八千慧
「博麗霊夢、どうしても私達に協力していただけませんか!」
霊「嫌と言ったら嫌よ。なんで地上を手に入れようと画策するような連中なんかに協力しなきゃならないのよ?私達にメリットなんか1㎜もないじゃない」
八千慧
「貴女方にメリットがあれば良いのですね!?いくらですか!いくら払えば、貴女方は私達に協力していただけるのですか!?」
霊「お金の問題でもないっつーのバーカ!!」
八千慧
「バ、バーカ…!?」
麟・饕餮
「「くっくっく♪」」 クスクス♪
早鬼
「やれやれ、随分と嫌われたものだな?♪」 クスッ♪
八千慧
「そこ!笑うんじゃない!」
霊「はぁ…麟、貴方からも何か言ってあげてちょうだい」
麟「ん?何を?」
霊「私達は協力する気がないって事をよ」
麟「そうだなぁ…俺達が協力する代わりに、お前らは1年間何もせずに大人しくしてるって約束してくれるなら…付き合ってやってもいいけど?」
八千慧
「なっ…!?」 ガタッ!!
早鬼
「ほう…?♪」 ピクッ…
饕餮
「流石は麟だ♪」
霊「ちょっと麟!?畜生共に協力する気!?」
麟「だから、協力する代わりに1年間大人しくするって交換条件だよ。この条件を飲んでくれるなら、俺は協力してもいいけど」
八千慧
「ほ、本当ですか…!?」
霊「ちょっと麟!」 ガシッ! グイッ!!
麟「[グイッ!!]オウフ!?」
霊「貴方バカなの!?あんな自分の利益しか考える事しか能がない奴等の頼み事を聞くつもり!?」
早鬼・八千慧・饕餮
『全部聞こえてるぞ〜』
麟「だって…こっちの条件を飲んでくれるなら、特に問題はないだろ?」
霊「じゃあ仮に…もし1年後、力を蓄えた畜生共が地上侵攻をしたらどうするのよ!?」
麟「どうするって…もし侵攻してきたら、その時は畜生界の存在ごと消し去るだけだろ」
霊「はぁ!?ど、どうやって!?」
麟「フランに隠岐奈、純狐さんにへカーティアさん、それに勇儀だろ?あとは萃香だったり…あ、依神姉妹もいいね!♪てなわけで、畜生界を滅ぼす方法なんて引き出しを開けてみれば大量にあるわけで…」
霊「…皆に協力要請を仰ぐってわけ?」
麟「その通り♪純狐さんなんか俺のお願いなら絶対に聞いてくれるし♪」
霊「まあ…否定は出来ないけど…」
麟「んじゃ、あいつらの手助けをしてもいいな?」
霊「…あいつらが条件を飲むなら良いわよ」
麟「よし決まりだ♪てなわけだ、こっちの条件を飲むなら協力してやってもいいが…飲めないというのなら自分達でどうにかしろ」
八千慧
「…少し相談させてください」
麟・霊
「「どーぞどーぞ」」
早鬼
「条件さえ飲めばあいつらは私達に協力してくれるんだろ?それなら、条件を飲むに越したことはないだろ」 ヒソヒソ
八千慧
「バカ!1年も大人しくしてろと言っているんですよ!?」 ヒソヒソ
饕餮
「別に…1年なんて大した事ないだろ?」 ヒソヒソ
八千慧
「その1年の間に地上の守りが強固なものになったら、地上を手に入れるという悲願は達成出来ないのですよ!」
饕餮
「お前はすぐ地上地上…そんなに地上が大事か?」
八千慧
「貴女は石油という決定的な切り札を持っているからそんな軽口が叩けるのですよ!驪駒、貴女はどうなんですか!?」
早鬼
「ん?別に1年間静かにする事を約束出来るなら、手を貸してくれるんだろう?ならば私はその条件を飲もう。それが強者である華月麟からの命令だというのなら、尚更だ」
八千慧
「はぁぁぁ…仁義というふざけた概念に囚われた哀れな脳筋天馬が…!そんな考え方では地上を手に入れる事など、永遠に成就しませんよ!」
早鬼
「なんとでも言え。私も饕餮も、ただ自分の意思を貫いているだけだ」
饕餮
「そうそう♪」
八千慧
「お前達…よくもまぁそんな考え方でヤクザの組長が務まりますね!?」
早鬼・饕餮
「「務まっているから、着いてくる部下達がいるのだ」」
八千慧
「くっ…!?」
麟「結論は出たか〜?」
八千慧
「…その条件を飲むならば、貴方達は力を貸してくれるのですね…?」
麟「俺はそうだよ。霊夢は?」
霊「…ちゃんと約束を守るから貸しても良いわよ?まあ…約束を破ったところで、畜生界を崩壊させられる手段はあるから良いけど」
八千慧
「くっ…!(ギリッ…!!)な、ならば…!」 バッ!
麟「ん?」
霊「あら…」
八千慧
「その条件、喜んで飲ませていただきます。なので、我々畜生共に力をお貸しください…!」 ザッ…!!
・屈辱の土下座
麟「あ〜らら…八千慧が土下座しちゃったよ」
霊「屈辱だろうに…」
早鬼
「私からも、力を貸してくれ!」 ザッ…
饕餮
「私もからもだ。頼む、私達に協力してくれ」 ザッ…
麟「あらま、2人も土下座しちゃった…」
霊「逆にここまでやられると、こっちも飲まないわけにはいかないわね」
麟「3人共、頭を上げてくれ」
八千慧
「きょ、協力してくれるのですか…?」
麟「ちゃんと約束を守ってくれるんだろ?それなら、俺達も喜んで力を貸すよ」
霊「まあ…今回はあんたらを信じてあげるわ」
八千慧
「本当にありがとうございます…!」
早鬼
「本当にありがたい…!」
饕餮
「これで少しは進展がありそうだな」
麟「よし、そうと決まれば魔理沙も呼んで人手を増やそう」
霊「そうね、あいつも呼びましょう」
こうして八千慧達は、屈辱的な土下座をして麟との口約束を締結。麟、霊夢の協力を得る事に成功。