旧灼熱地獄~~
ザァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ…!!!
ギュアァーンッ…ブアッ
麟「おいおい…冗談だろ!?」
旧灼熱地獄に到着すると、旧灼熱地獄も村紗が三途の川から水を引っ張って来たことで大量の水が流れていた。壁をつたいながら流れる水は滝にそっくりな音を出し、滝にそっくりな勢いで更に下へと流れ続けている。
麟「村紗の奴…三途の川から水を引っ張って、核融合炉に水を注水し続けてけるけど…逆にこれが原因で、他の場所から石油が噴き出てるんじゃないのか…?ま、まあ…背に腹はかえられない状況だから、こうする他ないんだろうけどさぁ…」
「「コケーッ!!」」
バサッ! バサッ! バサッ!
麟「(ピクッ…)今の声は…」
久侘歌
「な、なんですかこれはぁっ!?三途の川底に大きな穴が開いていたと映姫様から報告を受け、その穴がどこに繋がっているのか来てみれば…まさか旧灼熱地獄に辿り着くなんて!?これじゃ三途の川ならぬ三途の滝ね ?」
声と羽音の正体は、関所の番人〖庭渡久侘歌〗だった。どうやら四季映姫から三途の川の異変を調査して来いと命じられたらしい。
麟「あいつはニワタリ神の庭渡久侘歌が…おおよそ、三途の川から水を引っ張っているのがバレたんだな」
久「ってぇ!?あ、貴方は華月麟!どうして貴方がこんな危険すぎる場所に居るんですか!?」
麟「久しぶりだねニワタリ神」
久「だーかーらー!私はニワ"ト"リ神ではなくニワ"タ"…あれ?今、私の事をニワタリ神って呼びました?」
麟「…ちゃんと間違えずに呼んだつもりだけど?」
久「…す、すみませ〜ん///(テレテレ)ほとんどの人が、私の事をニワトリと呼ぶものですから…ついいつもの癖で…」
麟「まあ…別に気にしてないよ」
久「っと…こんな事してる場合じゃない…!麟さん!貴方は何故こんな場所に居るのですか!?」
麟「旧灼熱地獄を通って、更に下まで向かってるところだよ」
久「つまり、旧血の池地獄に向かっているんですね…?」
麟「そこが今回の異変の根元だからな」
久「なるほど…旧灼熱地獄は普段なら灼熱ですが、水没してしまえば安全に通過出来るくらいには冷える…だから三途の川に目をつけ、川底に穴を開けたんですね!?」
麟「ここ水没させたの俺じゃねぇんだわ」
久「…コケ?」
麟「ここを水没させたのは命蓮寺の船幽霊・村紗水蜜、能力は〖水難事故を引き起こす程度の能力〗つまり水を操る事が出来るって事だな」
久「…あぁっ!?」 ポンッ☆
麟「納得出来た?」
久「しました!でもなんでこんな事を命蓮寺の船幽霊が?」
麟「どうやら地上に石油が噴き出るのを防ぐ為にらしいけど…逆にここらを水没させたら別の場所から噴き出ちゃったってオチだな」
久「え、えぇ…?」
麟「で、三途の川に許可無く穴を開けたのは、時間が無かったかららしいぞ」
久「いくら時間が無かったとはいえ、せめて事後報告くらいは欲しいんですが!?」
麟「文句は核融合炉に居る本人に直接言えよ」
久「上に村紗水蜜が居るんですか!?」
麟「居るよ」
久「ならすぐにでも行かなくては!あ、麟さんはこの先お気をつけて!何が待っているか、正直私にも検討がつきませんので!」
麟「了解した」
久「それでは!コケーッ!」 ギュアァーンッ…!!
久侘歌は、核融合炉に滞在している村紗目掛けて猛スピードで旧灼熱地獄を後にした。
麟「さて…俺も行くか」 フゥ…
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…
そして麟は、石油が眠る旧血の池地獄へと降りていく…。
一方、隠岐奈に攫われたフランはというと?
~後戸の国~
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
コピー体達
(シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…)
・消滅
フラン
「ふぅ…」
隠「バ、バカな…っ!?あのコピー体は私の力で生み出した存在…それなのに、こうもあっさり全員倒されるとは…!?」
フラン
「この程度じゃ話にならないわ?」
隠「嘘だろぉ…!?」
隠岐奈が召喚した全てのコピー体を、特に苦戦する事もなく全滅させていた。