華月麟の幻想記   作:華月麟

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地底へ出撃

~迷いの竹林内~

 

 

椛「(クンクン…)やはり、この竹林からも石油の臭いがしますね…」

 

美鈴

「本当ですか?」

 

椛「はい、鼻が少しひしゃげそうな刺激臭がします」

 

美鈴

「白狼天狗の嗅覚って…凄いですねぇ」

 

椛(ドヤァ♪)

 

 

~魔法の森内~

 

 

狼『(クンクン…)ちっ…この先にも、石油っぽい臭いがプンプンするな…』

 

魔「ほっほぉ?流石は狼霊、私の嗅覚にゃ石油の臭いがさっぱり感じられないぜ」

 

狼『これでも嗅覚は鋭い方っすからね。恐らくはこの先ら辺に、石油が漏れ出てる穴があると思うっすよ』

 

魔「よし、案内よろしくだぜ♪」

 

狼『任せてくれっす!』

 

 

~農村地帯~

 

 

影「(クンクン…)臭うわ臭うわ臭うわよ〜ぉ…?不愉快極まりない、イヤーな臭いがこの先からプンプンするわよ!」

 

こあ

「うっへぇ…よりにもよって農家の居住近くかぁ…。農産物に被害が出てしまったらとても厄介ですねぇ…」

 

影「だからこそ早く穴を塞ぐのよ!」

 

こあ

「そうですね…早く穴を見つけて塞いじゃいましょう!」

 

影「ええ!」

 

 

~人里の離~

 

 

あ「(クンクン…)うぅ…」 耳ペショォ…

 

霊「あうん…大丈夫?少し休憩にしましょう…?」

 

あ「い、いえ…!こんな事で根を上げている暇はないのです!急いで石油が吹き出ている穴をほぼ全部塞がないと!」

 

霊「それでも…無理は禁物よ」

 

あ「はいっ!」

 

 

霊夢、魔理沙、美鈴、こあは、現在進行形で幻想郷中に出現した石油の吹き出る穴をわんわんお部隊と共に片っ端から塞ぐ作業をしていた。穴の量が思いの外多く、かなりの時間を有しそうだ。

 

 

~紅魔館~

 

 

パチェ

「てなわけで、貴女達は今教えた魔法を習得して欲しいの」

 

 

アリス

「はぁ…?な、なによこの防御魔法…結構難しいじゃない…」

 

早「私ですらこんなスペルは知らないです…」

 

永「月のバリア技術に匹敵する、素晴らしい魔法ね」

 

聖「私が封印される前の時代には、こんな魔法は存在していませんでしたね…。一体誰がこんな魔法を、何の目的で発明したんですかね…?」

 

魅「さあな?だが、この魔法は私ですら知らない…。ふふっ、実に興味深い…」

 

 

パチェ

「はっきり言うけど、その魔法はフランのスペルすら防ぐ事が出来る代物よ」

 

 

皆『…はぁ?(汗)』

 

レミィ

「ま、まあ…そんな反応するわよね…」

 

咲「そんじゃそこらの防御魔法じゃ…妹様のスペルは防げませんからね…」

 

麟「相変わらず…素晴らしい妹だな?レミィ♪」

 

レミィ

「自慢の妹だもの♪」

 

フラン

「えっへへ〜♪」

 

アリス

「あのフランのスペルをも封じ込められる防御魔法…本当になんなのよこれ!?」 グシャグシャ!!

 

早「お、落ち着いてアリスさん…!?」

 

魅「あっはっは!♪あの吸血鬼のスペルが防げるなら、どんな物でも防げるだろうな!♪」

 

永「しかし…これを習得するのにどれだけ時間がかかるか…」

 

聖「出来る限り素早く覚えなければなりませんね…」

 

<ガヤガヤ…

 

麟「さーて…皆も動き始めた、俺もそろそろ動くか?」

 

紫「…もう、行ってしまうの?」 ギュッ…

 

麟「早めに終わらせなきゃ…幻想郷が大変な事になる、あんただって分かってるだろ?」

 

紫「それでも心配なのよ…」 ナデナデ

 

麟「ご心配痛み入る」

 

紫「本当に…1人で行くのね?」

 

麟「もちろん、連絡は陰陽玉で取るよ」

 

紫「気をつけなさいよ…麟」

 

麟「おう!」

 

タッタッタッタッ…!!

 

フラン

「お兄様…もう行くの?」

 

麟「行くぞ」

 

フラン

「私も着いてっちゃ…」

 

麟「だーめ」

 

フラン

「だよねー…」

 

麟「お前はナニかあった時の切り札…だからな?♪」

 

フラン

「は〜い♪」

 

麟「んじゃフラン、紫さん、あとは頼んだぞ」 ナデナデ

 

紫「ええ、気をつけてね」

 

フラン

「行ってらっしゃ〜い!」

 

 

麟「(フワァァァァ…)華月麟…出るぞ!」 ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!

 

 

ギャンッ!!!

 

ギュアァーンッ…!!!

 

 

華月麟、地底へ出撃!

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