慧ノ子
(スンスンスン…スンスンスン…)
早鬼
「どうだ慧ノ子、部下の匂いはするか?」
慧ノ子
「はい、微かにですけど匂います。ですが…」
早鬼
「…どうかしたか?」
慧ノ子
「気のせいかなぁ…?人間の匂いもするというか…なんというか…」
魔「そりゃ魔法の森には私やアリスが生活してんだ、多分私がアリスの匂いだと思うぜ?」
慧ノ子
「魔理沙っぽい匂いじゃないから…これはアリスって子の匂いなのかなぁ?」
八千慧
「要領を得ないというかなんというか…」
饕餮
「匂いが薄れすぎてるんだろ、仕方の無いことだ」
霊「結局、匂いも頼りにならなそうねこれ」
麟「…」 スンスンスン…
霊「麟…?どうかしたの?」
麟「…地獄特有の生臭い臭いを微かに感じた気がしたけど、気のせいかな」
霊「…気のせいでしょ?だってあの山犬が嗅ぎ取れないのに、貴方が嗅ぎ取れたらそれこそあいつの面目丸潰れでしょ」
麟「それもそうか」
魔「(ポリポリ)しっかし…匂いでもここまで頼りにならないと、八千慧の部下を呼んだところで意味は無いんじゃね?」
早鬼・饕餮
「「確かに」」 (σ゚д゚)σ
八千慧
「そ、それでも人手は多いに越したことはないでしょう!?」
霊「それもそうだけど、無駄に人手を増やしても…ねぇ?」
麟「まあいいじゃん、呼ぶならさっさと呼んで合流させようよ」
慧ノ子
「私もそう思います!」
霊「じゃあ…呼ぶ?」
早鬼
「呼べ呼べ♪」
八千慧
「では…」 ゴソゴソ…
ピーーーーーーーーーーーッ…!!
饕餮
「あ、お前の部下は笛で呼ぶタイプなのか」
ガサガサッ…
ドゥッ…!!
ドウッ…!!
「「ウキーーーーーーッ!!!」」
麟・魔
「「うきー…?」」
霊「え…まさかあいつの新しい部下って…」
シュタッ
?「お呼びですか!?八千慧様!」
八千慧
「ええ、よく来てくれました美天」
笛の呼び音によって参上した八千慧の新たな部下は、頭に
麟・霊・魔
『わあ〜…猿だ〜…』
早鬼
「ほほぉ…あれが噂に聞いていた、八千慧の新しい部下か!」
饕餮
「…」
(孫〇空って猿にそっくりな見た目だな…)
慧ノ子
(来た来た…うるさい山猿が…)
八千慧
「紹介します。この子が私の新しい部下、
美天
「初めまして!私は孫美天、我こそは聖域の斉天大聖!なんてね♪」
麟「俺は華月麟」
霊「私は博麗霊夢」
魔「霧雨魔理沙だぜ♪」
美天
「よろしくね人間さん達!♪」
麟・霊・魔
『よろしく〜』
美天
「で、八千慧様?」
八千慧
「なんですか?」
美天
「今回は何用ですか?なんか他の組の長達2人もいますけど…」
早鬼
「おっす〜」 フリフリ
饕餮
「ん」 フリフリ
美天
「(チラッ)それに…新メンバーっぽい奴もいるし」
慧ノ子
「…何よ?」 ジトー…
美天
「べっつに〜?」
慧ノ子
(相変わらず腹立つなぁあの山猿…)
慧ノ子と美天の初顔合わせは、互いに少しギスギスしていてあまりよろしくない結果に。
麟「…えっと美天だっけ?」
美天
「ん?なんだい?」
麟「いや…」 ジーッ…
美天
「どしたん?そんなに私を見つめても何もないよ?」
慧ノ子
「旦那様…?」
麟「お前…凄い気を纏ってるなって…」
美天
「ウキ?」
オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ…
霊「確かに、猿神って感じのオーラよね」
魔「猿の神様って感じだよな」
八千慧
「ですが猿神って、人に害を成す神ですよ」
霊・魔
「「うわぁ…(ドン引き)」」
美天
「八千慧様、その言い方は風評被害甚だしいですよ」
八千慧
「あ、すみません」
麟「うーん…?」
麟は、美天が身に宿している力に違和感を覚えていた。しかしその違和感がなんなのかハッキリせず、首を90°くらいにまで傾げている。
八千慧
「…華月麟、貴方は何をそんなに首を傾げているのですか?」
