華月麟の幻想記   作:華月麟

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久々の竹林と永遠亭

~迷いの竹林前~

 

妹「ん?おお!久しぶりだな3人共」

 

竹林の入り口前に何故か妹紅が立っていた。

 

麟「あれ?妹紅、こんなところで何してんの?」

 

妹「いやさ…永遠亭が人里の診療所みたいな場所になっただろ?人里の役に立つのはいいんだが…やっぱり竹林で迷う奴が出て来るんだ。そんな奴らを出さない為に、永遠亭までの案内役を私と慧音が担っているんだ」

 

あー…やっぱり迷子が出ちゃったのね。

それと気になったのが…

 

麟「慧音って…誰?」

 

魔「ああ、人里の寺小屋講師をしてるワーハクタクだぜ」

 

麟「ワーハクタク…?」

 

また知らん名前の生物が出て来たな。

 

霊「白沢っていう妖怪と人間のハーフの事よ。それをワーハクタクと言うの」

 

麟「あー…つまり影狼と同じか…」

 

妹「影狼の事を知ってるのか?」

 

麟「ああ、この前の肝試しで会ってね。餌付けしたんだよ…w」

 

妹「ぶっ!餌付けしたのか!?あはははっ!さては影狼の奴、肉に釣られたな!?」

 

麟「可愛い狼女だったよ?あの子も人間には危害は加えなさそうだし…満月の時以外は」

 

魔「んあ?満月の時はなんかマズいのか?」

 

霊「狼女は満月の時は活発になるのよ。下手して人間が近づいたら襲われるかもしれないし」

 

麟「そういうこった」

 

魔「ほーん…」

 

ほーんて…分かってんのかこいつ。

 

妹「それで?ここに来たって事は永遠亭に用が?」

 

麟「おうさ!輝夜の奴に永遠亭に行くって約束してたのにずっと行ってなかったからね。自分の用事ついでに行こうかと」

 

妹「ふーん…輝夜にねぇ…」 ジトー…

 

な、なんかすごい目で見られてんだけど?

 

麟「俺ってそんなに嫌われてる…?」

 

魔「いやそうじゃなくて、お前って女たらしで罪深い奴だなって」

 

麟「は!?」

 

霊・妹「「うんうん」」

 

麟「はぁぁぁぁぁ!?」

 

俺は女性をナンパした事なんてないぞ!?いつ俺が女たらしみたいな事をした!?いつ俺が罪深い事をした!?記憶にないですけど!?

 

麟「はぁ…とりあえず案内よろしく頼む」 ショボーン

 

妹「ああ、私の後をついて来い」 スタスタスタ

 

霊「行きましょ」 スタスタスタ

 

魔「おう!」 スタスタスタ

 

麟「お、おー…」 スタスタスタ…

 

こたえるなぁ…今のセリフ。

 

 

~竹林内~

 

スタスタスタ

 

俺達は妹紅の後をついて行きながら目的地を目指していた。

 

ヒュゥゥゥ…

 

心地いい風が吹いていた。

 

麟「相変わらずいい場所だよな。今度ここでゆっくり瞑想とかしながら落ち着けそうだな」

 

妹「ははっ、ここは静かな場所だからな。そういうのにはうってつけかもしれないな」

 

霊「わざわざここまで来なくても博麗神社でやりなさいよ?」

 

魔「何なら私の家でも」

 

麟「お前達と居たら修行にならん!」 ズバッ!!!

 

霊・魔(ガーン‼)

 

まったく…少しは俺の身のもなれってんだ。

 

妹「…随分と好かれてるんだな?」

 

麟「そこまで嬉しくはないよ。それだったら義妹達に好かれてる方がよっぽどいいわ」

 

妹「義妹がいるのか?!」

 

麟「ああ、3人いるよ?皆、すごくいい子でね…フランは自分の感情と力を制御できるようになってきているし、さとりは色んな人達とコミュニケーションが取れてきてるし、こいしは感情豊かになってきてるし…これも3人の努力の証だよ」

 

妹「ふっ…お前には守るものがあるんだな」

 

