華月麟の幻想記   作:華月麟

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続く激痛

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

 

麟「ぬうっ…!!あぁぁああぁぁあぁぁっ!!」 グッ…ガタッ‼

 

痛みに襲われていた麟は少しずつ耐えられなくなっていた。

 

永「麟!やはり危険よ!今からでも遅くないわ!?麻酔を!」

 

麟「い、いらない…!この程度の痛み…あの時に比べてしまえばどうということは無い…!!」 キッ…‼  グググッ…!!!

 

麟は体勢を立て直し、再び痛みに耐え始めていた。

 

永「まだ傷は残っているわ…覚悟はいいわね?」

 

麟「当たり前だ…っ!!完全に抹消されるまで耐え抜いてみせる!」

 

 

~診察室~

 

一方診察室では

 

妹「おい!永琳は中で麟に何をしてやがる!!」

 

輝「今すぐ中に入れなさい!」

 

霊「今はダメよ!」

 

魔「今、あいつは戦ってるんだぜ!」

 

悲鳴を聞きつけた蓬莱人2人を、人間2人が必死に塞き止めていた。

 

 

~診察室外~

 

鈴仙「な、なんか大変な事になってる…」 アワアワ…

(こ、これじゃ治療室までいけないぃぃ…)

 

てゐ「メディ、なんか知ってるなら教えてくれてもいいんじゃない?」

 

メディ「兄ちゃが戦ってる…」

 

影「兄ちゃ?兄ちゃって麟の事?麟が戦ってるってどういうこと?」

 

外では兎と狼が中に入れずにおどおどしていた。

 

 

~治療室~

 

麟「はぁっ…はぁっ…!」 ポタポタ…

 

麟は大量の汗をかきながら耐え続けていた。

 

シュゥゥゥゥゥゥゥ…

 

麟「がぁっ…!!ぐぅぅっ…ぬぁぁぁっ!!」 グググッ!!!

 

永「あともう少しよ…!耐え抜いて!」

 

ジュゥゥゥゥゥゥゥゥ…

 

一番傷が深い所はさらに強い痛みが急襲してきていた。

 

麟「うぐっ…!?うあぁぁぁああぁぁぁっ!!!」 ブンブン‼

・頭を左右に強く振り

(耐えろ…!こんな痛み…あの時に比べてしまえば可愛いモノだっ!!)

 

永「ここが一番の難所よ…!」 ヌリヌリ

 

永琳は残りの治療薬を全て背中に塗り込んだ。それと同時に今までで最大の激痛が走りだした。

 

ジュゥゥゥゥゥゥゥゥッ…‼

 

麟「くぅぅぅ…っ!?がぁぁああぁあぁぁっ!!!」

 

 

 

 

~診察室~

 

妹「もう我慢ならん!!どけっ!!」 ドンッ‼

・霊夢を押しのけ

 

霊「(ドサッ‼)ちょ、ちょっと!?」

 

輝「どいて!魔法使い!」 ドンッ‼

・魔理沙を押しのけ

 

魔「(ドサッ‼)いってぇ!?なんて馬鹿力だ!?」

 

 

ガララッ!!!

 

妹・輝「「麟! っ…!?」」

 

治療室に押し入った蓬莱人2人が目にした光景は

 

麟「…」 グッタリ

 

永「成功よ…麟」

 

治療台の上でぐったりとしている麟にナニかをした永琳がそばに立っていた。

…事情を知らない2人にとってはそう見えていた。

 

妹「永琳…お前…!?」

 

輝「麟にナニをしたの…?!」

 

永「ひ、姫様!?それに妹紅!?」

 

妹「てめぇ!麟にナニしやがった!!」 ボウッ!!!

・激昂し、戦闘態勢に

 

輝「永琳…貴女…!」 カッ‼

・手のひらを構え弾幕を放つ体制に

 

永「ふ、2人共落ち着いて!?これには訳があるのよ!」

 

妹「黙れ!!」 ガゥゥンッ‼

 

輝「見損なったわ!」 ズバァッ‼

 

2人は永琳めがけて攻撃をした。

 

永「ッ…!」

 

 

 

バチィンッ‼

 

 

 

永(あ、あれ?攻撃が当たって…ない?)

 

恐る恐る2人の方を見ると…

 

 

 

 

麟「くっ…!」 ジジジジジジッ…

 

 

 

永「麟…!?貴方、気を失っていたんじゃ…」

 

 

必死に2人の攻撃を止めている麟の姿が。

 

妹・輝「「麟!?」」

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