~人里~
チャリーン¥
鈴瑚
「毎度あり〜っ♪」
麟・饕餮
「「(モグモグ…)うんまっ♪」」
霊「(モグモグ…)あれ…?私達、何しに人里へ来たんだったかしら?」
八千慧
「(モグモグ…)私達の部下である動物霊を探す為に、手始めに人里へ来たのですよ…」
魔「(モグモグ…)だよな?やっぱりそうだよな?なのに、なんで私達…」
早鬼
「(モグモグ…)呑気に美味い団子を食ってんだ?」
さあさあ、いきなりこいつらは呑気にモグモグタイムですが、何故こんなにアホみたいな経緯になったのかを分かりやすく解説致します。
1. 6人は失踪した動物霊達を見つける為に、まずは近場の人里を捜索する事にしたが…人里の隅々まで探したが1人も見つからなかった。
2. 1人も見つからず途方に暮れていた時『小腹が空いた!』と、いきなり腹ぺこモンスターの麟と饕餮が駄々をこね始めた。
3. 偶然、近くに鈴瑚の団子屋があったからそこで小腹を満たす事にした。
と、いった具合の流れとなっております。
早鬼の言う通り、なんで呑気に団子を食べてるんでしょうかこの人達?
麟「にしし♪腹が減っては戦は出来ぬって言うじゃん?」
饕餮
「そうそう♪腹が減っていては、思い切り動きたい時に動けなくなるからな♪」
八千慧
「それは貴方達の都合のいい解釈ですよね?」
麟・饕餮
「「なんのこっちゃさっぱり♪」」
霊「まあ…人里の端から端まで捜索して、少しお腹空いてたのは事実だからちょうどいいけど」
魔「ていうか人里に動物霊共が居たら、霊夢がすぐ察知するだろ」
霊「それもあるわね」
早鬼
「じゃあ…お前らは最初から、部下達は人里に居ないというのを分かっていた上で探索していたのか?」
霊「少しでも可能性はあるかなと思ってただけよ」
魔「まっ、それも無駄骨だったけどな」
八千慧
「生身の動物に擬態して…人里のどこかで生活している可能性も考えましたが、全くもって見つかりませんでしたね…」
鈴瑚
「なあなあ麟さんや」
麟「ん?」 モグモグ
鈴瑚
「さっきからみんなの話を聞いてる感じだと、誰かを探しているように聞こえるんだけど…何かあったのかい?」
麟「んー…俺の隣にいる3人の部下達が行方不明って認識だけ持ってもらえればいいかな」
鈴瑚
「なるほど人探しか、そりゃまた大変だねぇ?麟さんも霊夢も魔理沙も、わざわざ付き合ってやってるってとこかい?」
麟「必死に頼み込まれちゃったから、断りにくくてな」
鈴瑚
「お人好しだこって」
麟「かもな。あ、俺も鈴瑚に聞きたい事があるんだけどさ」
鈴瑚
「ん?私に聞きたいこと?」
麟「ああ、清蘭の奴はどうしたんだ?」
鈴瑚
「清蘭?ああ、あいつはちょっと…無くし物を探しに出かけたよ」
麟「無くし物?」
~妖怪の山~
ガサガサッ
清蘭
「ぜぇ…ぜぇ…い、一体どこへいったというの…!?」
「「月の宝玉ぅぅぅぅぅぅぅっ!!」」
鈴瑚
「…あいつ、今頃あちこち探し回ってる最中なんじゃないかな(汗)」
麟「残念だなぁ…あいつの団子も食いたかったのに」
鈴瑚
「それはまたの機会にということで」
麟「だな」
八千慧
「(バンッ!)…よし!こうなれば出し惜しみは無しです!最近、我々の組に入籍した新しい部下達の手も借りましょう!」
早鬼・饕餮
「「賛成」」
霊「で?新しい部下の手を借りるのはいいけど、次はどこを捜索するつもりなの?」
八千慧
「あまり気は乗りませんが…魔法の森へ行こうと思っています」
魔「魔法の森かぁ…魔法の森はめちゃくちゃ広いからな、骨が折れるぜこりゃ」
霊「…それを聞くと、ほんとに気が乗らないわね」
早鬼
「安心しろ、なんなら私だって気乗りしないからな!」
饕餮
「ドヤるなバカ天馬。っと…おいそこの兎、ここの団子は最高に美味かったぞ♪こっちのトラブルが落ち着いたら、また買わせてもらう」
鈴瑚
「またいつでもお待ちしてますよ〜♪なんなら事前に何本欲しいって言ってくれれば、作り置きもしておきますよ♪」
饕餮
「くっくっく♪そいつはありがたい♪」
八千慧
「無駄話はそこまでです饕餮。そろそろ魔法の森へ向かいますよ」
饕餮
「へいへい」
麟「んじゃな鈴瑚♪」 フリフリ♪
鈴瑚
「またご贔屓に〜♪」 フリフリ♪
人里では何の収穫も得られなかった6人は、新たに入籍した部下達の手も借りて魔法の森の捜索へと向かう。
どんどんあの"人鬼"の策に嵌っているとも知らず…。