麟「ああ、だから修行をしたいのに…2人が邪魔して全然出来ないよ…」

 

妹「なんなら、私の家に来るか?私ならお前の邪魔はしないし…相手にもなれるぞ?」 腕ギュ

 

麟「…あー…それも案外悪くないかも?」

・よく腕に抱き着かれたりするから気にしてない

 

魔「おい妹紅!?何勝手に私の麟を奪おうとしてんだ!?」

 

麟「いつお前の物になった!?」

 

霊「違うわ!?私のよ!?妹紅!魔理沙!あんたらに麟は渡さないわよ!?」

 

麟「お前もかい!!」

 

妹「ならどちらが麟を手に入れられるか勝負するか!?」 ボウッ…

・やる気満々

 

霊「上等よ!!」 スッ…

・お祓い棒を構え

 

魔「2人まとめて倒してやる!」 スチャ

・八卦炉ステンバーイ…

 

麟(ブチッ)

「…いい加減にしろ貴様らぁぁぁぁぁ!!!」

 

バキィッ‼ バキィッ‼ バキィッ!!!

 

 

「「「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」」

 

 

…竹林に鈍い打撃音と凄まじい悲鳴がこだました。

 

 

なんやかんやで到着

 

~永遠亭~

 

ザッ‼

 

麟「やっっっっと着いたぁぁ!」

 

 

ここまで長い道のりだった…。

 

<ウッヒョオ~!

 

妹「いってぇ…まだ収まらないのかよ、このたんこぶ」 ヒリヒリ…

 

霊「初めてあいつにやられたわ…」 ヒリヒリ…

 

魔「私はあの時の修行以来だ…」 ヒリヒリ…

 

麟「ありがとうな妹紅!」 ニッ

・満面の笑み

 

妹「(ドキッ⁉)き、気にすんな…///これも私の役目だし…///」 モジモジ

 

…なんでお礼を言っただけでモジモジするんだよ。

 

霊・魔(ジーッ)

 

なんか視線を感じる…。

 

 

 

~数分後~

 

 

麟「とりあえず中に入ろうか」

 

魔「私が一番乗りだぜ!」 ダッ‼

 

霊・妹「「子供かよ」」

 

 

 

ガララッ‼ 

 

スタスタスタ…

 

魔「お邪魔しま~…(ズボォッ!!!)」

 

麟「魔理沙!?」

 

何が起きた!?目の前にいたが魔理沙が消えたぞ!?

 

魔「いってぇ…なんだよこれぇ!?」

 

ソローリ…

 

麟「お、落とし穴…?」

 

声のする方を覗くと…でっけえ穴の下に魔理沙が居た。

 

妹「てゐの奴だな…。あいつは落とし穴を作って人を落とすのが大好きなんだ」

 

麟「それって大丈夫なの!?」

 

人の命に関わるレベルの大きさですけど!?

 

妹「普段は落ちないようにしてるらしいけど…」

 

ヒョコッ

 

てゐ「あはははははははっ!!ひっかかった!!」

 

霊「あ、小物兎!!」

 

てゐ「誰が小物だぁ!!」

 

てゐが永遠亭の屋根上から現れた。

 

魔「よいしょっと…てめぇ!?私を殺す気かぁ!!」

 

あ、落とし穴から魔理沙が出てきた。

 

てゐ「べー♪」

 

魔「(ブチッ‼)ぶっ殺す!!マスタースパーク!!」 ズガァァァァァァァァ‼

 

ドガァァァァァンッ‼

 

てゐ「ぎゃーっ!?」

・丸焦げ

 

麟「あ…」

 

妹「やれやれ…」 腕ギュ

 

麟「…お前はいつまで引っ付いてんだ」

 

妹「別にいいだろ?お前と居ると楽しそうな事が起こりそうだし♪」

 

麟「まあ…いいけどさ?」

 

妹「やったぜ♪」

 

 

 

妹紅も周りの奴らみたいになってきたな…。ていうかそんな事よりも、到着早々に死人が出たんですけど…。永遠亭って本当に病院兼屋敷なんだよね?

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