畜生界の奴等が地上に来たと思っておる。何か厄介事を起こさぬかしばらくはわしが見張っておく、お主らはその間に対処するか否かの判断だけしといておくれ。

 

二ッ岩マミゾウより

 

 

霊「…はぁぁぁ」 ガックシ

 

妖「あの2人、生きてたんだ?」

 

麟「いや殺してねーから」

 

妖「あんな一撃を食らったら流石に…と思いまして」

 

麟「…確かに?」

 

蘇「で、どうするんだ霊夢?こいつらの対処」

 

霊「…もう何も騒動を起こさないなら放置。私だって疲れてんのよ…」

 

麟「だってさ?」

 

蘇「やれやれ…」

 

妖「これが博麗の巫女だなんて…」

 

霊「うっさいわね…」

 

麟「とりあえず返事だけ書くか」

 

スラスラスラ

 

スッ…

 

野鉄砲

『キュ?』

 

麟「この返事をマミゾウさんに頼む!」

 

野鉄砲

『(ビシッ!)キューッ!』 シュタタタタッ!

 

蘇「おー、行った行った」

 

妖「知能が高いなぁ…」

鈴仙のマッサージは

  • 健康体であっても死ぬほど痛い
  • 健康体ならそこまでは?
  • ジーグブリーカーよりマシ(?)
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