華月麟の幻想記   作:華月麟

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華月麟との再会

~紅魔館内~

 

 

饕餮

「おお…畜生界では絶対に見る事が無いであろう、煌びやかな内装だな…」

 

美鈴

「でしょう?それがこの屋敷の売りみたいなものですから♪咲夜さん、咲夜さ~んっ!」

 

 

カツ…カツ…カツ…

 

咲「そんなに大きな声を出さなくても聞こえてるわよ」

 

 

饕餮

「お、まさに屋敷のメイドって感じの奴が来たな」

 

美鈴

「彼女がこの紅魔館のメイド長・十六夜咲夜です♪」

 

饕餮

「あいつもなかなかに見所がありそうだな…」

 

美鈴

「ええ♪普通の人間にしては、かなりの実力を持った方ですよ♪」

 

咲「茶化さないで頂戴。それで?貴女の隣にいるのが、例のお客様ってとこかしら?」

 

美鈴

「あ、もしかして外での騒ぎを聞いてました?」

 

咲「いえ、さっき麟が『俺に用があるであろう客人が来た』って私に伝えて来たから…」

 

美鈴

「…えぇ?(困惑)あの人は相変わらず…なんて鋭い勘を…」

 

饕餮

「くっくっく♪流石はこの私を下した人間、恐ろしいもんだ♪」

 

咲「改めて自己紹介を。私の名前は十六夜咲夜、紅魔館のメイド長をしていますわ」 ペコリ

 

饕餮

「礼儀正しい奴は嫌いじゃない、むしろ好きだ♪私の名前は饕餮尤魔、畜生界の剛欲同盟という組織を束ねる長だ」

 

咲「あら…この前、貴女以外の長とも会いましたが…もしかしてお知り合いで?」

 

饕餮

「ああ。あいつらとは腐れ縁でありながら、ライバル組織でもある関係だ」

 

咲「畜生界という場所で覇者となった暁には、何を望むのですか?」

 

饕餮

「そんなもん決まってるだろ?この美しい地上を我が手に!」

 

咲「畜生界の者らしいお考えで…ですが、華月麟という存在が居る限り…それを成し遂げる事は難しいかと?」

 

饕餮

「ふっ…だろうな」

 

美鈴

「咲夜さん、あとはお任せしてもいいですか?」

 

咲「ええ、あとは任せて頂戴」

 

美鈴

「了解です♪じゃあ、私は自分の職務に戻ってますね~」 スタスタ

 

咲「ええ。あ…美鈴」

 

美鈴

「はい?」

 

咲「(ギラッ…)今回は見逃してあげるけど…次は無いわよ?」 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

美鈴

「ア、ハイ…キモニメイジテオキマス…」 ビクビク…

 

饕餮

(お~怖い怖い…なんつー殺気だ)

 

咲「それでは饕餮さん、麟の元まで案内いたしますわ」

 

饕餮

「よ、よろしく頼む。あと、私の事は呼び捨てで構わないし敬語は慣れないからタメでいい」

 

咲「分かったわ饕餮。私に着いて来て」 スタスタ

 

饕餮

(スタスタ)

 

 

~フランの部屋~

 

 

コンコンッ

 

 

フラン

「は~い?」

 

 

咲「妹様、そちらに麟はいらっしゃいますか?」

 

 

フラン

「お兄様?お兄様なら…」

 

麟「フランの隣にいるぜ~」

 

 

咲「よかった。麟、貴方にお客よ」

 

 

麟「どうせ饕餮だろ?」

 

 

咲「…なんでそこまで分かるのよ?さあ饕餮、どうぞ部屋へ入って頂戴」

 

饕餮

「お、おう」

 

 

ガチャ…

 

ギィィィィィィィィ…

 

 

饕餮

「お、お邪魔しま~す…」

 

 

フラン

「あ!?本当に饕餮だ!」

 

麟「ほらな、俺の言った通りだろ?」

 

フラン

「お兄様すご~い!♪」

 

咲「それじゃあ麟、私はお茶の用意をしてくるから後は任せるわよ」

 

麟「おうよ」

 

バタンッ

 

フラン

「饕餮久しぶり~♪1週間ぶりかしら?」

 

饕餮

「ああ、大体1週間ぶりくらいだな」

 

麟「ふっ…俺とフランでお前を木っ端微塵にしたのに、まさか五体満足で蘇るとは驚きだ」

 

饕餮

「言ったはずだ、そこに欲望がある限り死ぬ事はないとな。…まあ、さすがの私も1週間もかかるとは思ってなかったがな」

 

麟・フラン

「「つまり…もう1回壊せるドン!?」」

 

饕餮

「やめろ!もうお前らと戦うのはこりごりだ!(汗)」

 

麟「ふんっ…あいつの言う通り、木っ端微塵に破壊したらすっかり大人しくなりやがって」

 

フラン

「つまんないの~…」

 

饕餮

「こんの戦闘狂共が…」

 

 

 

ブ・ン…

・扉出現

 

 

バァンッ!!!

 

「「どうやら役者は揃ったようだねぇ!!」」

 

 

 

フラン

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

麟・饕餮

「「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」」

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