華月麟の幻想記   作:華月麟

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剛欲を止める鬼

饕餮

「(キョロキョロ)うーむ…地上へ繋がる通路や穴的な物は見当たらない…か。まあここは旧地獄の繁華街に位置する場所、もう少し繁華街から離れればそれっぽい物は見つかるだろう」

 

 

ザッ…!!

 

勇「そこのお前、止まれ!」

 

 

饕餮

「あ?なんだお前。おぉ…?その角…もしかして鬼か?」

 

 

ザッ…!!

 

萃「そういうお前は…あの旧血の池地獄に住み着いてる妖怪だな?」

 

 

饕餮

「あ、今度はちっこい鬼も。…てか待てよ?なんでこの私が旧血の池地獄からやってきた事を知っている」

 

勇・萃

「「お前から血なまぐさい臭いがプンプンするんだよ!」」

 

饕餮

「…マジか?(クンクン…)まあ…旧血の池地獄に風呂なんて物は無いから、臭いでバレるのも当然か…。あ、私の名前は饕餮尤魔、畜生界の剛欲同盟という組織の長だ」

 

勇「畜生界の長…!?あ、あたしは星熊勇儀…この旧地獄街道の元締めみたいなものだ」

 

萃「私は伊吹萃香。しかし…畜生界の長か、随分と厄介な奴に目をつけられたものだな…」

 

饕餮

「くっくっく♪あの場所は、私にとって最高の利益をもたらしてくれる場所だ。あそこにある石油が我が剛欲同盟の切り札になるはずだった…!…だが、とある人間と吸血鬼によって石油は全て破壊された…!しばらくは石油が手に入らないだろうな」

 

勇「とある人間と吸血鬼に石油が破壊された…?そうか…麟の奴、本当に石油を破壊したのか…!」

 

萃「だが…吸血鬼?この幻想郷に存在する吸血鬼といったら、レミリアかフランの奴しか…」

 

饕餮

「確か吸血鬼の名前はフラン…そうだ、フランドール・スカーレットって名前だったかな?」

 

萃「んだと!?」

 

勇「ど、どうやってあの吸血鬼が1人で旧血の池地獄まで…?麟の奴みたいに勘が鋭い奴じゃなきゃ、あそこへまでは辿り着けないはず…」

 

饕餮

「確か…いきなり扉の向こうから現れたんだよ」

 

勇・萃

「「扉の向こうからいきなり!?まさか…摩多羅隠岐奈か!」」

 

饕餮

「そうそう、確か隠岐奈って鼻につくような性格をした奴と一緒に来たんだよ」

 

勇「まさか…今回発生した異変、奴が関係していたとでもいうのか?」

 

萃「ありえなくはないな…あいつの事だ、裏からコソコソと動いてたのかもしれないな…」

 

饕餮

「で、あんたらに聞きたいんだけど、地上ってどうやって行きゃいいんだ?」

 

勇「…地上?お前…地上に何の用だ」

 

 

饕餮

「華月麟に会いたいんだよ♪」

 

 

萃「…は?」

 

勇「なんだと…?」

 

饕餮

「え?なんか私、変な事言ったか?」

 

勇「貴様…麟に会いたいとは、何が目的だ…!」

 

饕餮

「ん、んだよお前…麟の名前を言っただけでそんな怖い顔しやがって…」

 

萃「あいつは私らにとって弟同然の存在…目的次第じゃ、今ここで叩き潰す!」

 

饕餮

「ふっ…返答次第じゃこの私とやりたいってか。弾幕勝負がご所望で?」

 

勇「なわけあるか、貴様のような奴は素手で捻り潰す!」

 

饕餮

「あー…素手は勘弁してくれ」

 

萃「嫌ならお前の目的を、素直に吐くこった!」

 

饕餮

「あいつを我が剛欲同盟に誘いたいんだ♪あいつほどの実力者だ、組に抱き込めば畜生界の覇権は私の物だ!」

 

勇・萃

(プツンッ…)

 

饕餮

「ん?」

 

勇・萃

「「貴様ァっ!!!」」 ドゥッ!!

 

饕餮

「は!?」

 

勇・萃

「「貴様を今ここで叩き潰す!!」」

グオォォォォォォォォォッ!!!

 

饕餮

「ふっ…血の気が多い奴は、嫌いではない!」 ドゥッ!!

 

 

饕餮・勇儀・萃香

『だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』

 

 

 

 

READY? FIGHT!

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