~鯢呑亭~
パチパチパチ…
マミ
「ふぉっふぉっふぉっ♪味噌の焼ける良い匂いがするのぉ〜♪」
霊「この匂いを嗅いでると…お腹が空いてくるわ…」
隠「奇遇だね、私もだよ霊夢」
パタパタパタ…
美宵
「も〜…いきなり皆さんが押しかけてくるから何事かと思ったら、マミゾウさんが『焼き味噌おにぎりを作ってくれ〜!』って…何が何だかさっぱりですよ!」
マミ
「ふぉふぉふぉ…すまないのぉ美宵ちゃん」
現在地鯢呑亭では、美宵に焼き味噌おにぎりを作ってもらっている。美宵は味噌が焦げないように団扇で炭を仰いで火加減を調整中。
隠「店主、いきなり押しかけてすまなかった」 ペコリ
店主
『いんや、ちょうど暇な時間だったから構いやしねぇよ』
霊「あら、今日は駒草の出張賭博場はやってないのね?」
美宵
「今日は駒草さんの方がお休みなので」
霊「そうなのね」
美宵
「…で、なんでいきなり皆さんはここに押しかけてきたのか教えてもらっても?」
マミ
「まぁ…分かりやすく言うなら、焼き味噌おにぎりの匂いで貧乏神を捕まえようって話じゃ」
美宵
「あー…この前の貧乏神を誘い出すって事ですね?」
マミ
「そゆことじゃ」
美宵
「…また、なんでいきなり?」
霊「…ちょっと、貧乏神絡みのゴタゴタがあって」
美宵
「お疲れ様です…それと」 チラッ
饕餮
「おい麟…ここの飯、馬鹿みたいに美味いぞ!」 モグモグモグ
麟「だろ?ここの飲み屋で食う飯は、地上で一番美味いと思うよ」 モグモグモグ
美宵
「あのお二人の食事代、ちゃんと払ってくださいね…?」
霊・マミ・隠
『…はい(汗)』
貧乏神と疫病神捕獲作戦そっちのけで、麟と饕餮は鯢呑亭の料理を堪能中。もちろんお代はきっちり頂きます。
饕餮
「くっくっく♪」 モグモグモグ
麟「(モグモグモグ)さて…霊夢、そろそろ店の扉を開けてくれ」
霊「あら、もうそんなに煙が充満してきた?」
麟「だいぶいい頃合いだ」
霊「分かったわ」 スタスタ
ガララッ
モワモワモワモワモワァ…
扉を開けたことで、香ばしい味噌の香りが人里へと流れ出ていく。
~人里~
『あら…良い香りがするわね…』
『(グゥゥゥゥゥゥ…)お母さん、お腹空いたー…』
『良い味噌を使っている匂いだ…』
『鯢呑亭から香るけど…昼から営業してるのかしら?』
もちろんそんな素晴らしい香りが人里に出たら皆が反応するのも当たり前であり…
スタスタ…
ピタッ…
紫苑
「(クワッ…!!)焼いたお味噌の良い香り…!」
前回も引っかかったこの貧乏神が反応するのも、例外ではない。
饕餮
「…なあお前ら、こんな方法で捕まるバカがいると思うか?」
マミ
「わしはいるに1票」
隠「じゃあ私はいないに1票」
霊「私もいないに1票ね」
美宵
「私はいるに1票で♪」
店主
『俺もいるに1票だな。麟さん、お前さんはどっちに入れる?』
麟「そうだなぁ…」
ザンッ!!
紫苑
「「焼き味噌おにぎりぃっ!!!」」
霊・隠・マミ・美宵
『…あ』
麟「…いたに1票で」
饕餮
「う、嘘だろ…?」
店主
『まだ扉を開けて数分くらいしか経ってないぞ…?』
焼き味噌おにぎりホイホイ、無事に成功です。