華月麟の幻想記   作:華月麟

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旧血の池地獄へ

ザッザッザッ…

 

 

慧ノ子

「(スンスン…)あ~…この感じ、多分旧血の池地獄の方に向かっている感じですね。しかもこの匂い…人間霊も混じっている感じもしますね」

 

早鬼

「人間霊も旧血の池地獄へ向かっているのか?…一体何故?」

 

慧ノ子

「それは私にも分からないですけど、匂いはするので…」

 

八千慧

「人間霊が閻魔や造形神の管理から離れて旧血の池地獄へ向かっている…?何か裏があるように思えますね…」

 

饕餮

「裏があるねぇ…?もしその推察が当たっていたとしたら、誰かが裏で糸を引いているようにしか思えんがな…」

 

美天

「私もそう思いますね~」

 

麟「なあ2人共、もし今回の件が誰かの手によって裏を引かれていたとしたら、そいつの目的はなんだと思う?」

 

霊「さあ?そもそも人間霊や動物霊を1ヶ所に集めるとしても、そんな事をして何になるっていうのかしら?」

 

魔「何かを集めるって意味では、かなり前に幽々子が起こした〖春雪異変〗があるよな」

 

霊「あ~…そんな事もあったわね。でも、幽々子はなんであの異変起こしたんだったかしら?」

 

魔「西行妖を満開にしたかったってあいつは言ってたぜ?なんでも、あの木の下には誰かが眠ってるから起こしてやろうとか…」

 

霊「つまり…西行妖を満開にすると、木の下で眠ってる誰かが蘇るって事なのかしら?」

 

魔「そういう事だろ?」

 

麟「で、今回の件と重ね合わせて考えてみると…大勢の人間霊と動物霊を使って旧血の池地獄に眠っている何かを蘇らせようとしてるのか?」

 

饕餮

「蘇らせるって…何をだ?」

 

麟「知らん、ただそう思っただけだ」

 

慧ノ子

「もうすぐ旧血の池地獄に着きますよ~!」

 

 

 

~旧血の池地獄~

 

 

オォォォォォォォォォォォォッ…

 

 

魔「うわぁ…ここが旧血の池地獄かぁ…」

 

霊「あまり長居したくない場所ね…」

 

麟「久しぶりに来たな」

 

早鬼

「饕餮…よくお前、こんな息苦しい場所で生活出来るな?」

 

饕餮

「なんでだ?ここは心の底から気分良く過ごせる場所だぞ?」

 

早鬼

「…はぁ?」

 

八千慧

「饕餮のような身体が頑丈過ぎる奴には、もってこいの場所なんですよきっと(ヤケクソ)」

 

早鬼

「そっか~(納得)」

 

美天

「それで…旧血の池地獄に到着しましたけど、これからどうします?」

 

饕餮

「とうするって、今こそ私の部下を呼ぶ時だろ!この旧血の池地獄なら、あいつが頼みの綱になりそうだからな」

 

八千慧

「ではさっさと呼んじゃってください」

 

饕餮

「雑に振るなぁ…まあいいや。スー…」

 

 

「「お~い、ちやり~」」

 

 

ブクブクブクブク…

 

 

麟・霊・魔

『ん?』 チラッ

 

 

ザバァッ

 

 

?「なんすか~?」

 

 

麟「うおぉ!?血の海からなんか出てきた!?」

 

霊「こんな生臭い海によく潜ってられるわね…」

 

魔「どうかしてるぜ…」

 

?「…なんなんすか、初対面の相手に失礼っすねあんたら」

 

饕餮

「ようちやり」

 

?「どもっす饕餮~」

 

饕餮

「紹介する、こいつは天火人(てんかじん)ちやり。私の新しい部下だ」

 

ちやり

「天火人ちやりっす~どうぞよろしくっす」

 

麟「ず、随分と無作法な感じのタイプだな…。お、俺は華月麟だ」

 

霊「博麗霊夢よ」

 

魔「霧雨魔理沙だぜ~」

 

ちやり

「よろしくっす~」

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