華月麟の幻想記   作:華月麟

937 / 1036
華月麟のハンバーガー・3

ジュワァァァァァァァァァァァァァァァ…!!

 

 

麟「うーむ…肉を焼いてる時の音ってのは、相変わらず食欲を湧かせてくれる」

 

咲「なんか分かるわ。お肉を焼いてる時の音って、何故だかお腹が無性に空くわよね」

 

麟「もはやミュージック」

 

咲「それは言い過ぎよ…って、そろそろひっくり返した方がいいんじゃないかしら?」

 

麟「俺…肉とか魚をひっくり返す行為が心底苦手なんだよな…」

 

咲「あら意外…貴方にも苦手な作業が存在するのね?」

 

麟「お前は俺をなんだと思ってんだ」

 

咲「なんでも出来る人…かしら?」

 

麟「どんな奴にも得意不得意はあるだろ。まあいい…一旦集中して…!」 バッ!

 

 

クルンッ!

 

ビタンッ!!

 

ジュワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!

 

 

麟「YES!とりあえず1つは成功したから、この勢いのままどんどんやってくぞ!」

 

咲「頑張って♪」

 

 

<セイッ! セイッ! ソォイッ!!

 

 

ジュワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!

 

 

麟「ふぅ…なんとか全部ひっくり返せた」

 

咲「お疲れ様。それで?この後はどういった工程が残ってるのかしら」

 

麟「あ、もしかしてポテトは揚げ終わった感じ?」

 

咲「貴方がパティをひっくり返してる間に揚げ終わったわよ」

 

麟「よーし、んじゃハンバーガーの要素でパティの次に重要なのはソース!これを作っていくぞ」

 

咲「ソースまで手作りするの?」

 

麟「off course」

 

咲「パティを焼いた時に出た肉汁を使ったグレイビーソースとかでも作る気?」

 

麟「ぶぶーっ。正解はな…バーベキューソースだ!ハンバーガーにはピッタリなソースだからな」

 

咲「また聞いた事のない名前のソースね?材料は?」

 

麟「んじゃ作りながら教えるよ。まずはケチャップと中濃ソース、そして醤油を混ぜます」

 

 

ドバッ

 

ドバッ

 

ドバッ

 

グルグルグルグル

 

 

咲「なるほど…」 カキカキ

 

麟「で、このままだとただしょっぱいだけのソースだから、そこにハチミツを少し加えて…」

 

 

タラー…

 

グルグルグルグル

 

 

咲「ハチミツは必須?」

 

麟「バランスが良くなるから必須だ。無ければ砂糖もありだ」

 

咲「分かったわ」 カキカキ

 

麟「そして…パティにも負けないパンチを出す為に、おろしニンニクとおろしショウガを投入!」

 

 

ポイッ

 

ポイッ

 

グルグルグルグル

 

 

咲「何かパンチを出したい時って、その2つを使いがちよね」

 

麟「なんだかんだでしっかり仕事をしてくれるからな、ニンニクとショウガって。な〜んて雑談しながら作ってたら、あっという間にバーベキューソースの完成!」

 

咲「どうしてかしら…(スンスン)燻したわけでもないのに、どこか香ばしい感じの匂いがするわね…」

 

麟「味見してみ」

 

咲「じゃあ…(ペロッ)こ、これは…!」

 

麟(ニヤニヤ♪)

 

咲「今度、夕食にステーキを出したら…このソースに付けながら食べてもいいくらい美味しいわ…!」

 

麟「当たり前だ、こいつの美味さはDNAに素早く届くからな」

 

咲「…どこのDNAに届くのよ」

 

麟「旨み成分を感じ取るDNAとか?」

 

咲「…何故かしら、根拠の無いセリフなのに『ああ…確かに』と思い込んでしまう自分がいるわ」

 

麟「どやぁ♪」

 

咲「ま、まあおふざけはここまでにして…早く盛り付けましょう。皆お腹ペコペコにしてるわよ」

 

麟「だな、さっさと盛り付けてあいつらに食わせてやらないとな♪」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。