ペラッ…ペラッ…ペラッ…
パチェ
「はぁ…どれもこれも魔法薬の調合やら使役モンスター召喚儀式の方法ばっかりね…。皆はどう?」
フラン
「こっちはただの童話系の本だよ~♪結構面白~い♪」
レミィ
「ちょっと…真面目に探しなさいよフラン。こっちは初級魔法系ばっかりね」
咲「こちらも中級魔法系ですね」
美鈴
「こっちは色んな魔物が記された本ですかねぇ…」
こあ
「こっちもですね~」
ゴブ
『あ、これは料理系ですかね…』
魔「おおっ!?こいつは結構面白そうな魔法薬が作れそうだぜ!」
霊「…もう何が書いてあるのか分からないわ」
麟「こっちも…魔法系ではあるけど、攻撃系の魔法かな…?」
パチェ
「進展は…全然無さそうね…」
図書館に保管されている全ての本を読み漁り約1時間が経過した。どの本の中身を見ても大した防壁魔法は記載されておらず、尚且つ魔法とは関係のない本もちらほら見受けられている。
魔「っあぁ~!全然見つかんね~!?」
霊「こんなに本が置いてあるのに、大した防壁魔法の1つすら見つからないわ…」
パチェ
「さっき貴女が言ってたでしょう?だだっ広い空間から針を見つけるようなものだって」
霊「にしても…結構見つからないものね…」
フラン
「お姉様~…飽きた…」
レミィ
「私だって飽きてきたわよ…」
美鈴
「咲夜さん、この防壁魔法はどう思います?」
咲「この程度じゃ…今回の異変には通用しないんじゃないかしら…?」
美鈴
「ですよねぇ~…」
こあ
「ゴブ、そっちはどう?」
ゴブ
『全然だめそうですね…』
こあ
「やっぱりか~…」
図書館に居る全員が、半ば諦め始めていた…が
麟「…」 ペラッ…ペラッ…
ペラッ…
麟「(チラッ)…ん?この魔法は…」
麟が適当に魔導書のページをめくっていた時、気になる魔法を見つけた。
麟「"フィニート"〖この魔法はどんなものでも、たとえそれが強力な攻撃魔法であろうとも、完全に抑え込むことの出来る防壁魔法。ただし、習得をするにはかなり根気が必要〗…か」
流石は華月麟、相変わらずこういうタイミングで結果を残してくれる。
麟「攻撃魔法を抑え込めるのは魅力的だが、今必要なのは強力な爆破エネルギーを抑え込める防壁魔法だからな…」
しかし、彼の中では『今回の異変には役に立たない』という烙印を押されてしまった為、彼はそのまま次のページへめくろうとしたが…
麟「うん…?なになに…〖この魔法は、爆発魔法や強力な怨霊をも封じ込める事の出来る強力な封印魔法でもある〗…だと?」
なかなかに興味深い一文が記されていた。
麟「…パチェ!」
パチェ
「(ヒョコッ)どうかしたの?」
麟「この防壁魔法…どうだ?」
パチェ
「どれどれ…?(ジーッ…)フィニート…この防壁魔法、随分と古いタイプの魔法ね?一体いつ作られた魔法なのかしら…」
麟「その魔法、防壁魔法であると同時に封印魔法でもあるらしいぞ」
パチェ
「凄いわね…こんな魔法、さすがの私ですら初めて見るわ」
麟「あれだけの魔導書とか管理してるのに…お前が把握してないってのはどうなんだ…(汗)」
パチェ
「うるさいわね…と、とにかく!貴方が見つけてくれたこの魔法、恐らくは石油破壊時に役立つ魔法だと思うわ。流石ね、麟♪」
麟「偶然だよ偶然」
パチェ
「(パンパンッ!)はい貴方達!麟が防壁魔法を見つけてくれたわ!」
魔「おぉ〜…流石は麟だぜ〜…」 グデーンッ…
霊「つっかれたわぁぁぁぁぁ…主に目が…」 グデーンッ
フラン
「お兄様凄い!」
レミィ
「流石ね?♪」
ゴブ
『流石です!』
咲「あら…先を越されたわね」
美鈴
「目がぁあぁぁあぁぁあぁぁぁ…」
麟「…そりゃ疲れるよな」
パチェ
「皆、お疲れ様」
麟「(ノビーィ…)もう疲れたから、今日は紅魔館に泊まりだな…」
レミィ・フラン
「「本当!?♪」」
霊「…同感、今日はもう泊まっちゃいましょう」
魔「お世話になりますだぜ〜…」
咲「さすがに私も疲れたし…今日はお寿司の出前でも取りますか?お嬢様」
レミィ
「それいいわね♪今日の晩御飯はお寿司で決まり!」
フラン・美鈴
「「お寿司ー!♪」」
こあ・ゴブ
「『シャオラァッ!!』」
麟「…よし、色々と決まった事だし…風呂にでも入りたいな」
咲「あら、それならお風呂を沸かしてくるわ♪」 スタスタ
麟「ありがとう咲夜(コキッ…コキッ…)フラン、後で一緒に風呂入ろうぜ」
フラン
「…!うん!!♡」 クワッ!!