麟「あいつの力…どーっかで感じた事があるっていうかなんていうか…」
八千慧
「はぁ…?チョットナニイッテルカワカラナインデスガ」
饕餮
「そういう悩みは、本人に直接聞いてみれば早いだろ」
麟「だな。おい美天」
美天
「なんだ〜い?」
麟「その力、どうやって身につけた?」
美天
「この力かい?えっとね…私がまだ山猿の時に、聖域の権利を持った霊を食ったらこうなった!♪」
魔「聖域の権利を持った霊を食ったらそうなった…?なあ霊夢、野生の動物がそういう霊を食うとあんな力を身につけられるのか?」
霊「…私が知るわけないでしょ?でも…確か聖域の権利を持った霊を殺したりすると、その権利を手にする事が出来るってのは映姫から聞いた事があるわね。あと、その禁忌を犯した奴は必ず地獄に堕ちるって事も」
美天・魔
「「マジで!?」」
霊「知らずに霊を食べたわけ!?」
美天
「だって力が手に入ると思って食っただけだし〜?」 ニヘラニヘラ
八千慧
「貴女…なかなか恐れ知らずの無知ですね?」
美天
「にへへ〜♪」
八千慧
「1㎜も褒めてませんよ…」
美天
「それで?私に聞きたい事はそれだけかい?」
麟「いや、あと1つだけ」
美天
「なんだい?」
麟「お前…もしかしてなんだが、どこかで会ったことないか?」
5人
『…はぁ?』
慧ノ子
「旦那様!?」
美天
「私があんたと?会った事あるっけ〜?」
麟「確か…弱ってた山猿に握り飯を2つくらいあげて、その上で俺の力を少し分けてやった気が…」
美天
「(ピクッ)…どうしてあんたがそれを知ってるの?」
麟「どうして知ってるのって…」
「「だってその神力をあげたのは、何を隠そう俺だぜ?」」
6人
『ファッ!?』
美天
「な、何を根拠にそんな事を!?第一、あんたからはあの恩人がくれたオーラを微塵も感じないけど!?」
麟「んじゃ少し力の一端を見せてやるよ」
美天
「へ?」
麟(グッ…!!)
ボゥッ…!!
ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!
慧ノ子
「キャウンッ!?」 ビクゥッ!!
饕餮
「お、おいおい…これでほんの一部しか力を解放してないのか…!?」
早鬼
「流石は麟だ…!」
八千慧
「感心してる場合か!」
霊「麟ったら今日も絶好調ね〜」
魔「だなー」
ギャウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!
美天
「あ…あ…!?」
麟「このくらいでいいか」
フゥ…
オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ…
麟「(コキッコキッ)どうだ美天、思い出してもらえたか?」
美天
「(プルプル…)ほ、本当に…あの時の…!?だって私に力をくれたあの人は…確か小さな子供だった…!」
麟「あん時は霊力が枯渇してたから子供の姿をしてただけだ」
美天
「じゃ、じゃあ本当に…!?」
麟「そゆこと」 ピース♪
美天
「だ…」 ワナワナ…
麟「ん?」
美天
「「旦那ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!♡」」 ガバッ!!
麟「お前もそう来るタイプかよぉぉぉぉっ!?」 バターンッ!!!
霊・魔
「「今度は山猿に襲われたァっ!?」」
八千慧
「ちょっと美天!?」
早鬼
「行け慧ノ子!飛び蹴りだっ!!」
慧ノ子
「了解!(ドゥッ!!)何やっとんじゃこの山猿ぅっ!!」 バギャァッ!!
美天
「あぎゃぁぁっす!?」
ガシャーンッ!!!!
饕餮
「お前の部下も早鬼の部下と同類かよ!?」
八千慧
「不本意だ!(汗)」
麟「はぁ…はぁ…はぁ…」
慧ノ子
「(スタッ)大丈夫ですか旦那様!?」
麟「な、なんとかな…ありがとう慧ノ子」 ナデナデ
慧ノ子
「わへへ♡///」 フリフリ♡