華月麟の幻想記   作:華月麟

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石油の破壊方法

霊・魔

「「石油…?」」

 

麟「分かりやすく言うなら…燃える液体だ!こいつに火を近づけてみろ、一気にドカン!そこ一体が燃えるだけならいいが…下手したり爆発する…」

 

霊・魔

「「ドカン!?」」

 

麟「(スンスン…)こいつからは死の匂いがする…つまりはそこから湧き出てるのか…。まあそんなことはどうでもいい、急いで紫さんを呼んだ方がいいぞ!」

 

霊「わ、分かった…!急いで無線陰陽玉で呼び出すわ…!」

 

魔「いや…あいつの事だ、んな事しなくても」

 

 

ブ・ン…

 

紫「(ヌゥ…)麟〜♡今、私の事を呼んだでしょう?♡」

 

 

魔「ほれ見ろ…(汗)」

 

麟「にっしっし♪相変わらず、頼りになる人だ♪」

 

霊「はぁ…本当に、今回ばかりは頼りになるわね」

 

麟「そりゃ、あの人は俺の義母さんだからな」

 

紫「???」

 

麟「まあんな事はさておき…紫さん、悪いんだけど緊急事態なんだ」

 

紫「え?え?え?緊急事態?」

 

麟「ほれ」 ポイッ

 

紫「ファッ!?ちょちょちょ!?(ワタワタ!?)い、いきなり変な小瓶を投げつけないでちょうだいよ!?」

 

麟「悪かったよ。ほら、さっさとそれを見てくれ」

 

紫「何よもう…?(チラッ)…あら?この液体…まさかと思うけど…」

 

麟「開けて嗅いでみ」

 

キュポンッ

 

紫「(スンスン…)こ、これは石油…!?麟、なんでこんな物を貴方が持っているの!?」

 

魔「違うんだ紫、そいつは私が持ってきたんだ」

 

紫「…魔理沙、こんな物をどこで手に入れたわけ?」

 

魔「魔法の森だ、この最近…その石油って液体が森のあちらこちらで湧き出始めてるんだ…」

 

紫「なんですって…!?」

 

霊「魔法の森だけじゃないわ、人里の離でも湧き出てるって情報がうちに来てるのよ。調査依頼っていう形でね」

 

バサッ!

・それなりの量の依頼書

 

紫「こ、これら全部が石油絡み…!?」

 

霊「ええ」

 

紫「なら…自体は思っていたより深刻ね…」

 

魔「なあ紫、そもそも石油ってなんなんだ?」

 

紫「ん?ああ…幻想郷では馴染みのない物だから、貴女達が知らないのも当然ね。石油というのは、外の世界では物を動かす為の燃料として使用されているありがたい物なの」

 

霊「物を動かす…?具体的には何を動かすのよ」

 

麟「一番分かりやすいのは…畜生界で見た戦車」

 

霊「あ、そうなの!?ん?つまり鬼傑組は…どこかで石油を手に入れて、戦車を動かしてたってわけね…」

 

麟「だな」

 

魔「にしても、麟も紫も結構深刻そうな顔してるけど…石油ってそんなにやばいのか?爆発する以外でも」

 

紫「石油は幻想郷の環境を破壊しかねないわ?下手をしたら、貴女の大好きな魔法薬制作にだって影響を及ぼすくらいの環境破壊をもたらすわよ」

 

魔「…そいつは御免だぜ」

 

麟「紫さん…この調査依頼の数、そして魔法の森で湧き出た石油…恐らく色んな場所でかなりの量が湧き出てるかもしれないよ」

 

紫「そうね…自体は思っていたよりもかなり深刻よ」

 

麟「しかも…この石油からは死の匂いがする。このまま放置すると、地上にどれだけの影響が出るかも分からない…」

 

紫「まさに呪われた液体ね…」

 

霊「ねえ麟…さっきから死の匂いって言ってるけど、死の匂いって具体的にはどんな匂いなの?」

 

麟「具体的に言えば、血生臭い臭いだな。それだけじゃない、この石油からは怨念とかの気も感じる…」

 

霊「そ、そんな事も分かるものなのね?ねえ紫、石油ってどうやったら破壊出来るの?」

 

紫「簡単よ、燃やすだけ」

 

魔「おお?結構簡単な話じゃんかよ!」

 

紫「簡単だけど、ここまで石油が漏れ出てる穴が多いと…燃やした途端に何が起きるか分かったものではないわ。せめて漏れ出る穴を1箇所にまとめられれば…」

 

霊「1箇所に穴をまとめる…?」

 

紫「もちろん穴が多ければ、石油を燃やした時の反動は小さく済むわ?でも…そんないくつもいくつも対応なんて出来ない。それなら、漏れ出る穴を1つにしてしまえば、石油を燃やした時に発生する炎やエネルギーを数人程度で抑えれば良いだけの話になるから」

 

魔「どちらにせよ…燃やさなきゃなのは決定事項なんだな?」

 

紫「ええ」

 

魔「でも…石油がどれだけこの幻想郷内で生成されてるのか知らないが、生成されてる量によってはそんじゃそこらの結界や防壁じゃ…抑えきれないんじゃ?」

 

麟「そうだな…吹き出てる量によっては抑えきれないだろうな。紫さんもそう思うでしょ?」

 

紫「ええ、抑えきれないでしょうね」

 

霊「それって…私の御札でもダメなの?」

 

麟・紫

「「絶対に無理」」

 

霊「うっそぉ…?」

 

麟「御札で結界を張っても、石油を爆破した時に発生する熱で燃えちまうよ」

 

霊「あー…なるほどね?」

 

魔「んー…となると、強力な結界を張るのが前提なんだよな?」

 

紫「そうね…その方法さえ見つけられれば、後は石油が吹き出ている穴を徹底的に塞いで、石油が吹き出る穴を1つにするだけだから」

 

魔「(カリカリ…)じゃあ…ダメ元で紅魔館にでも行ってみるか?」

 

麟・霊・紫

『紅魔館に?』

 

魔「パチュリーの奴に協力を仰いでみようかなって思ったんだが」

 

麟「その手があったな…?…魔理沙、お前天才かよ?」

 

魔「へへっ♪///」 テレテレ♪///

 

霊「確かに…パチュリーなら、色んな魔法について熟知しているから…もしかしたら可能性はあるわね?」

 

紫「今は藁にもすがる思い…ダメ元で紅魔館へ行ってみましょう」

 

麟「了解。善は急げだ、早く紅魔館に行こう」

 

霊「ええ」

 

魔「おうさ!」

 

紫「私がスキマを紅魔館まで繋げるわ」

 

麟「頼む、紫さん」

 

 

 

 

石油の破壊方法だけは決めた麟達は、石油を破壊した際に生まれる爆破エネルギーを最小限に抑える為の防壁魔法があるかもしれない〖紅魔館〗へと向かった。

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