皆『いーなー…』 ジトー…
麟「フランの姉でもあるレミィも一緒に入るか?」
レミィ
「(ボタボタボタ…)は、入りましゅ…♡///」
美鈴
「お嬢様鼻血鼻血!!?(汗)」
麟「んじゃフランとレミィと俺、3人で入るか♪」
レミィ・フラン
「「オォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!♡」」
霊・魔
「「パルパルパルパル…」」
パチェ
「はぁ…あんなに疲れた疲れた言ってたのに、よくもまあこんなに騒げるわね…」
ゴブ
『な、なんかあの2人パルパルうるさいんですけど…』
こあ
「ゴブ…気にしちゃいけないよ」
ゴブ
『そ、そうなんですね…』
美鈴
「あ、あはは…」
石油異変に役立ちそうな防壁魔法を発見した一行は、あまりにも大量の書物を読み漁ったので疲労困憊。麟達は紅魔館に泊まることにした。
~守矢神社~
諏訪子
「おい神奈子〜」
神奈子
「ん?どうした諏訪子」
諏「ここ最近、人里で広まってる噂を神奈子も耳にしてるかい?」
神「…石油の話か」
諏「そうそう、神奈子も耳にしてたのか。じゃあ、紫の奴がその石油をなんとかして破壊しようとしてるのも聞いてるな?」
神「ああ…だが(ニヤァ…♪)幻想郷の為にも、こちらもある程度石油は回収しないといけないなぁ?♪」
諏「にっしっし…♪やっぱりそんな事を考えてたのか、神奈子?」
神「あんな素晴らしい燃料…破壊してしまうだなんて勿体ないじゃないか♪」
諏「そうだねそうだねぇ?♪ただ破壊するなんて勿体ないもんなぁ?私達がその石油を有効活用してやろうじゃないか♪」
神「ああ♪」
神・諏
「「ニヘラニヘラニヘラ~♪」」
<アッハッハッハッ!!
早苗
(まーたろくな事考えてないよ…あのお二方…)
~命蓮寺~
聖「呪われた液体・石油…随分と厄介な物が地下から噴出してしまったものですね。…村紗!」
村紗
「ん?どしたん聖」
聖「これから少し、私と共に地底へ行きましょう」
村「え?随分と急だな…?」
聖「紫様の証言が正しければ…すぐにでも行動へ移さなければならない異変が起きているのです。ですがその前に…紫様の証言が本当かどうかこの目で確かめる必要があります」
村「…で、なんで私も?」
聖「石油は一種の油、貴女の能力が一番役に立つからです」
村「…!そ、そうなんかぁ…///(テレテレ///)私の能力が一番役に立つかぁ…///」
聖「良いですね?」
村「ま、まあ…そういう事ならいいよ///ヘヘッ♪///」
聖「よし、行きましょう」
村「お、おう!///」
ヒョコッ
女苑
「ふーん…石油ねぇ…?」
紫苑
「石油って…なんだっけ女苑」
女苑
「簡単に言うなら一攫千金が狙える夢の液体よ!」
紫苑
「わ、私も億万長者になれるかな…!?」
女苑
「もちろんよ!」
紫苑
「よし!なら私達も地底に行って、石油を手に入れよう!そして億万長者になるぞ〜!」
女苑
「そうこなくっちゃ!♪」
そして彼等の知らないところでは、様々な人物達の思惑、欲望が渦巻いていた…。