フラン
「お兄様~!♡」 ガバッ!
麟「フ、フラン!?うわわわっ!?」 アタフタ
ダキッ!!
フラン
「えへへ~♡」 スリスリ
麟「よ、よう…フラン?」
フラン
「ずっとお兄様に会いたかったんだよ~?♡」
麟「悪い悪い、色々とゴタゴタに巻き込まれててな。それはそうと…(ギロリ…!)隠岐奈、貴様ぁっ!」
隠「え~っ!?出会って早々にガチギレモード!?」
麟「レミィに何も言わず、フランを連れ去るとはどういう要件だ!?」
隠「だって~…今回の異変には、フランドールの力が必要不可欠だったんだよ~?それに、ちゃ~んとフランドールを連れて行くって手紙は置いといたし…」
麟「そういう問題じゃないんだよこのアホ秘神!実の姉でもあるレミィに、直接許可を取ってから連れ出すのが常識だろうが!」 プンスカ!!
隠「だって…話す時間が惜しかったし…」
麟「貴様…その舐めきった態度も大概にしろよ!?」
隠「(ピクッ)舐めきった態度だと…?貴様…誰に物を言っていると思っているんだ?」 オォォォォォォォォォォォォッ…
・チョットオコナオッキーナダオ!!
麟「あ?貴様だよ摩多羅隠岐奈、貴様以外に誰がいる?」 オォォォォォォォォォォォォッ…
隠「この摩多羅隠岐奈に、そんな無礼な態度を取って生きていられるとでも?」
麟「なら…俺に手を出せば、幻想郷賢者と…月に仇なす仙霊が貴様を滅ぼしに来るとでも言っておこうか…?」
隠「…参りました」 シロハタ~
・イツモノオッキーナダオ!
フラン
「え~っ!?自分からあんな高圧的な態度を取ってたくせに、自分から降参するの!?だっさ!」
隠「(グサァッ!!)ぐっふぅ…!?」
・999ダメージ!!
饕餮
(さっきから…私は何を見せられているんだ…?)
隠「ウッ…ワタシナイチャウ…(泣)」
麟「泣く為だけにここへ来たのなら、帰ってもらってもよろしくて?」
隠「え~っ!?せっかく私自らここまで赴いたのに!?」
麟「いや…邪魔しかしないなら、マジで帰ってくれよ」
隠「べ、別に私は邪魔をしに来たわけではないんだよ!?」
麟「じゃあ何しに来たんだよ?フランの送迎か?」 ナデナデ
フラン
「[ナデナデ]えへへ~♡」 スリスリ
隠「そ、それもあるけど、どういう状況になっているのかを見に来たっていうのもあるんだ」
麟「見りゃ分かるだろ?鬼切丸の炎で退治出来るかと思ったら、また石油を食われて鬼切丸の炎が効かなくなっちまった」
隠「ふむ…やはり、思っていたよりも事態は深刻そうだな…フランドールを連れて来て正解だったようだ」
フラン
「そうなの?」
隠「そうだよ?」
麟「隠岐奈…そろそろ教えろ。何故フランを連れて来た?」
隠「うむ♪麟君がそこまで気になっているというならば、この摩多羅隠岐奈が教えて進ぜよう♪」
麟「そういうのはいいから」
隠「ア、ハイ。実はだね…今の饕餮は石油の狂気に支配され、まともに会話が出来ない状態でね、元の饕餮にする為には一度破壊する必要があるんだよ」
麟「だからフランの能力が必要と?」
隠「うむ」
麟「はぁ…それだったら、最初から"あの力"を使っていれば早かったな…」 ボソ…
フラン
「???」
隠「ふっふっふ…奴を倒すのに困っているというのなら、この私が更なる力を与えてやろう!」 バッ!
ズガンッ!!
ギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ…!!
饕餮
「え?」
カッ…!!
饕餮
「(バチバチッ…!!)おお…こ、これは…!」 ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!
麟「は?」
フラン
「あれ?」
隠「おやまぁ…」
隠岐奈が放った生命エネルギーは、フランと麟を無視して饕餮へと注ぎ込まれてしまった。そして摩多羅隠岐奈の生命エネルギーを吸収した饕餮は、長い間石油を摂取していたのも相まって桁外れな戦闘力へと変貌してしまった。