華月麟の幻想記   作:華月麟

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あ、照焔と書いて〖みちしるべ〗と読みます


緊急会議

冥界にて発生している魂数の減少、幽々子の伝書を受け取った映姫は他の地でも同様の現象が発生しているのかを確認するための緊急会議を白玉楼にて開催。

 

 

~白玉楼~

 

 

ザーッ

 

 

勇「おっす、あたしが来たぞ」

 

さ「(ヒョコッ)私も来ましたよ」

 

 

映「いきなりの招集すみません、お二方」

 

幽々

「待ってたわよ~♪」

 

勇「(ドスンッ)いきなりあたしとさとりをここへ呼びつけるとは何用だい?と…言いたいところだが、あたしもさとりもおおよその事は察しているよ」

 

映「え、そうなんですか?」

 

さ「え?だって映姫さんが私と勇儀さんを白玉楼に呼び出した理由って、地底の魂数が減少している事についての件ですよね?」

 

映「…え?い、今なんて…?」

 

さ「え…?だから…地底の魂数が減少している事についての件で…私と勇儀さんを…」

 

映「(ガタッ!!)そ、それは本当ですか!?」

 

勇「は!?映姫あんた、それの件についてあたし達から話を聞く為に呼び出したんじゃ…」

 

映「ち、違いますよ!?西行寺幽々子からの伝書にて『冥界の転生待ちの魂数が合わない』という報告を受け、怨霊を管理する貴女達の方でも同様の現象が発生しているのか聞こうと思って招集をかけただけなんですよ!」

 

勇「な、なにぃっ!?」

 

さ「ゆ、幽々子さんの方でも地底と同様の現象が発生していたんですか…!?」

 

幽々

「そうよ~?しかもそれだけじゃないわ、是非曲直庁の方でも同じ事が発生しているのよ~」

 

さ「えぇっ!?」

 

映「ま、まさか冥界と是非曲直庁だけでなく…地底の方でも同様の現象が発生していたなんて…!?」

 

勇「やはりあたしが旧都で感じていた違和感は、気のせいじゃなかったってわけか…」

 

幽々

「でも不思議な話よね?どこかしらの魂数が減ってるという事は、逆に地上、地底、冥界、是非曲直庁のどこかにいるのが普通なのに、どこにもいないのでしょう?」

 

映「ええそこです…そこが問題なんです…!私も最初は魂達がどこかへ脱走したとしても、地上、地底、冥界、是非曲直庁のどこかしらで見つかると思っていたのです。しかし…全くもって見つかる気配もない、これはかなりの大問題です…!」

 

勇「で、でもさ、そっちも総力を上げて捜索はしているんだろう?」

 

映「ええ…是非曲直庁の総力を結集して捜索をしてもらっていますが…未だに有益な情報は無いのです。霊夢や八雲紫ましてや、ほんの少しの違和感すらも感じ取る事の出来るあの麟ですら、私や小町に何の報告や相談もしないという事は…どの地にも消えた魂達は存在しないという事なのです…!」

 

幽々

「まるで魂が自然消滅しちゃった感じね~?」

 

さ「魂が自然消滅する…そんな事ってあるんですか?」

 

映「あるにはあります…ですが、魂自体の寿命を迎える前に我々是非曲直庁はそういった魂を連れて帰っているので、可能性としては限りなく低いはずなのですが…」

 

幽々

「…私の率直な意見としては、魂の自然消滅という可能性は無いと思うけれど」

 

勇「なぜそう思う?」

 

幽々

「冥界といい是非曲直庁といい、減少した魂数が極端に多いのよ。まるで誰かが裏で糸を引いているかのように…」

 

勇「あんたは、この現象は誰かの手によって引き起こされていると思っているのかい?」

 

幽々

「1つの仮説よ」

 

勇「仮説ね…その仮説、あながち間違ってないような気もしなくはないように思えるけどね」

 

さ「私も思います」

 

幽々

「あらあら~♪なんだか名探偵になった気分だわ♪」

 

映「そんな呑気な事を言っている場合ではありません、これはかなりの死活問題でもあるのですから。もし幻想郷の魂達が外の世界なんかに流出してしまっていたら、それこそ我々の監督不行きになってしまうんですから」

 

幽々

「そうねぇ…でも、一体どうすればいいのかしら?」

 

映「それは…私にもなんとも言えません…」

 

勇「まあいいさ…とにかく今は、消えていった魂達を探し出すのが先決だろう?」

 

さ「私もそう思います」

 

映「とりあえず…こちらの全勢力を結集して、捜索に当たる所存です」

 

勇「こっちも可能な限り地底の隅から隅まで探してみるよ」

 

さ「私もお燐とお空に伝えておきます」

 

幽々

「私も少し動いてみるわ~」

 

映「協力感謝します…!」

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